4200万円の一戸建て購入、フルローンは大丈夫?不安定な収入と出産を控えた状況での賢い選択とは

現在の賃貸から諸費用込4200万フルローンの一戸建てに移ろうかと考えています。夫は資格取得勉強中で収入が不安定ですが手取り20万です。私は年収560万の公務員(31歳転勤なし、手取り24万、賞与あり)です。6月に出産予定です。貯金は、私が今まで趣味に散財しており、趣味を止めて急いで貯めた250万しかありません。出産準備等で必要だと思うので、諸費用込・頭金なしのローンにしようかと考えています。その他の借入はありません。銀行で仮審査したところ、4200万なら貸せます、優遇金利で月々12.4万円の返済と言われました。現在の賃貸の家賃が10.7万なので、そんなに無謀ではないかと思うとともに、やはりフルローンは怖いという思いもあります。(貯蓄しなかったことを後悔しきりです)賃貸マンション(40平米)だと、手狭であり、隣の部屋の笑い声が時々聞こえてますので、赤ちゃんがいたら迷惑かな・・と心配なことと、エレベータなしの3階に住んでいるので、子連れだと上り下りが大変だろうかという心配があります。マンション自体は新しくて周辺の環境もよく、気に入っています。中古一戸建てを買った場合は、私の実家の近く(都心)なので子育てのサポートが期待できます。現在の賃貸だと、実家まで電車と徒歩で40分くらいかかります。ちなみに、夫の資格は再来年の秋に取得見込みですが、その後就職できるかは保証はありません。就職できなくても、月に5万~10万はバイトなりして稼いでもらうつもりです。(本人も当然そのつもりです)不安を押してでも、住宅ローンを組んだほうが得策でしょうか。それとも、夫の就職がきまり、私が仕事に復帰してから買ったほうがよいでしょうか。迷っています。

現在の状況と将来の展望

ご夫婦の状況を整理すると、ご主人の収入不安定、奥様の公務員としての安定収入、6月に出産予定、貯蓄250万円、4200万円の住宅ローンを検討中、ということがわかります。 賃貸マンションは手狭で、子育て環境としてはやや不便な点があります。一方、中古一戸建ては実家近くで子育てサポートを受けやすいというメリットがあります。 夫の資格取得後の就職は不確定要素であり、そのリスクも考慮する必要があります。

フルローンによる住宅購入のリスクとメリット

4200万円のフルローン、月々12.4万円の返済は、現在の収入から見るとギリギリのラインと言えます。 メリットとしては、実家近くの戸建てに住むことで子育てサポートを受けられること、広々とした住空間が得られること、将来的な資産形成になる可能性があることなどが挙げられます。しかし、リスクも無視できません。

  • 収入の不安定性:ご主人の収入が不安定なため、返済が滞る可能性があります。
  • 出産による収入減:出産後、奥様が育児休暇を取得した場合、収入が減少します。育休明けの復職についても、職場環境によっては難しい場合もあります。
  • 予期せぬ支出:住宅購入後には、修繕費やリフォーム費用など、予期せぬ支出が発生する可能性があります。フルローンでは、こうした支出に対応できる余裕が少なくなります。
  • 金利上昇リスク:将来、金利が上昇した場合、返済額が増加する可能性があります。

具体的な対策と検討事項

現状を踏まえ、より賢い選択をするための具体的な対策と検討事項を以下に示します。

1. 収入の見通しを明確にする

ご主人の資格取得後の就職活動について、具体的な計画を立てましょう。 就職活動の進捗状況、想定される年収、就職活動期間などを明確にすることで、住宅ローンの返済計画に反映させることができます。 また、ご主人がアルバイトで月5~10万円稼ぐという計画も、具体的なアルバイトの種類、勤務時間などを考慮し、現実的なものかどうかを検証する必要があります。

2. 貯蓄を増やす努力をする

出産準備費用に加え、住宅購入後の修繕費やリフォーム費用、子どもの教育費などを考慮すると、現在の貯蓄250万円では心もとないと言えます。 出産前に、奥様がお仕事で貯蓄を増やす努力をする、または、出産後、可能な範囲でパートタイムの仕事などを検討することも視野に入れましょう。

3. ローン条件の再検討

仮審査では4200万円の融資が可能と判断されましたが、金利や返済期間、返済方法などを改めて検討しましょう。 例えば、返済期間を長くすることで月々の返済額を減らすことができますが、総返済額は増加します。 また、変動金利と固定金利のメリット・デメリットを比較検討し、ご自身の状況に最適な金利を選択することが重要です。 複数の金融機関で比較検討し、より有利な条件を探しましょう。

4. 住居の選択肢を広げる

中古一戸建てにこだわらず、新築マンションや土地付き一戸建てなども検討してみましょう。 予算に合わせて、より現実的な選択肢を探ることで、無理のない住宅購入が可能になります。 また、立地条件についても、子育てサポートを受けやすい場所だけでなく、通勤時間や生活利便性なども考慮することが重要です。

5. 専門家への相談

住宅ローンアドバイザーやファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することで、より客観的な視点からアドバイスを受けることができます。 専門家の意見を参考に、ご自身の状況に最適な住宅購入プランを立てましょう。

専門家の視点:ファイナンシャルプランナーからのアドバイス

ファイナンシャルプランナーの視点から見ると、現在の状況では4200万円のフルローンはリスクが高いと言えます。 ご主人の収入が不安定であること、出産による収入減の可能性、そして貯蓄が少ないことが大きな懸念材料です。 まずは、ご主人の就職活動の成功確率を高めるための支援、そして、貯蓄を増やす努力が不可欠です。 住宅購入は、人生における大きな決断です。 無理のない範囲で、将来を見据えた計画を立てることが重要です。

まとめ:段階的なアプローチで賢く選択を

すぐに住宅購入を決断するのではなく、まずはご主人の就職活動、貯蓄の増加、そしてローン条件の再検討など、段階的にアプローチしていくことをお勧めします。 焦らず、慎重に検討することで、より安心で幸せな住まい選びができるでしょう。 ご自身の状況を正確に把握し、専門家の意見も参考にしながら、最適な選択をしてください。

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