40代女性、映像スタイリストからの転職:職務経歴書とキャリア戦略

会社員経験後、映像など撮影用のスタイリスト・装飾の仕事(※服、アパレル系では無く、家具・雑貨などの方です)を10年以上してきました。女、もうすぐ40歳です。楽しい仕事ですが、ライフワークバランスを考え、一生やるには体力的に厳しく、休日と収入の不規則さが将来に不安、いずれ都心から出たい気持ちもあり、転職を試みていますが苦戦しています。正直、経験を活かせる転職先や方法がわかりません。。経歴書に書ける業務内容は沢山あるのですが、どうやら専門的?過ぎて、同業界でしか通用しなさそうです。また、雇用形態は社員制度はあまり無い業界で、下っ端の頃から誰かに師事するか、数人と組んで仕事を受け、その都度、業務委託というかギャラ制度でした。面接では私の説明も悪いのか、いわゆる“フリーランス”と勘違いされて=会社経験が無い、協調性なさそう、華やかな世界から何故転向を?みたいに思われてる時もありました。業界はマスコミですが職種は制作やディレクターでは無く、どちらかと言うと職人や美術部門に当たりますが、転職サイトのレジュメ欄にはその該当項目もありません。いわゆる転職サイトに登録したら、テレビディレクターや制作の求人紹介メールばかり来ます、全く別物なのに…。クライアントはいますが、一般顧客向けの住宅やイベントの仕事では無いため、資格もいりませんし個々のスキルは曖昧で、いわゆる現場叩き上げの世界です。多少センスが無くても動ければ重宝してくれます。同業で、我々の上にいるデザイナーは、図面やデザイン画・パースが書けるので一般企業の空間デザインに何とか転向する方もいますが、私は登場人物を想像して物を用意してセッティングする専門で、いわゆる一般のインテリアコーディネーターに必要なパースやプレゼンスキルは必要無く、経験もあまり無いです。イラレ・フォトショで何かと製作はしますがグラフィックデザイナー程は使いません。自分なりの売りは、、撮影現場は毎回何があるかわからない為、前々からシュミレーションしての段取り、様々な人物のライフスタイルを想像しての物選び、その場で臨機応変に対応する柔軟性と現場力、何でもやってみてしまう行動力。仕事ごとに会う人が変わるので人見知りが無い事、、後は物に対する並々ならぬ愛情?でしょうか…私も同業者仲間も、いつの間にかプライベートではDIYやちょっとした内装、イベント企画に参加したり幹事やPTA・保護者会のリーダーなどを自然とやれてしまうタイプが多いです。その辺りも何か活かせないかなと思っています。食・住に公私共に興味がある為、インテリア、雑貨などに引き続き関わりたかったのですが、金銭面も1から・アルバイトでもいいのに、そちら方面は店舗や総合職を受けても不採用続きで、やり方か考えを変えようとしています。店舗やコンセプトのディスプレイ業界にも興味がありますが、似て非なる業界で全く伝がわかりません。実は年齢的問題が一番難しいと感じていて、正直、企業に入れる気も無くなってきました。。何かアドバイスお願いします。また、今からでも勉強するとしたら、何がいいでしょうか?試したいです。(雇われないなら自営業への道を選ぶにしても。)

1. 経験を活かした転職戦略:強みを明確化しよう

10年以上培ってきた映像スタイリストとしての経験は、決して無駄ではありません。問題は、その経験をどのように伝え、企業が求めるスキルと結びつけるかです。現状の悩みを整理すると、以下の3点が課題として挙げられます。 * **専門性の高すぎるスキル:** 映像業界特有のスキルが、他の業界では理解されにくい。 * **非正規雇用での就業:** 正社員経験がないことが、企業から敬遠される可能性がある。 * **年齢による不安:** 40代という年齢が、転職活動におけるハンデになっていると感じている。 これらの課題を克服するために、まず重要なのはあなたの強みを明確化することです。 質問文から読み取れるあなたの強みは、以下の通りです。

  • 空間演出力: 人物のライフスタイルを想像し、それに合わせた空間演出ができる。
  • 柔軟性と臨機応変な対応力: 変化の多い撮影現場で、状況に合わせて対応できる。
  • 問題解決能力: 事前に綿密な計画を立て、現場で発生する問題を解決できる。
  • コミュニケーション能力: 様々な人と円滑にコミュニケーションを取れる。
  • DIYスキルとリーダーシップ:** プライベートでもDIYやイベント企画、リーダーシップを発揮している。
  • 物への愛情:** インテリアや雑貨への深い愛情と知識。

これらの強みを、具体的なエピソードを交えて職務経歴書に記述することで、企業にあなたの能力を効果的に伝えられます。例えば、「〇〇という撮影で、限られた予算と時間の中で、クライアントの要望を満たす空間を演出した」といった具体的な事例を記載することで、抽象的なスキルを具体的に示すことができます。

2. 職務経歴書の書き方:アピールポイントを効果的に表現する

職務経歴書は、あなたの経験を効果的に伝えるための重要なツールです。 これまでの経験を、単に時系列に並べるのではなく、成果を重視した記述を心がけましょう。

2-1. 業界の壁を越えるキーワード

転職サイトでは「テレビディレクター」や「制作」といったキーワードに反応して求人紹介が来ているとのことですが、これはあなたのスキルがシステムに正しく認識されていない可能性があります。 そこで、職務経歴書では、業界の壁を越えるキーワードを意識的に使用しましょう。 例えば、あなたの経験を以下のように表現することで、インテリア業界への転職にも繋がる可能性があります。 * **「空間スタイリング」:** 映像撮影だけでなく、空間全体のスタイリングに携わってきた経験を強調する。 * **「インテリアコーディネート(撮影用)」:** 撮影用のインテリアコーディネート経験を明確に示す。 * **「プロップスタイリング」:** 小道具の選定や配置といったスキルをアピールする。 * **「現場管理」:** 撮影現場の段取りや進行管理能力を強調する。 * **「顧客ニーズへの対応」:** クライアントの要望を的確に捉え、満足度の高い結果を生み出してきた経験を示す。 * **「問題解決能力」:** 撮影現場で発生した問題を解決した経験を具体的に記述する。

2-2. 成果を重視した記述

それぞれの仕事でどのような成果を上げたのかを具体的に記述しましょう。 例えば、 * 「予算を抑えつつ、クライアントの要望を100%満たす空間を演出することに成功し、クライアントから高い評価を得た」 * 「撮影現場で発生したトラブルを迅速に解決し、撮影スケジュールに遅延なく作業を終えることができた」 * 「独自のアイデアで空間を演出することで、クライアントの売上を〇〇%向上させた」 といったように、数値データを用いて成果を明確に示すことが重要です。

2-3. フリーランスとの差別化

フリーランスと誤解されないように、チームワークや協調性を強調しましょう。 例えば、 * 「複数名のスタッフと協力して、大規模な撮影プロジェクトを成功に導いた経験がある」 * 「ディレクターやデザイナーと連携し、クライアントの要望を共有し、実現可能なプランを作成した」 といった記述を加えることで、チームプレーヤーとしてのあなたの能力をアピールできます。

3. 転職活動の戦略:ターゲットを絞り込む

年齢や経験を考慮すると、すべての企業に応募するのではなく、ターゲットを絞り込むことが重要です。 * **中小企業:** 大企業よりも、柔軟な社風で年齢に寛容な中小企業をターゲットにする。 * **デザイン事務所:** 空間デザインやインテリアデザインを手がけるデザイン事務所は、あなたの経験が活かせる可能性が高い。 * **イベント会社:** イベント装飾や空間演出の経験を活かせる。 * **住宅関連企業:** 住宅展示場やモデルハウスのスタイリングなど、あなたのスキルが活かせる可能性がある。 これらの企業をターゲットに、求人情報サイトだけでなく、人材紹介会社も活用することをお勧めします。人材紹介会社は、非公開求人の情報も持っているので、あなたのスキルに合った仕事を紹介してくれる可能性が高いです。

4. 今から始めるスキルアップ:将来の選択肢を広げる

年齢を理由に転職を諦めるのではなく、スキルアップによって将来の選択肢を広げましょう。 * **インテリアコーディネートの基礎知識:** インテリアコーディネートに関する書籍や講座を受講することで、専門的な知識を習得できる。 * **CADソフトの習得:** AutoCADやSketchUpなどのCADソフトを習得することで、図面作成能力を向上させることができる。 * **プレゼンテーションスキル:** 効果的なプレゼンテーションスキルを習得することで、クライアントへの提案力を高めることができる。 * **ポートフォリオの作成:** これまでの作品をまとめたポートフォリオを作成することで、あなたのスキルを視覚的にアピールできる。 これらのスキルを習得することで、より多くの企業から注目を集めることができるでしょう。

5. 自営業の可能性:独立開業のメリット・デメリット

企業への就職が難しく、年齢的な不安も強いのであれば、独立開業という選択肢も検討してみましょう。

5-1. メリット

* **自分のペースで仕事ができる:** 時間や場所にとらわれず、自分のペースで仕事を進めることができる。 * **収入の向上:** 頑張り次第で収入を大きく増やすことができる。 * **自分の好きな仕事ができる:** 自分の得意分野や好きな仕事に集中できる。

5-2. デメリット

* **安定した収入が得られない:** 仕事が安定せず、収入が不安定になる可能性がある。 * **経営に関する知識が必要:** 経営に関する知識やスキルが必要となる。 * **一人で全ての業務をこなす必要がある:** 一人で全ての業務をこなす必要があるため、負担が大きくなる可能性がある。 独立開業は、リスクも伴いますが、あなたの経験とスキルを活かして、より自由に仕事をすることができる可能性を秘めています。 まずは、市場調査を行い、あなたのサービスに対する需要があるかどうかを確かめることから始めましょう。

まとめ

40代からの転職は決して容易ではありませんが、あなたの経験とスキルを活かす道は必ずあります。 強みを明確化し、効果的な職務経歴書を作成し、ターゲットを絞り込んだ転職活動を行うことで、必ず成功する可能性を高めることができます。 年齢をハンデと捉えるのではなく、これまでの経験と培ってきたスキル、そしてこれから身につけようとするスキルを武器に、新たなキャリアを築いていきましょう。 必要であれば、専門家のサポートを受けることも検討してみてください。

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