36帖LDKの冷房、エアコン1台で大丈夫?三菱霧ヶ峰9kWの能力と設置方法を徹底解説

エアコンの効きについて 新築計画中です。 LDKが約36帖の予定ですが、冷房時のエアコン(三菱霧ヶ峰予定9KW)で1台でまかなえるでしょうか? 天井高は2200mmと少し低めです。 暖房時は薪ストーブが設置予定ですので問題ありません。 ※設計士さんは壁掛けエアコンと床置きのエアコンの2台置きを検討してみますとのことでした。しかし床置きのエアコンは値段も高くスペースも取られるので乗り気ではありません・・・。 アドバイスお願いします。

36帖LDKの冷房、9kWエアコン1台で足りる?

36帖のLDKに9kWのエアコン1台で冷房を賄えるかどうかは、いくつかの要素によって左右されます。設計士さんの提案である2台設置も決して間違いではありません。 まずは、ご質問にある条件と、エアコンの能力を左右する要素を整理してみましょう。

エアコン能力を左右する要素

* **LDKの形状と断熱性能:** LDKの形状が細長い場合や、窓が多く日射熱の影響を受けやすい場合は、冷房能力が不足する可能性があります。また、家の断熱性能が低いと、冷気が外に逃げてしまい、エアコンの負担が増加します。高気密・高断熱住宅であれば、1台でも十分な可能性が高まります。
* **天井高:** 天井高が2200mmと低めなことは、冷房効率にプラスに働く可能性があります。高い天井だと冷気が滞留しやすいため、低い天井の方が冷気が均一に広がりやすい傾向があります。
* **窓の向きと大きさ:** 南向きの大きな窓がある場合、日射熱の影響を大きく受けます。西日も同様です。遮熱カーテンや窓ガラスフィルムなどを検討することで、エアコンの負担を軽減できます。
* **日当たりと日射遮蔽:** 日当たりが良いということは、それだけ室温が上昇しやすいということです。外からの熱を遮断する工夫が重要になります。
* **使用人数と生活スタイル:** LDKでの活動状況も影響します。多くの人が集まり、活動的な生活を送る場合は、冷房能力が不足する可能性があります。
* **設置場所:** エアコンの設置場所も重要です。風の流れを考慮し、効率的に冷気が循環する場所に設置する必要があります。

9kWエアコンの能力と36帖LDKへの適合性

9kWのエアコンは、一般的に20畳~28畳程度の広さに対応するとされています。しかし、これはあくまで目安であり、上記の要素によって実際は大きく変わってきます。36帖(約60㎡)は、一般的な目安を大きく超える広さです。そのため、1台のみで十分な冷房能力を確保できるかは、非常に微妙なところです。

特に、断熱性能が低い建物や、日射熱の影響を受けやすい建物では、9kWエアコン1台では能力不足となる可能性が高いでしょう。

具体的な解決策とアドバイス

設計士さんの提案である2台設置は、確実な冷房能力を確保するという意味では有効な手段です。しかし、コストやスペースの制約があるとのことですので、以下の対策を検討してみましょう。

1. 断熱性能の向上

新築段階であれば、断熱性能の向上は非常に重要です。高性能な断熱材を使用したり、窓の性能を上げることで、冷房効率を大幅に向上させることができます。これにより、9kWエアコン1台でも十分な可能性が出てきます。

2. 日射遮蔽対策

* **遮熱カーテン:** 日射熱を効果的に遮断する遮熱カーテンを使用しましょう。特に南向きの窓には必須です。
* **窓ガラスフィルム:** 窓ガラスに貼るフィルムも効果的です。遮熱効果の高いフィルムを選ぶことが重要です。
* **庇(ひさし)やオーニング:** 建物の設計段階であれば、庇やオーニングを設置することで、日射熱を建物内部に侵入させにくくすることができます。

3. エアコンの設置場所の最適化

エアコンは、風の流れを考慮して設置する必要があります。風の流れを妨げるような家具の配置は避け、冷気が部屋全体に効率的に行き渡るようにしましょう。

4. その他の冷房補助

* **シーリングファン:** シーリングファンは、空気を循環させることで、冷房効率を向上させます。
* **窓用エアコン:** LDKの一部に窓用エアコンを設置するのも一つの手です。

5. 専門家への相談

エアコンの選定や設置場所については、専門家の意見を聞くことが重要です。エアコン販売店や設計事務所などに相談し、最適なプランを検討しましょう。

まとめ:36帖LDKの冷房は慎重に計画を

36帖のLDKを9kWエアコン1台で冷房するのは、条件によっては難しい場合があります。断熱性能、日射遮蔽、エアコンの設置場所などを考慮し、必要に応じて追加の冷房設備や対策を検討することが重要です。専門家と相談しながら、快適な空間を実現しましょう。 配管、電源の確保は、将来的なエアコン増設の可能性も考慮すると、しておく方が安心です。

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