36坪住宅における全館空調の電気代とランニングコスト:メリット・デメリットを徹底解説

全館空調について 家の大きさは一般的な36坪程度の家とします。 全館空調は、イニシャルコストに200万(換気含む)とのことですが、電気代は1年間の間にどのくらいかかるものでしょうか? 空調がいらない春と秋はきっておくということもできるのでしょうか?それとも、1年中つけておいたほうが機械にはいいのでしょうか? 夏と冬の電気代はそこまでかからないようなことを聞いて、家の中が全室快適ならと考えたのですが、どうですか? イニシャルコストは高いですが、寿命が30年ということもあって、エアコンを10年で全室買い換えるのとそこまでかわらないかなとも思っています。 1年に1度の清掃に12000円くらいかかるそうですが、それもそれくらいならいいやとおもっているのですが、壊れたときはわかりません・・・。 詳しい方や、実際に使っていらっしゃる方がいれば教えてください。補足kamapan2006さんご回答ありがとうございます。 今新築を考えていて、Q値と、C値はわかりません。 床下温水ラジエーター式というのは、床暖房でしょうか? トイレと洗面・浴室などの温度を適温に保ちたいのですが、それは可能ですか??

全館空調の電気代:36坪住宅の場合

36坪程度の住宅における全館空調の年間電気代は、地域、気候、使用状況、機種によって大きく変動します。正確な金額を算出するには、専門業者によるヒアリングとシミュレーションが不可欠です。しかし、一般的な目安として、年間10万円~20万円程度と考える方が良いでしょう。

影響を与える主な要素

  • 地域・気候:寒冷地では暖房に多くの電力を消費します。
  • 住宅の断熱性能:Q値(熱損失係数)とC値(隙間面積)が低いほど、省エネ効果が高まり、電気代を抑えられます。質問者様はQ値、C値が不明とのことですので、設計図面等で確認いただくか、建築業者に確認することをお勧めします。
  • 使用状況:夏冬だけでなく年中稼働させるか、季節に応じて運転を調整するかで大きく変わります。設定温度も重要な要素です。
  • 機種:機種によって消費電力が異なります。高効率機種を選ぶことで電気代を削減できます。
  • HEMS(ホームエネルギー管理システム)の活用:電力使用状況を把握し、効率的な運用に役立ちます。

春と秋の運転について:年中稼働?それとも季節オフ?

春や秋は、全館空調を停止することも可能です。しかし、年中稼働させる方が機械の寿命を延ばすことに繋がり、故障リスクを低減できるという意見もあります。これは、頻繁なON/OFFによる機械への負担を軽減するためです。ただし、電気代の増加は避けられません。

最適な運転方法は、ご自身の使用状況や経済状況を考慮して決定する必要があります。例えば、春や秋の快適温度を維持するために、室温設定を控えめにする、あるいは、時間帯を限定して運転するといった工夫も可能です。

夏冬以外の電気代:本当に安い?

夏冬以外の電気代が低いという話は、必ずしも真実ではありません。全館空調は、常に一定の温度を保つように設計されているため、春や秋でも、外気温との差を埋めるために一定の電力を消費します。ただし、エアコンと比べて消費電力が少ない機種もありますので、機種選定は重要です。

イニシャルコストとランニングコストの比較:エアコンとの比較

全館空調のイニシャルコストは高額ですが、30年という長い寿命を考えると、10年ごとのエアコン交換と比較して、トータルコストはそれほど変わらない、あるいは安くなる可能性があります。ただし、これはあくまで計算上の話であり、実際には故障や修理費用が発生する可能性も考慮する必要があります。

清掃費用と故障時の費用

年間12,000円の清掃費用は、妥当な範囲内と言えるでしょう。しかし、故障時の修理費用は、数万円から数十万円と高額になる可能性があります。そのため、保証期間やメンテナンス契約の内容を事前に確認し、万が一の事態に備えておくことが重要です。

床下温水ラジエーター式とトイレ・洗面・浴室の温度

床下温水ラジエーター式は、床暖房の一種です。全館空調システムによっては、床暖房と連携して、トイレ、洗面所、浴室などの温度を適温に保つことが可能です。ただし、全てのシステムで対応しているわけではないため、導入前に必ず確認が必要です。

専門家の意見:建築士や設備業者への相談

全館空調の導入を検討する際には、建築士や設備業者に相談することを強くお勧めします。彼らは、住宅の断熱性能やライフスタイルを考慮した上で、最適なシステムを提案してくれます。また、電気代やランニングコストについても、より正確な見積もりを作成してくれます。

まとめ:全館空調導入のメリットとデメリット

全館空調は、家全体を快適な温度に保つことができる優れたシステムですが、高額なイニシャルコストとランニングコストが課題となります。導入を検討する際には、メリットとデメリットを十分に理解し、ご自身のライフスタイルや経済状況に合った選択をすることが重要です。

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