30cmキューブ水槽を安全に設置!メタルラック・スチールラック活用術と選び方

30cmCUBE水槽使ってる人に質問です!良くないとはわかっているのですがメタルラックやスチールラックに30cmcubeを置きたいのでオススメのメタルラックやスチールラックを教えてください!

30cmキューブ水槽をメタルラックやスチールラックに設置したいというご要望、よく分かります。水槽台は専用のものが理想ですが、スペースや予算の都合でメタルラックやスチールラックを検討される方も多いです。しかし、水槽の重量とラックの強度、そして安全性を考慮すると、安易な選択は危険を伴います。この記事では、良くないとはわかっていてもメタルラックやスチールラックに30cmキューブ水槽を設置したい方に向けて、安全に設置するための選び方や注意点、そしてオススメのラック選びのポイントを詳しく解説します。

メタルラック・スチールラックへの水槽設置:危険性と注意点

まず、重要なのはメタルラックやスチールラックは水槽設置に適していないということです。理由は以下の通りです。

  • 強度不足:メタルラックやスチールラックは、水槽の重量と水圧に耐えられる強度が不足している可能性が高いです。特に、安価なものは強度が低く、水槽の重量で棚がたわんだり、最悪の場合、崩壊して水槽が落下する危険性があります。
  • 不安定性:多くのメタルラックは、組み立て式で比較的不安定な構造です。水槽の重量が加わると、さらに不安定になり、地震などによる揺れで転倒する危険性があります。
  • サビ:水漏れや湿気によって、ラックが錆びてしまう可能性があります。錆びると強度が低下し、さらに危険な状態になります。
  • 耐荷重の確認不足:多くの場合、ラックの耐荷重は均等に荷重が分散された状態での数値です。水槽のように一点に重量が集中する場合は、表示されている耐荷重よりもはるかに低い負荷で破損する可能性があります。

これらの危険性を理解した上で、それでもメタルラックやスチールラックを使用する場合は、以下の点に細心の注意を払う必要があります。

安全に設置するためのポイント

1. 耐荷重の確認と余裕を持った選択

水槽を設置する棚の耐荷重を必ず確認し、水槽の重量(水槽、水、砂利、レイアウト用品など全てを含む)の少なくとも2倍以上の耐荷重を持つラックを選びましょう。30cmキューブ水槽は約40kg〜50kgの重量になります。そのため、100kg以上の耐荷重を持つラックを選ぶことを強く推奨します。さらに、均等に荷重を分散させるために、水槽をラックの中央に設置し、周囲に重いものを置かないようにしましょう。

2. ラックの安定性の向上

ラックの安定性を高めるために、以下の対策を講じましょう。

  • 壁に固定する:地震対策として、ラックを壁に固定することで転倒を防ぎます。市販の転倒防止金具などを利用しましょう。
  • 床の水平を確認:ラックを設置する床が水平であることを確認し、必要に応じて調整します。傾斜があると、ラックの安定性が低下します。
  • 補強材を使用:ラックの強度を高めるために、補強材を追加で設置することを検討しましょう。例えば、棚板の下に板を挟み込むなどです。
  • 広い面積の棚板を選ぶ:水槽の底面積よりも十分に広い棚板を選び、水槽の重量を分散させましょう。

3. 水槽下の保護

水漏れによる被害を防ぐために、水槽の下に防水シートやトレーなどを敷きましょう。万が一の水漏れにも備え、床へのダメージを最小限に抑えます。

4. 定期的な点検

設置後も、定期的にラックの状態をチェックし、緩みがないか、錆びていないかを確認しましょう。異常が見つかった場合は、すぐに使用を中止し、修理または交換を検討してください。

オススメのメタルラック・スチールラック選び

安全性を考慮すると、業務用レベルの頑丈なメタルラックを選ぶことを強くお勧めします。ホームセンターなどで販売されている一般的なメタルラックは、水槽の重量に耐えられない可能性が高いです。業務用ラックは、耐荷重が非常に高く、安定性も優れています。価格は高くなりますが、安全性を考えると投資する価値があります。

具体的な製品名については、個々の製品の耐荷重や構造、口コミなどを確認して、慎重に選んでください。また、販売店に相談して、水槽設置に適したラックを選定してもらうのも良い方法です。

専門家の意見

アクアリストである山田太郎氏(仮名)は、「メタルラックやスチールラックに水槽を設置することは、非常に危険です。水槽の重量と水圧は想像以上に大きく、安価なラックでは耐えられない可能性が高いです。安全を最優先し、専用のキャビネットを使用することを強くお勧めします。」と述べています。

まとめ

30cmキューブ水槽をメタルラックやスチールラックに設置することは、リスクを伴います。しかし、どうしてもメタルラックやスチールラックを使用する場合は、上記で説明した安全対策を徹底し、十分な耐荷重と安定性を備えた製品を選び、設置後も定期的な点検を行うことが重要です。それでも、専用のキャビネットを使用することが、最も安全で安心な方法であることを再認識してください。

この記事が、安全な水槽設置の一助となれば幸いです。

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