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1. 化粧板をはがして壁紙を貼るDIYは可能?注意点も解説
30年経過した一軒家の化粧板を剥がして壁紙を貼るDIYは、可能ですが、難易度が高く、多くの注意点があります。経験がない方にとっては、かなりハードルが高い作業と言えるでしょう。
作業の可否
可能です。ただし、下地処理が非常に重要になります。化粧板を剥がすと、下地の状態が様々です。石膏ボード、ベニヤ板、コンクリートなど、素材によって下地処理の方法が異なります。また、古い家屋の場合、下地が劣化している可能性もあります。下地を適切に処理しないと、壁紙が剥がれたり、浮いたりする可能性があります。
注意点
- 予想以上の汚れと埃:作業中は大量の粉塵が発生します。しっかりと養生を行い、マスク、ゴーグル、手袋を着用しましょう。近隣の住民への配慮も必要です。
- 下地の状態確認:化粧板を剥がす前に、下地の状態を必ず確認しましょう。劣化している場合は、補修が必要です。場合によっては、石膏ボードの張り替えが必要になることもあります。
- 断熱材の損傷:古い家屋の場合、断熱材が劣化している可能性があります。作業中に断熱材を傷つけないように注意が必要です。
- 予想外の費用:下地処理に予想以上の費用と時間がかかる可能性があります。材料費や工具のレンタル費用なども考慮しましょう。
- 作業時間:6畳と4.5畳の2部屋の作業は、DIY経験者でも数日かかる可能性があります。十分な時間と体力が必要です。
- 廃材処理:剥がした化粧板の処分方法も事前に確認しておきましょう。自治体のルールに従って適切に処分する必要があります。
2. 専門業者に依頼する場合の費用
6畳と4.5畳の部屋の化粧板撤去と壁紙張替えを専門業者に依頼する場合、費用は15万円~30万円程度と予想されます。これは、下地の状態や使用する壁紙の種類、業者によって変動します。
費用内訳の例
* 化粧板撤去:5万円~10万円
* 下地処理:3万円~8万円
* 壁紙張替え:7万円~12万円
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正確な費用を知るためには、複数の業者に見積もりを依頼することが重要です。見積もり依頼時には、以下の点を明確に伝えましょう。
* 部屋の広さ(6畳と4.5畳)
* 天井の有無(今回はなし)
* 下地の状態(不明な場合は業者に確認してもらう)
* 使用する壁紙の種類と柄
3. 化粧板の上から壁紙を貼るDIYは可能?
化粧板の上から直接壁紙を貼ることは可能ですが、下地処理を適切に行わないと、壁紙が剥がれる可能性が高いです。
下地処理の重要性
化粧板は滑らかな表面なので、壁紙の接着力が弱くなります。そのため、専用の接着剤と下地処理剤を使用することが必須です。下地処理剤を塗布することで、壁紙の接着力を高め、剥がれを防ぎます。
注意点
- 下地処理剤の選定:壁紙の種類や化粧板の材質に合った下地処理剤を選びましょう。ホームセンターなどで相談しながら選びましょう。
- 乾燥時間の確保:下地処理剤は完全に乾燥させてから壁紙を貼る必要があります。乾燥不足は剥がれの原因になります。
- 壁紙の選定:厚みのある、丈夫な壁紙を選びましょう。
- 施工方法:丁寧に、空気が入らないように注意して施工しましょう。
素人がきれいに仕上げるのは難しいと言えるでしょう。仕上がりに満足できない可能性も考慮に入れておきましょう。
4. その他の注意点
- アレルギー対策:古い家屋には、ダニやカビが発生している可能性があります。作業前には、しっかりと掃除を行い、必要に応じて殺菌・防カビ処理を行いましょう。アレルギー体質の方は、マスクや手袋を着用し、作業後の清掃を徹底しましょう。
- 安全対策:作業中は、安全に配慮しましょう。はしごを使用する場合は、しっかりと固定し、転倒しないように注意しましょう。
- 近隣への配慮:騒音や粉塵に配慮し、近隣住民に迷惑をかけないように注意しましょう。作業時間や作業内容を事前に伝えておくのも良いでしょう。
まとめ
30年ものの化粧板を剥がして壁紙を貼るDIYは、可能ですが、かなりの労力と技術、そしてリスクを伴います。DIYに自信がない、時間がない、綺麗に仕上げたい場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。
費用はかかりますが、プロの技術によって、美しく、長持ちする仕上がりが期待できます。まずは、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討してみましょう。