オートロックなし3階建マンションの防犯対策は必要？

3階建てマンションの3階、しかもオートロックがないとなると、防犯対策は必須と言えるでしょう。確かに1階に比べて侵入リスクは低減しますが、決して安全とは言えません。ベランダからの侵入や、窓からの侵入、非常階段からの侵入など、様々なリスクが潜んでいます。高層階だから安心という考えは危険です。大切なのは、階数に関わらず、適切な防犯対策を行うことです。この記事では、オートロックがない3階建てマンションに住む方が、安心して暮らせるための具体的な防犯対策を解説します。

具体的な防犯対策：安心安全な住まいづくりのためのステップ

1. 窓の防犯対策：侵入経路の第一関門を強化する

窓は、空き巣にとって最も狙われやすい侵入経路の一つです。3階であっても、窓からの侵入は十分に可能です。そのため、窓の防犯対策は特に重要です。

• 防犯フィルムの貼付：ガラスを割られても、破片が飛び散らず、侵入を遅らせる効果があります。さらに、プライバシー保護にも役立ちます。様々な種類があるので、ご自身の予算や窓のサイズに合わせて選びましょう。
• 窓用補助錠の設置：既存の鍵に加えて、窓用補助錠を取り付けることで、窓の開閉を制限し、侵入を困難にします。様々なタイプがあるので、窓の種類や開閉方法に合わせて最適なものを選びましょう。特に、窓枠とサッシの間に隙間がある場合は、補助錠が効果的です。
• 窓センサーの設置：窓が開けられた際に警報が鳴るセンサーです。不審者の侵入を早期に検知し、威嚇効果も期待できます。無線式のものなら、配線工事不要で簡単に設置できます。
• 防犯ガラスへの交換：費用は高額になりますが、最も効果的な対策の一つです。強化ガラスや合わせガラスなど、様々な防犯ガラスがあります。防犯性能だけでなく、断熱性や遮音性も向上するメリットがあります。

2. ベランダの防犯対策：意外な侵入経路への対策

ベランダからの侵入も考えられます。特に、隣家のベランダとつながっている場合や、低い壁しかない場合は注意が必要です。

• ベランダへのアクセス制限：ベランダへのドアに補助錠を取り付けたり、防犯性の高いドアに交換したりすることで、侵入を困難にします。
• 高さのあるプランターの設置：ベランダに高さのあるプランターを設置することで、侵入しにくくします。ただし、プランター自体が足場にならないように注意が必要です。
• 防犯カメラの設置：ベランダに防犯カメラを設置することで、不審者の侵入を監視できます。最近は、無線式で手軽に設置できるカメラも多く販売されています。

3. 非常階段の防犯対策：意外と盲点となる経路

非常階段からの侵入も考えられます。オートロックがないマンションでは、特に注意が必要です。

• 非常階段へのアクセス制限：マンションの管理会社に相談し、非常階段へのアクセス制限について検討してもらうことをお勧めします。例えば、施錠可能な扉を設置するなどの対策が考えられます。
• 防犯カメラの設置：非常階段にも防犯カメラを設置することで、不審者の侵入を監視できます。

4. その他の防犯対策：総合的な対策で安心感を高める

• 防犯ブザーの携帯：常に防犯ブザーを持ち歩き、危険を感じた際に使用しましょう。
• 近隣住民との連携：近隣住民と顔見知りになり、お互いに見守り合う関係を築きましょう。不審者を見かけた場合などは、すぐに連絡を取り合うことが重要です。
• 防犯灯の設置：マンションの管理会社に相談し、防犯灯の設置や増設を検討してもらいましょう。暗い場所では、犯罪者にとって格好のターゲットになります。
• セキュリティ会社との契約：セキュリティ会社と契約し、防犯システムを導入することも検討しましょう。緊急通報システムや定期巡回サービスなど、様々なサービスがあります。

専門家の視点：防犯対策の選び方

防犯対策は、専門家の意見を参考に選ぶことが重要です。警察署や防犯関連の業者に相談することで、より効果的な対策を選ぶことができます。特に、高額な防犯設備を導入する場合は、専門家のアドバイスを受けることをお勧めします。

まとめ：安心安全な暮らしのために

オートロックがない3階建てマンションであっても、適切な防犯対策を行うことで、安全性を大幅に向上させることができます。この記事で紹介した対策を参考に、ご自身の状況に合わせた防犯対策を講じ、安心して暮らせる住まいを実現しましょう。 複数の対策を組み合わせることで、より効果的な防犯対策となります。