3階バルコニーの必要性:2世帯住宅におけるLDKとバルコニーの最適なバランス

注文住宅で3階のバルコニーのことでご意見をお伺いします。子なし夫婦でこの度、夫の母と2世帯を建てます。母世帯1階、私たち2、3階です。間取りは2階が生活の場(寝室やバス、私の仕事部屋)、3階をLDKとだんなさまの部屋の予定にしてます。LDKを大きくとりたいという考えはあります。最初は展示場で見たような広いリビングとバルコニーを考えていましたが、だんなさまはバルコニーはいらないのでその分LDKにしたいといいます。2階には洗濯物を干すのもありバルコニーを作ります。3階はどちらかというと作ってもお庭的な存在です。ただ、道路挟んで目の前に5階建てのマンションがあり、展示場のようにそこでテーブルをおき、お茶を飲むというのは、だんなさま曰くできないそうです(マンションの人の気配があるので)。*もともと2世帯建てるところはだんなさまの実家なので、その辺の感じは私にはわからないので、そうかな、、とも思います。ただ、いろいろな住宅雑誌とか写真を見ていても素敵だなーと思うリビングにはお庭(バルコニー)があります。このお庭(緑が見える)が見えるというのが視覚的に広くみえるのか、やっぱり、なくても面積が広い方がいいのか、考えてしまいます。中途半端な広さのバルコニーだとない方がいいのか、少しでもあった方が開放感があるのかよくわかりません。3階なのでメンテナンスも含めてご意見など伺えたら嬉しいです。リビング面にいっぱい作ったら6メートルくらいのバルコニーです。よろしくお願いいたします。

2世帯住宅における3階バルコニーのメリット・デメリット

3階にLDKを計画されている2世帯住宅において、バルコニーの設置は慎重な検討が必要です。 広々としたLDKを確保したいというご希望と、バルコニーの有無によるメリット・デメリットを比較検討することで、最適なプランが見えてくるでしょう。

メリット:開放感と眺望の確保

* 視覚的な広がり: バルコニーからの眺望は、LDKをより広く、開放的に感じさせる効果があります。特に、緑が見える景色は心理的な癒しをもたらし、リラックスできる空間を演出します。
* プライバシーの確保: 2階に洗濯物を干すスペースがあるとはいえ、3階バルコニーは、家族だけのプライベートな空間として活用できます。
* 多様な用途: 天候の良い日は、バルコニーで朝食をとったり、読書を楽しんだり、趣味の時間を過ごしたりと、様々な用途に活用可能です。
* 採光・通風の改善: バルコニーは、LDKへの採光と通風を促進する役割も担います。特に南向きのバルコニーは、日射量を増やし、暖房費の削減にも繋がります。

デメリット:メンテナンスとコスト、プライバシーの兼ね合い

* メンテナンスの手間: 3階にあるバルコニーは、掃除や手入れが2階よりも大変です。高所作業が必要となるため、安全に配慮した計画が必要です。また、定期的な防水工事なども必要になります。
* コスト: バルコニーの設置には、建設費用やメンテナンス費用など、追加費用がかかります。LDKの広さを優先するならば、その分のコストを考慮する必要があります。
* プライバシーの侵害: 向かいに5階建てのマンションがあるとのことですので、プライバシーの確保が課題となります。視線を遮る工夫(植栽、目隠しフェンスなど)が必要になるかもしれません。
* 中途半端な広さ: 6メートルほどのバルコニーは、中途半端な広さかもしれません。十分なスペースが確保できない場合は、かえって使い勝手が悪くなる可能性があります。

6メートルのバルコニー:有効活用策と代替案

6メートルのバルコニーは、広すぎず狭すぎない、ちょうど良い広さかもしれません。しかし、マンションの視線が気になる場合は、以下の点を考慮しましょう。

バルコニーの有効活用

* 目隠しと植栽: 高さのある目隠しフェンスを設置し、プライバシーを確保します。さらに、緑豊かな植栽を配置することで、視覚的な遮蔽と癒しの空間を創出できます。
* パーゴラ設置: パーゴラを設置することで、日差しを調整し、快適な空間を作ることができます。つる性の植物を絡ませれば、より緑豊かな空間になります。
* アウトドアリビング: バルコニーの一部に、テーブルと椅子を配置し、くつろげるアウトドアリビングを設けることも可能です。ただし、マンションからの視線が気になる場合は、工夫が必要です。

バルコニーを諦める場合の代替案

* LDKの広さを最大限に: バルコニーをなくすことで、LDKをより広くすることができます。開放感を出すために、大きな窓を設置したり、明るい色の内装にするなど工夫しましょう。
* 屋上庭園: もし条件が許せば、屋上庭園を検討するのも良いでしょう。よりプライベートな空間を確保でき、眺望も楽しめます。ただし、建築基準法や管理規約を確認する必要があります。
* ベランダ: バルコニーよりもコンパクトなベランダを設置することで、洗濯物を干すスペースを確保しつつ、LDKの広さを確保できます。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、6メートルのバルコニーは、LDKの広さと比較して、その価値を検討する必要があります。マンションの視線が気になるのであれば、バルコニーを小さくするか、あるいは別の方法で開放感を確保することを検討すべきです。例えば、大きな窓や、吹き抜けなどを活用することで、LDKに広がりを持たせることができます。また、バルコニーのメンテナンスの容易さも考慮する必要があります。3階にあるバルコニーは、メンテナンスが困難なため、コストや手間を考慮して、本当に必要かどうかを検討する必要があります。

まとめ:ご自身のライフスタイルに合った選択を

最終的な判断は、ご夫婦のライフスタイルや価値観によって異なります。 広々としたLDKを優先するのか、バルコニーからの眺望や開放感を重視するのか、よく話し合って決定しましょう。 この記事で紹介したメリット・デメリット、そして専門家の意見を参考に、ご自身にとって最適なプランを選んでください。 中途半端な広さのバルコニーは、かえって使い勝手が悪くなる可能性があるので、慎重に検討することが重要です。

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