6畳、5畳、そしてカーテンで仕切る小さなスペースの3部屋への間仕切り工事、費用が気になりますよね。今回は、ご質問いただいた間仕切り工事の費用について、詳しく解説します。具体的な金額は、使用する建材や工事方法、業者によって大きく変動しますが、それぞれの項目の費用と、全体予算を抑えるためのポイントを解説することで、より現実的な見積もりが立てられるようお手伝いします。
Contents
間仕切り工事の費用内訳
間仕切り工事の費用は、大きく分けて以下の項目で構成されます。
- 材料費:壁材、ドア、レール、カーテン、その他金物など
- 施工費:大工工事費、塗装費、その他諸費用
- 設計費(場合によっては):設計図作成費用
- 解体費(場合によっては):既存の壁や建具の撤去費用
1. 材料費の内訳
- 壁材:使用する材料によって大きく価格が異なります。一般的なのは、石膏ボード、軽量鉄骨、木材など。石膏ボードは比較的安価ですが、断熱性や遮音性は低めです。軽量鉄骨は強度があり、遮音性も高いですが、費用は高くなります。木材は、デザイン性が高く、自然な雰囲気を演出できますが、価格も高めです。それぞれの部屋の用途や希望の雰囲気に合わせて選びましょう。6畳と5畳の部屋には遮音性も考慮し、軽量鉄骨と石膏ボードの組み合わせが良いでしょう。
- 石膏ボード:㎡あたり1,000円~2,000円程度
- 軽量鉄骨:mあたり5,000円~10,000円程度
- 木材:mあたり10,000円~数万円程度(種類によって大きく変動)
- 室内ドア(引き戸×2):デザインや材質によって価格が大きく異なります。一般的な木製ドアで1枚あたり3万円~10万円程度、高級な建具になると数十万円することもあります。引き戸のレールなども含めた費用を考慮しましょう。
- カーテン:カーテンレールとカーテン生地の費用が必要です。生地の種類やデザイン、サイズによって価格は大きく変動します。遮光性や断熱性を重視する場合は、高機能なカーテンを選ぶと費用が高くなります。1×2メートルのスペースであれば、比較的安価なカーテンでも十分でしょう。
- カーテンレール:1,000円~5,000円程度
- カーテン生地:mあたり1,000円~10,000円程度(デザインや機能によって変動)
- その他金物:ドアノブ、ヒンジ、レールなどの金物も必要です。数千円~数万円程度を見込んでおきましょう。
2. 施工費の内訳
施工費は、大工工事費、塗装費、その他諸費用が含まれます。大工の腕前や地域によっても価格が変動します。
- 大工工事費:壁の組み立て、ドアの取り付け、カーテンレールの取り付けなど、工事に伴う人件費です。㎡あたり5,000円~10,000円程度が目安です。部屋の広さや複雑さによって費用が変わります。
- 塗装費:壁の塗装費用です。使用する塗料の種類や回数によって費用が変わります。数万円~数十万円程度を見込んでおきましょう。
- その他諸費用:廃材処分費、運搬費など、その他諸費用も考慮しましょう。数千円~数万円程度を見込んでおきましょう。
3. 設計費
設計図の作成が必要な場合は、設計費が発生します。設計事務所に依頼する場合は、数万円~数十万円程度かかることもあります。自分で設計図を作成できる場合は、設計費はかかりません。
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4. 解体費
既存の壁や建具を撤去する必要がある場合は、解体費が発生します。状況によって費用は大きく変動します。
費用を抑えるためのポイント
- DIYに挑戦する:一部の作業をDIYで行うことで、費用を抑えることができます。例えば、カーテンの取り付けや塗装などは比較的簡単にDIYできます。ただし、安全に作業を行うために、必要な知識やスキルを事前に習得しましょう。
- 材料を安く仕入れる:ホームセンターなどで材料を直接購入することで、業者を通すよりも安く仕入れることができます。ただし、大量購入が必要な場合もあります。
- 複数の業者に見積もりを取る:複数の業者に見積もりを取り、価格を比較することで、最適な業者を選ぶことができます。見積もりには、材料費、施工費、その他諸費用が明確に記載されていることを確認しましょう。
- シンプルなデザインにする:デザインが複雑になるほど、材料費や施工費が高くなります。シンプルなデザインにすることで、費用を抑えることができます。
- 時期を選ぶ:繁忙期を避けて工事を行うことで、費用を抑えることができます。また、キャンペーンなどを利用することで、割引を受けることができる場合があります。
全体予算の見積もり
上記の項目を総合的に判断すると、ご質問の状況では、材料費と施工費を合わせて50万円~100万円程度の費用がかかると予想されます。これはあくまで概算であり、実際の費用は、使用する材料や工事方法、業者によって大きく変動します。必ず複数の業者に見積もりを取って、比較検討することをお勧めします。
専門家のアドバイス
インテリアコーディネーターの視点から見ると、カーテンで仕切る1×2メートルのスペースは、収納スペースやワークスペースとして活用するのも良いでしょう。その場合、カーテンの素材やデザインを工夫することで、空間の雰囲気を大きく変えることができます。また、6畳と5畳の部屋の用途に合わせて、壁の色や素材を選ぶことで、それぞれの部屋の個性を演出できます。
まとめ
3部屋への間仕切り工事は、費用が大きく変動する可能性があるため、事前に綿密な計画と複数の業者への見積もり依頼が不可欠です。この記事で紹介したポイントを参考に、ご自身の状況に合った最適なプランを作成し、理想の空間を実現してください。