3色インテリアで生活感をなくす方法|色の選び方と配色テクニック

部屋は3色以内に抑えると落ち着いた感じになるとか、生活感がなくなると言いますが、それって、可能なんですか? 壁紙の色で1色(白)、クロゼットの扉で1色(こげ茶)、床(グレーの絨緞)で1色でもう3色です。パソコンの筐体モニター、テレビやデッキは黒、プリンターは少し灰色が入ったベージュ。観葉植物を置こうとしたら、グリーンが加わります。皆さんは、色数について、どのように工夫をされているのでしょうか?

3色インテリアは可能!生活感を抑えるための配色テクニック

結論から言うと、3色以内の配色で落ち着いた雰囲気を作り、生活感を抑えることは可能です。ただし、単に色数を減らすだけでなく、色の選び方や配置、そしてアイテムの素材感などを考慮する必要があります。質問者様の例では、既に壁紙(白)、クローゼット扉(こげ茶)、床(グレー)の3色を使用されています。これに加えて、パソコンやテレビなどの黒、プリンターのベージュ、観葉植物のグリーンなど、様々な色が混在しているため、生活感が出てしまっているように感じられるのでしょう。

色の選び方:ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3段階

インテリアの色選びは、ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーの3段階で行うのが効果的です。

1. ベースカラー:空間全体の雰囲気を決める

ベースカラーは、部屋の面積の約60%を占める色です。壁や床、カーテンなど、広い面積を占める部分に使用します。落ち着きや広がり感を演出したい場合は、白、アイボリー、グレー、ベージュなどのニュートラルカラーがおすすめです。質問者様の白い壁紙は、ベースカラーとして最適です。

2. メインカラー:ベースカラーを引き立てる色

メインカラーは、ベースカラーと調和する色で、部屋全体の約30%を占めます。ソファやラグ、大きな家具などに使用します。ベースカラーが白であれば、グレーやベージュ、ブラウンなどの落ち着いた色を選ぶと、統一感のある空間になります。質問者様のグレーの絨毯は、メインカラーとして機能しています。

3. アクセントカラー:個性を加えるスパイス

アクセントカラーは、部屋全体の約10%を占める色で、クッションや小物、観葉植物などに使用します。ベースカラーとメインカラーを引き立て、個性を加える役割を果たします。アクセントカラーは、ベースカラーとメインカラーに合う色を選ぶことが重要です。ただし、多色使いは避け、1~2色に絞り込みましょう。

生活感を抑えるための具体的な工夫

色数を抑えるだけでなく、生活感を抑えるための具体的な工夫をご紹介します。

1. 収納を徹底する

散らかった状態は、どんなに素敵なインテリアでも台無しにしてしまいます。収納家具を効果的に活用し、できるだけ物を隠すようにしましょう。クローゼットや棚、収納ボックスなどを活用し、生活感を隠す工夫を凝らしましょう。

2. モノトーンで統一感を出す

黒、白、グレーなどのモノトーンカラーは、どんなインテリアにも合わせやすく、落ち着いた雰囲気を演出します。パソコンやテレビなどの黒色の家電は、モノトーンインテリアに自然と溶け込みます。

3. 素材感にこだわる

同じ色でも、素材によって印象が大きく変わります。例えば、木製の家具は温かみのある雰囲気を、金属製の家具はクールな雰囲気を演出します。素材感を意識することで、より洗練された空間を作ることができます。

4. 照明を効果的に使う

照明は、空間の雰囲気を大きく左右します。間接照明やスポットライトなどを効果的に使うことで、影を操り、生活感を目立たなくすることができます。

5. 観葉植物は控えめに

観葉植物は、緑をプラスして空間を豊かにしますが、多すぎると雑然とした印象を与えてしまう可能性があります。大きすぎない、数種類の植物を選び、配置にも気を配りましょう。

専門家の視点:インテリアコーディネーターのアドバイス

インテリアコーディネーターの山田先生に、3色インテリアについてアドバイスをいただきました。

「3色インテリアは、初心者の方でも比較的簡単に挑戦できる配色方法です。しかし、単に色数を減らすだけでなく、色の組み合わせやバランス、そして素材感などを考慮することが重要です。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを意識し、それぞれの色の割合を調整することで、より洗練された空間を作ることができます。また、収納を徹底し、生活感を極力排除することも大切です。」

まとめ:3色インテリアで理想の空間を手に入れよう

3色インテリアは、落ち着いた雰囲気を作り、生活感を抑えるための有効な手段です。ベースカラー、メインカラー、アクセントカラーを意識し、色の選び方、配置、素材感、収納、照明などに気を配ることで、理想の空間を実現できます。今回ご紹介したテクニックを参考に、あなただけの素敵な空間を創造してみてください。

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