3年放置された古民家の掃除方法|ハウスダストアレルギー持ちでも安心な徹底ガイド

祖父が亡くなってから3年経ち、誰も住んでいなかった祖父の2階建ての一軒家に今度引っ越すことになったのですが、住む前にはどのような掃除をしたら良いのでしょうか。今年の8月頃から父親だけ先に一人で住んでいるのですが、使っているのは1階のみで、掃除をしているのも1階のみです。私は2階の8畳の畳の部屋を使うことになると思うのですが、3年も手付かずの部屋はどのような状態なのでしょうか。アレルギー体質でハウスダストアレルギーもあるので、出来る限り綺麗な状態にしてから部屋を使いたいのですが、業社等に頼むのではなく自分で出来る範囲での事を教えて頂きたいのですが、どのような事が出来るでしょうか。

3年放置された部屋の現状と危険性

3年間放置された部屋は、想像以上に汚れている可能性が高いです。特に、ハウスダストアレルギーをお持ちとのことですので、徹底的な掃除が必要です。具体的には、以下の様な問題が考えられます。

* 大量のホコリとダニ:畳や家具、壁などに大量のホコリが積もり、ダニが繁殖している可能性が高いです。これらはアレルギー症状を悪化させる原因となります。
* カビの発生:湿気や結露により、壁や畳、家具にカビが発生している可能性があります。カビもアレルギー症状を引き起こすだけでなく、健康被害をもたらす可能性があります。
* 害虫の侵入:ネズミやゴキブリなどの害虫が侵入している可能性も考えられます。
* 異臭:カビや湿気、ゴミなどが原因で、独特の臭いが発生している可能性があります。

2階8畳和室の掃除ステップバイステップ

アレルギー体質の方にとって、安全に掃除を進めることが重要です。以下のステップに従って、段階的に掃除を進めていきましょう。

ステップ1:準備

まずは、掃除に必要なものを準備しましょう。

  • マスク:N95マスクなど、微粒子をしっかり防げるマスクを着用しましょう。
  • 手袋:ゴム手袋など、肌を守る手袋を着用しましょう。
  • 掃除機:できれば、HEPAフィルター付きの掃除機がおすすめです。ハウスダストをしっかり吸い込み、再放出を防ぎます。
  • ほうきとチリトリ:細かいホコリを掃き出すのに役立ちます。
  • 雑巾:マイクロファイバークロスなど、吸水性の高いものがおすすめです。
  • バケツ:水を入れるバケツを用意しましょう。
  • 洗剤:中性洗剤や、カビ取り剤、ダニ退治スプレーなど。
  • スプレーボトル:洗剤を薄めて使うためのスプレーボトル。
  • ビニール袋:ゴミを入れるためのビニール袋。
  • 養生テープ:家具などを養生するために。

ステップ2:換気と事前清掃

窓を開けて十分に換気を行いましょう。 部屋全体の空気の入れ替えをすることで、ホコリやカビの胞子をある程度減らすことができます。その後、ほうきとチリトリを使って、大きなゴミやホコリを掃き出しましょう。

ステップ3:畳の掃除

畳は、ハウスダストダニの温床になりやすい場所です。

  • 掃除機をかける:掃除機で畳の表面のホコリを丁寧に吸い取ります。隙間にもしっかり吸い込みましょう。
  • 拭き掃除:中性洗剤を薄めた水で雑巾を絞り、畳を拭き掃除します。強く擦らず、優しく拭きましょう。拭き掃除後は、乾いた雑巾で水分を拭き取ります。 カビが生えている場合は、カビ取り剤を使用しましょう。使用方法は製品の説明書をよく読んでから行ってください。
  • ダニ対策:ダニ退治スプレーを使用する場合は、説明書をよく読んでから使用しましょう。スプレー後、十分に換気を行いましょう。

ステップ4:壁と天井の掃除

壁や天井にもホコリやカビが付着している可能性があります。

  • 掃除機をかける:まずは掃除機でホコリを吸い取ります。 高い場所は、柄の長いブラシなどを使いましょう。
  • 拭き掃除:壁や天井にカビが生えている場合は、カビ取り剤を使用しましょう。 カビ取り剤を使用する際は、必ず換気を十分に行い、ゴム手袋を着用しましょう。

ステップ5:家具の掃除

家具も同様に、ホコリやダニが付着している可能性があります。

  • 表面の掃除:掃除機でホコリを吸い取ります。その後、乾拭きまたは水拭きを行いましょう。
  • 内部の掃除:引き出しや棚の中も丁寧に掃除しましょう。不要なものは処分しましょう。

ステップ6:仕上げ

全ての掃除が終わったら、もう一度掃除機をかけ、部屋全体を綺麗に掃除しましょう。その後、窓を開けて十分に換気を行い、乾燥させましょう。

専門家への相談も検討

アレルギー症状が強い場合や、自分で掃除するのが困難な場合は、清掃業者に依頼することを検討しましょう。専門業者であれば、適切な方法で掃除を行い、アレルギー対策も万全に行えます。

インテリアコーディネートで快適な空間に

部屋の掃除が終わったら、いよいよインテリアのコーディネートです。アレルギー対策を考慮した上で、快適な空間を演出しましょう。

* 通気性の良い家具を選ぶ:通気性の悪い家具は、カビやダニの繁殖を招きやすいです。
* 防ダニ・抗菌加工のカーペットやラグを選ぶ:アレルギー対策として、防ダニ・抗菌加工のカーペットやラグを選ぶと安心です。
* 自然素材のインテリアを取り入れる:木や竹などの自然素材は、リラックス効果があり、アレルギー症状を軽減する効果も期待できます。
* 色の効果:ベージュは、リラックス効果があり、落ち着きのある空間を演出します。

まとめ

3年間放置された部屋の掃除は、大変な作業ですが、適切な手順と対策を行うことで、安全に、そして綺麗に掃除することができます。アレルギー体質の方にとって、健康を第一に考え、快適な生活空間を作るために、上記のステップを参考に、一つずつ丁寧に作業を進めていきましょう。

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