24時間換気システムのモーター故障と掃除:費用とリスク、そして代替策

24時間換気システムのモーターが故障しました。新築からの使用して約8年で全部屋のモーターが故障しました。修理または交換したら一個につきいくらかかりますか? また使用してると埃がたま るし、掃除が大変です。まわしておかないとまずいですか? 補足 同時かどうかは不明ですが、こまめに掃除をする方ではないので、いつの間にか故障していたというのが現状です。 高い費用をかけて修理する必要もなさそうですし、掃除が大変なので壊れたままにしたいと思います。ありがとうございました!

24時間換気システムのモーター故障:修理・交換費用と注意点

8年経過し、全室のモーターが故障したとのこと、ご心配ですね。24時間換気システムのモーター交換費用は、機種やメーカー、業者によって大きく異なります。一般的には、一個あたり1万円~3万円程度が相場ですが、特殊な機種や、アクセスしにくい場所にある場合は、さらに高額になる可能性があります。 複数個のモーター交換となると、費用はそれなりに高額になります。

交換費用に加え、作業費用も必要です。業者によっては出張費などが別途かかる場合もありますので、見積もりを取る際には、必ず全ての費用を確認しましょう。

モーター交換の必要性:健康と住宅の寿命に影響

24時間換気システムは、室内の空気を常に換気し、結露やカビの発生を防ぎ、室内の空気質を改善する重要な役割を果たしています。モーターが故障したまま放置すると、以下のリスクがあります。

  • 結露の増加:湿気がこもり、窓や壁に結露が発生しやすくなります。これはカビの発生を招き、健康被害や建物の腐食につながります。
  • カビの繁殖:湿気が多い環境はカビの繁殖に最適です。カビはアレルギーや呼吸器系の疾患を引き起こす可能性があります。
  • 室内の空気質悪化:換気が不十分になると、二酸化炭素濃度が高まり、頭痛や倦怠感などの症状が現れる可能性があります。また、シックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)も蓄積されます。
  • 建物の寿命短縮:結露やカビは建物の腐食を促進し、寿命を縮めます。将来的に高額な修繕費用が必要になる可能性があります。

24時間換気システムの掃除方法と頻度

掃除が大変とのことですが、定期的な清掃は、モーターの寿命を延ばし、効率的な換気を維持するために非常に重要です。

掃除の頻度と方法

  • フィルター清掃:2~3ヶ月に一度、フィルターを取り外し、掃除機で埃を吸い取るか、水洗いして乾燥させましょう。機種によっては、フィルター交換が必要な場合があります。
  • 送風口の清掃:年に1~2回、送風口に付着した埃を掃除機やブラシで丁寧に除去しましょう。手の届きにくい箇所は、エアダスターを使用するのも効果的です。
  • 本体の清掃:年に一度程度、本体の表面を乾拭きしましょう。内部の清掃は専門業者に依頼することをお勧めします。

注意:モーター部分の清掃は、感電や故障の原因となるため、絶対に自分で行わないようにしましょう。

費用対効果と代替策の検討

モーター交換費用が高額であること、掃除が大変であることを考慮し、現状維持を検討されているとのことですが、健康面や住宅寿命という観点から、本当に壊れたまま放置して良いのか、改めて検討する必要があります。

費用を抑えるための方法

  • 複数の業者から見積もりを取る:複数の業者に見積もりを依頼することで、価格比較を行い、最適な業者を選ぶことができます。
  • 修理ではなく交換を検討する:修理よりも交換の方が費用が高くなる場合もありますが、長期的には交換の方がコストパフォーマンスが良い場合があります。特に、複数のモーターが故障している場合は、交換を検討する方が良いでしょう。
  • 補助金制度の活用:自治体によっては、省エネルギー対策のための補助金制度が設けられている場合があります。該当する制度がないか確認してみましょう。

代替策の検討:換気方法の見直し

24時間換気システムを完全に停止するのではなく、窓を開けての換気を併用するなど、代替策を検討することもできます。ただし、窓を開ける換気だけでは、24時間換気システムと同等の効果を得ることは難しいです。特に、結露やカビの発生を防ぐためには、十分な換気が必要です。

専門家への相談

迷う場合は、建築業者や設備業者に相談することをお勧めします。専門家は、現状を的確に判断し、最適な解決策を提案してくれます。費用やリスクを考慮した上で、最も適切な選択を行いましょう。

まとめ

24時間換気システムのモーター故障は、放置すると健康や住宅に悪影響を及ぼす可能性があります。修理・交換費用や掃除の手間を考慮した上で、費用対効果や健康リスク、住宅寿命などを総合的に判断し、最適な対策を選択することが重要です。専門家への相談も有効な手段です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)