24時間換気システムと光熱費の関係:賢く快適な住まいを実現する

24時間換気システムについて教えて下さい。今家を建てると24時間換気システムをつけなくてはいけないんですよね?何年か前になるのですが住宅購入を検討してモデルルームを見に行ったときに「これをつけると強制換気をするということと、部屋間の温度差がなくなるのでお風呂やトイレに行っても寒いという状態がないので高齢者になっても気温差による心臓ショックがなくなる・・云々・・・」と説明を受けました。そのときはその機能は強制的につけないと建築許可が下りなくなったと聞いたので、例えいらないと思ってもはずしてもらうわけにはいかないので選択の余地なしと捕らえ「ふ~ん」と思って聞き流してしまっていたのですが・・・結局新築の夢は破れ、中古住宅を購入したので換気システムのついていない家に住んでいます。今すぐの建替えを検討しているわけではありませんが何年か先には可能性があります。もし、部屋間の温度差をなくす機能もついているのであれば例えば家に一人でいる時間、リビングだけを暖かくすれば十分な状態であっても2階の誰も使用していない部屋なども暖めてるのですか?そうなると光熱費は今と比べどれだけアップするのだろう?(最近の家は高気密の家だから効率的にはなるようですが)と不安になりました。換気システムがついていても各部屋で「この部屋は切っておく」とか選択できるのですか?

24時間換気システムとは?その必要性と仕組み

24時間換気システムは、住宅の室内空気を常に新鮮に保つためのシステムです。建築基準法で義務化されているため、新築住宅にはほぼ必ず設置されています。 目的は、室内の空気を外気と交換することで、結露の防止、シックハウス症候群の予防、カビやダニの繁殖抑制など、健康的な住環境を確保することです。 モデルルームで説明を受けた「部屋間の温度差がなくなる」という点については、換気システム自体が直接的に温度差を解消するわけではありません。しかし、高気密住宅においては、換気による空気の循環が室温の均一化に貢献する側面があります。

換気システムの種類

大きく分けて第一種、第二種、第三種の3種類があります。

  • 第一種換気システム:機械換気による給気と排気を両方行うシステム。最も効果が高い反面、初期費用とランニングコストが高いです。
  • 第二種換気システム:機械換気による排気と自然換気による給気を行うシステム。第一種に比べてコストを抑えられます。
  • 第三種換気システム:機械換気による給気と自然換気による排気を行うシステム。最もコストが低いですが、換気効率は低めです。

24時間換気システムと光熱費の関係

ご質問にあるように、24時間換気システムによって光熱費が上昇するかどうかは、大きな関心事です。結論から言うと、上昇する可能性はありますが、必ずしも大幅な増加とは限りません

高気密・高断熱住宅との関係

最近の住宅は高気密・高断熱化が進んでいるため、熱の逃げが少なく、換気による熱損失は以前より小さくなっています。 また、熱交換型換気システムを採用することで、外気を取り入れながら室内の熱を逃がす量を最小限に抑えることができます。熱交換効率の高い機種を選ぶことで、光熱費への影響を軽減できます。

光熱費増加を抑えるための工夫

  • 熱交換効率の高い換気システムを選ぶ:熱交換器の性能によって、熱損失は大きく変わります。高効率のものを選びましょう。
  • 適切な換気設定を行う:使用状況に合わせて換気量を調整できるシステムもあります。夜間や不在時は換気量を下げるなど、状況に応じた設定を心がけましょう。
  • 適切な断熱対策:窓や壁の断熱性能を高めることで、室温の維持がしやすくなり、換気による熱損失を抑制できます。
  • 省エネ家電の導入:エアコンなどの省エネ家電を使用することで、全体的なエネルギー消費量を削減できます。

各部屋の換気制御について

24時間換気システムは、基本的に全館空気を循環させる仕組みです。そのため、「この部屋は切っておく」というような、個々の部屋単位での完全な停止は難しいのが一般的です。しかし、一部のシステムでは、換気量を調整したり、特定の部屋の換気を一時的に弱める機能が備わっている場合があります。 建築会社や設備メーカーに確認することをお勧めします。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、24時間換気システムは、健康的な住環境を確保する上で非常に重要な要素です。光熱費への影響は確かにありますが、適切なシステム選びと運用によって、その影響を最小限に抑えることが可能です。 新築を検討する際には、複数の建築会社と相談し、それぞれのシステムの特徴やランニングコストについて丁寧に説明を受けることが大切です。 また、熱交換効率や制御機能など、具体的な仕様についても確認しましょう。

まとめ

24時間換気システムは、光熱費への影響を懸念する声もありますが、高気密・高断熱住宅と組み合わせることで、その影響は軽減できます。 熱交換効率の高いシステムを選択し、適切な換気設定を行うことで、快適な住環境と省エネルギーの両立を目指しましょう。 新築を検討する際には、専門家と相談し、ご自身のライフスタイルに合ったシステムを選ぶことが重要です。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)