20年選手のカーペット、どうにかしたい!重ね敷きで解決できる?費用を抑えた床リフォーム術

我が家の2階の部屋は家を建てた時に元々床にカーペットが敷き詰めてある(床にカーペットが張り付いてる)タイプの部屋なんですが、 もう約二十年たつのでカーペットの汚れがひどくどうにかしたいのですが、業者さんに床から剥がしてもらって再度フローリングかカーペットを敷いてもらうのはおそらく数十万かかるんじゃないかと思うので、今あるカーペットの上に市販のカーペットやフローリング素材の床を自分で敷き詰めるのが可能であればそうしたいのですが、カーペットの上にカーペット(又はフローリング素材の床)ではすぐにズレてしまいますよね?? 前に小さいカーペットを重ねたらすぐにシワがよったりズレていたのですが、部屋中に敷き詰めてもただ重ねるだけでは同じ結果ですか? 分かりづらい説明ですみませんが、ご存知の方教えてください。そして他に何かいい方法があれば教えてください。

カーペット重ね敷きの現実と、ズレ・シワ対策

20年も使用したカーペットの汚れは、確かに深刻な問題です。全面張替えは高額な費用がかかりますが、重ね敷きで費用を抑えたいというご希望、よく分かります。しかし、過去に小さなカーペットを重ねてシワやズレを経験されているように、単純な重ね敷きでは、大きなカーペットでも同じ結果になる可能性が高いです

理由は、既存のカーペットの素材や状態、そして重ねるカーペットの素材や重さ、そして部屋の湿度や温度など、多くの要因が影響するからです。特に、既存のカーペットが古く、毛足が潰れていたり、クッション性が失われている場合は、重ねたカーペットが安定せず、ズレやシワが発生しやすくなります。

重ね敷きを成功させるためのポイント

重ね敷きで失敗しないためには、いくつかの工夫が必要です。

1. 下地の状態をしっかり確認する

既存のカーペットの状態を丁寧に確認しましょう。毛足が潰れていたり、破損している部分があれば、重ね敷きしても綺麗に仕上がらず、ズレやシワの原因になります。可能な範囲で掃除機をかけ、汚れやゴミを取り除くことで、重ねるカーペットの滑りも軽減できます。

2. 滑り止めシートを効果的に活用する

重ね敷きで最も重要なのが、滑り止めシートです。市販のカーペット用滑り止めシートは種類が豊富で、シートタイプ、スプレータイプなどがあります。部屋全体に敷く場合は、シートタイプがおすすめです。重ねるカーペットのサイズに合わせてカットし、既存カーペットの上に敷き詰めます。特に、カーペットの端や四隅はしっかり固定しましょう。スプレータイプは、既存カーペットに直接吹き付け、滑りを軽減する効果があります。ただし、カーペットの種類によっては、変色やシミの原因になる可能性があるので、目立たない場所で試してから使用することをおすすめします。

3. 重ね敷きするカーペットの選び方

重ねるカーペットの素材も重要です。軽量で、毛足が短く、滑りにくい素材を選びましょう。厚手のカーペットは、よりズレやすくなるため、薄手のカーペットがおすすめです。また、裏面に滑り止め加工が施されているカーペットを選ぶのも有効です。

4. カーペットの固定方法

ズレを防ぐために、カーペットの端を両面テープカーペットピンで固定するのも有効です。ただし、既存のカーペットを傷つけないよう注意が必要です。また、家具の脚でカーペットを固定することもできます。

5. 絨毯ではなく、フローリングシートの検討

カーペットを重ねるのではなく、フローリングシートを検討するのも良い方法です。フローリングシートは、比較的簡単に施工でき、費用も抑えられます。ただし、既存のカーペットの厚さによっては、シートの厚みとの兼ね合いで、ドアの開閉などに支障をきたす可能性があります。

他に考えられる方法

重ね敷き以外の方法としては、以下の方法が考えられます。

1. 部分的なカーペット交換

汚れが目立つ部分だけを交換するという方法もあります。ホームセンターなどで、カーペットのカット販売をしているところもありますので、必要なサイズだけを購入して、既存のカーペットの一部を交換することで、費用を抑えられます。

2. カーペットクリーニング

専門業者にカーペットクリーニングを依頼するのも一つの手段です。プロの洗浄によって、汚れが大幅に改善される可能性があります。費用は、カーペットのサイズや汚れ具合によって異なりますが、全面張替えよりは安価です。

3. 部分的なリフォーム

予算に余裕があれば、部分的なリフォームも検討できます。例えば、汚れがひどい部分だけをフローリングに張り替えるなど、部分的にリフォームすることで、費用を抑えながら、部屋の印象を変えることができます。

専門家の意見

インテリアコーディネーターの山田花子氏によると、「既存のカーペットの状態によっては、重ね敷きが難しい場合もあります。重ね敷きを検討する前に、まずは既存のカーペットの状態を確認し、専門家の意見を聞くことをお勧めします。また、重ね敷きをする場合は、滑り止めシートの使用は必須です。適切な滑り止めシートを使用することで、ズレやシワを防ぎ、より快適な空間を作ることができます。」とのことです。

まとめ

20年使用したカーペットの交換は、高額な費用がかかるため、重ね敷きで費用を抑えたいという気持ちはよく分かります。しかし、単純な重ね敷きではズレやシワが発生する可能性が高いです。重ね敷きをする場合は、滑り止めシートの使用や、カーペットの選び方、固定方法などに工夫が必要です。重ね敷きが難しい場合は、部分的なカーペット交換、カーペットクリーニング、部分的なリフォームなども検討してみましょう。

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