20年目のゴミ屋敷問題…共働き夫婦と高齢両親の同居生活からの脱出

結婚20年 ゴミ屋敷です。 結婚して20年、主人の両親と同居しています。 主人と私は、共稼ぎ。 義父、義母は年金生活です。 主人と義母は似ていて、捨てることが出来ないタイプです。嫌なことに購入することがとても好きで、片付けや掃除が苦手な二人です。 義母は、家にいるのですが習い事も多く、家を空けることが多いので大掃除どころか、簡単な掃除もしません。 土日の休みに私が掃除をしている状態です。 物があふれ出し、居間や廊下まで物置になっています。20年もの間に何回かどうにかするようお願いしました。こっそりと捨てたこともあります。 二人は、全く動いてくれません。捨てることは、いつでもできるからって。 もう限界です。掃除をするたび涙が出ます。お金と勇気があれば、家を出るのに・・・ 義父は、若い時に義母を散々苦労させたみたいで(小姑関係)何も言えないようです。 同じ環境の方、アドバイス・・何でもいいです。宜しくお願いします。

20年続いたゴミ屋敷問題…その原因と解決策を探る

20年間、ご主人と義両親との同居生活の中で、ゴミ屋敷化してしまった現状、本当につらいですね。共働きで家事・育児に追われ、さらにゴミ屋敷の片付けまで抱え込んでいる状況は、心身ともに疲弊してしまいます。 この問題は、単なる「片付けられない」という問題ではなく、家族関係、生活習慣、そして高齢者のケアといった複雑な要素が絡み合っています。 まずは、問題の本質を理解し、段階的に解決策を探っていくことが重要です。

問題の根源:捨てられない性格と家族間のコミュニケーション不足

ご主人と義母さんの「捨てられない」性格は、長年の習慣や価値観が深く関わっている可能性があります。思い出の品や「いつか使うかもしれない」という考えから、物を捨てることに抵抗を感じているのでしょう。また、義母さんの習い事の多さも、家事や片付けに手が回らない原因の一つでしょう。 さらに、家族間でのコミュニケーション不足も大きな問題です。 ご自身が何度か片付けを促しても改善されなかったこと、こっそり物を捨てた経験からも、家族間で共有できるルールや、お互いの気持ちの伝え方が不足していることがわかります。 義父さんの沈黙も、問題解決を難しくしている要因の一つです。

具体的な解決策:段階的に進める3つのステップ

ゴミ屋敷問題の解決は、一気に解決しようとせず、段階的に進めることが重要です。焦らず、一つずつ着実に進めていきましょう。

ステップ1:家族会議で現状と目標を共有する

まず、ご主人、義両親と話し合う場を設けましょう。 これまでの状況を冷静に伝え、ゴミ屋敷化によって家族の生活の質が低下していることを明確に伝えましょう。 感情的にならず、事実を淡々と話すことが大切です。 そして、一緒に暮らす上で、どのような生活空間を目指したいのか、具体的な目標を共有しましょう。 例えば、「居間と廊下は自由に歩けるようにする」「週に一度は掃除機をかける」など、小さな目標から設定することで、達成感を感じやすくなります。

ステップ2:専門家の力を借りる

状況が深刻な場合は、整理収納アドバイザーや清掃業者などの専門家の力を借りることを検討しましょう。 専門家は、効率的な片付け方法や、捨てる基準の判断、そして家族間のコミュニケーションの改善策などをアドバイスしてくれます。 特に、高齢者の生活習慣や心理状態を理解した専門家を選ぶことが重要です。 費用はかかりますが、プロの力を借りることで、短期間で効果的に状況を改善できる可能性が高まります。

ステップ3:継続的な努力とルール作り

専門家のサポートが終わった後も、継続的な努力が必要です。 家族で話し合って、片付けや掃除に関するルールを作り、それを守ることを徹底しましょう。 例えば、「物を買う前に、本当に必要かどうか考える」「使っていないものはすぐに捨てる」「週に一度は家族で掃除をする」といったルールです。 ルールを作る際には、全員が納得できる内容にすることが大切です。 また、定期的に家族会議を行い、現状を確認し、必要に応じてルールを見直すことも重要です。

具体的なアドバイス:小さな変化から始める

いきなり全てを変えるのは難しいので、小さなことから始めてみましょう。

  • まずは、ご自身が片付けやすい場所から始める:例えば、自分の部屋やキッチンの一角から片付けを始めましょう。小さな成功体験を積み重ねることで、モチベーションを維持できます。
  • 捨てる基準を明確にする:例えば、「一年以上使っていないものは捨てる」「同じものが複数ある場合は一つを残して捨てる」といった基準を設けましょう。 写真撮影などで思い出を残すことも有効です。
  • 収納スペースを見直す:適切な収納用品を使うことで、片付けやすさが大きく変わります。 100均ショップなどで手軽に購入できる収納用品を活用しましょう。
  • 義両親への声かけ方を変える:直接「片付けなさい」と言うのではなく、「一緒に片付けませんか?」と協力を求めるようにしましょう。 また、義両親の気持ちに寄り添い、感謝の気持ちを伝えることも大切です。
  • ご主人の協力を得る:ご主人にも現状を理解してもらい、協力体制を築くことが重要です。 家事分担の見直しなども検討しましょう。

専門家の視点:高齢者の心理とケア

高齢者は、若い世代とは異なる価値観や生活習慣を持っています。 物を捨てることに抵抗があるのは、単なる「片付けられない」という問題ではなく、過去の思い出や安心感と深く関わっている場合もあります。 そのため、高齢者の心理を理解した上で、丁寧にコミュニケーションを取り、説得することが重要です。 必要であれば、介護サービスやケアマネージャーなどの専門家のサポートを受けることも検討しましょう。

まとめ:小さな一歩から、明るい未来へ

20年間にわたるゴミ屋敷問題は、一朝一夕に解決できるものではありません。 しかし、家族で協力し、段階的に取り組むことで、必ず改善できます。 小さな変化から始め、諦めずに努力を続けることが大切です。 そして、専門家の力を借りたり、家族間のコミュニケーションを改善することで、より快適な生活空間を実現できるはずです。 この経験を通して、家族の絆もより一層深まる可能性があります。

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