2階間取りの悩みを解決!方位と子供部屋、主寝室の配置について徹底解説

家を建て替え予定ですが、2階の間取りで悩んでいます。夫婦1室と子供部屋(男の子小5、小1)2室の3部屋を考えていますが、方位的に、子供部屋を南向きに2部屋並べ、北向きに主寝室を考えていますが、北向き はよくないですかね。

北向きの寝室は本当にダメ?方位と寝室の関係性

家を建て替える、という大きな計画、間取り選びは本当に悩みますよね。特に寝室の方位は、風水や健康面などを考慮して、慎重に決めたいところです。今回の質問では、子供部屋を南向き、主寝室を北向きにするプランについて、その良し悪しを詳しく見ていきましょう。

結論から言うと、「北向きの寝室が悪い」とは一概に言えません。確かに、日当たりや風通しの面では南向きの寝室が有利ですが、北向きにもメリットはあります。

北向きの寝室のメリット・デメリット

メリット

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  • 夏は涼しく過ごしやすい:直射日光が当たらないため、夏場の暑さ対策が比較的容易です。エアコンの使用頻度を減らせる可能性があり、省エネにも繋がります。
  • 冬は暖房効率が良い:寒さがこもりがちですが、適切な断熱材と暖房器具を使用すれば、逆に暖房効率を高めることができます。窓からの熱損失を最小限に抑える工夫が重要です。
  • 静かで落ち着ける空間:南側に比べて、騒音や視線が気になりにくい傾向があります。ゆっくりと休むための空間として最適です。

デメリット

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  • 日当たりが悪い:日照時間が短いため、部屋が暗くなりがちです。照明計画をしっかり立て、明るいインテリアを選ぶ必要があります。
  • 湿気がたまりやすい:日当たりが悪いと、湿気がこもりやすく、カビやダニの発生リスクが高まります。換気や除湿対策が必要です。
  • 寒さ対策が必要:冬場は暖房が必須となります。断熱性能の高い窓や壁材を選ぶことが重要です。

南向きの子供部屋のメリット・デメリット

メリット

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  • 日当たりが良い:明るく温かい空間で、子供たちが快適に過ごせます。勉強や遊びにも最適です。
  • 風通しがよい:窓を開ければ自然な換気ができ、湿気対策にもなります。
  • 植物の育成に適している:植物を育てるのが好きなお子さんなら、南向きの部屋は植物の生育にも適しています。

デメリット

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  • 夏は暑すぎる可能性がある:直射日光が強く当たるため、夏場は暑さ対策が重要です。遮光カーテンやエアコンの使用が不可欠になります。
  • 騒音や視線が気になる可能性がある:道路に面している場合など、騒音や視線が気になる可能性があります。

間取りプランの改善点と具体的な提案

北向きの主寝室を懸念されているとのことですが、上記のメリット・デメリットを踏まえると、適切な対策によって快適な寝室にすることは十分可能です。

北向き寝室の改善策

* 断熱性能を高める:高性能な断熱材を使用し、窓は複層ガラスにすることで、熱損失を最小限に抑え、暖房効率を向上させます。
* 適切な照明計画:間接照明や複数の光源を配置することで、部屋全体を明るく、そして落ち着いた雰囲気に演出します。大きな窓から入る自然光を最大限に活かす工夫も大切です。
* 明るい色のインテリア:壁や家具に明るい色(アイボリー、ベージュなど)を使用することで、部屋を広く、明るく見せることができます。今回のテーマカラーであるブラウンも、明るめの色合いの家具や床材と組み合わせることで、温かみのある空間を演出できます。
* 換気と除湿:定期的な換気と、必要に応じて除湿機を使用することで、湿気対策を行い、カビやダニの発生を防ぎます。
* 床暖房の導入:足元から暖める床暖房は、北向きの寝室の寒さ対策に効果的です。

間取りプランの提案

子供部屋を南向きに配置するプランは、日当たりと風通しの良さから、お子さんにとって良い環境と言えるでしょう。しかし、主寝室を北向きにすることに抵抗があるようでしたら、以下の様な修正案も検討できます。

* 子供部屋を1部屋南向き、1部屋東向きにする:南向きに集中させるのではなく、東向きの部屋も検討することで、日当たりと風通しのバランスを取ることができます。東向きの部屋は、朝日に当たることで、爽やかな目覚めを促す効果も期待できます。
* 主寝室を東向きにする:東向きの寝室は、朝日に当たることで、気持ちの良い目覚めを促します。また、日中も十分な明るさを確保できます。
* 各部屋に工夫を凝らす:例えば、北向きの部屋には大きな窓を設置したり、明るい色のクロスや家具を選んだりすることで、明るさを確保できます。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、方位だけで間取りを決めるのは必ずしも適切ではありません。家族の生活スタイルやライフプラン、土地の形状、日照条件など、様々な要素を総合的に考慮する必要があります。

例えば、南向きの部屋が必ずしも一番良いとは限りません。西日が強く当たる場合は、夏場の暑さ対策が大変になる可能性があります。東向きの部屋は、朝日に当たり、気持ちの良い目覚めを促す効果がありますが、日中は日陰になる可能性があります。

間取りを決める際には、建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家に相談し、最適なプランを検討することをお勧めします。

まとめ:理想の間取りを実現するために

家を建て替えることは、人生における大きなイベントです。間取りは、家族の生活の質に大きく影響するため、慎重に検討することが重要です。今回のQ&Aを通して、方位だけでなく、様々な要素を考慮した上で、ご家族にとって最適な間取りを見つける一助となれば幸いです。

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