2階窓の結露とカビ対策:寒冷地・豪雪地帯の賃貸住宅でできること

2階窓の大量の結露とカビをどうにかしたい。 賃貸2階建て一軒家です。寒冷地、豪雪地帯で猛吹雪だったり気温も常にマイナスのことが多いので換気はなかなかできません。 1階にしか暖房器具がないため2階は物置状態で使用していません。 リビングのドアは開けっ放しにしてトイレや廊下も温暖差がないようにしているのですが 灯油高騰で節約のため階段部分にビニールカーテンを貼り付け2階に熱気がいかないようにしています。 2階の湿度は常に室温5℃で湿度80~90%でじっとりしていて大量の結露とカビに悩まされています。 2重窓にはなっていますが2枚ともダラダラです。カーテンをしいる部屋もしていない部屋も同じです。 今のところ壁にはカビは見当たらず窓だけです。 朝晩2時間ずつの雪かき作業にクタクタで、使っていない2階の掃除までは手が回らず…。 4部屋すべてに2か所の窓があり、窓を拭く作業でもうんざりです。 会社の借り上げなので他に引っ越しもできなくて…。 ガス代の他にも灯油代がかなりかかっていて家計が厳しいです。 やはり、階段に張り付けたビニールカーテンは外したほうがいいでしょうか? 除湿器もありますが室温が低いのかほとんど水がたまらず電気代がかさんでしまうのでつけていません。 なにかよい対策はないでしょうか?

寒冷地での結露・カビ問題:原因と対策

寒冷地、特に豪雪地帯では、外気温が極端に低いため、室内の暖かい空気が窓ガラスに触れると結露が発生しやすく、カビの温床となります。質問者様のお住まいは、1階のみ暖房、2階は物置状態、階段にビニールカーテンを設置していることから、2階への熱気流入を防いでいることが結露・カビ問題の大きな原因と考えられます。

結露・カビ発生のメカニズム

結露は、暖かい空気中に含まれる水蒸気が、冷たい窓ガラスに触れて冷やされ、水滴になる現象です。湿度が高いほど、また温度差が大きいほど、結露は発生しやすくなります。カビは、結露した水滴が窓枠や壁面に付着し、そこに胞子が付着・繁殖することで発生します。

ビニールカーテンの効果とデメリット

階段に設置したビニールカーテンは、確かに暖房効率を上げる効果がありますが、2階への空気の循環を完全に遮断することで、湿気をため込み、結露を悪化させている可能性が高いです。ビニールカーテンは、現状では逆効果になっていると考えられます。

効果的な対策:段階的なアプローチ

結露とカビ問題を解決するためには、以下の対策を段階的に行うことをお勧めします。

1. ビニールカーテンの撤去

まず、階段のビニールカーテンを撤去しましょう。 2階に空気の循環を促すことで、湿気を軽減し、結露の発生を抑える効果が期待できます。

2. 換気の工夫

寒冷地では換気が難しいですが、短時間でも窓を開けて換気することが重要です。特に、日差しが差し込み、室温が上昇している時間帯に、窓を少し開けて換気することで、湿気を逃がすことができます。

* 窓を全開にするのではなく、少しだけ開けて換気する
* 風向きを考えて、風の通り道を確保する
* 換気扇を併用する

3. 窓の結露対策

窓ガラスの結露対策として、以下の方法が有効です。

* 窓拭きをこまめに行う: 結露した水滴をこまめに拭き取ることで、カビの発生を防ぎます。
* 窓ガラスの断熱シートを貼る: 市販の断熱シートを窓ガラスに貼ることで、窓ガラスの温度を上げ、結露を抑制できます。
* 除湿剤の使用: 窓際に除湿剤を置くことで、空気中の水分を吸収し、結露を抑制できます。
* 結露防止ヒーターの使用: 窓枠に取り付けるタイプの結露防止ヒーターは、窓ガラスの温度を上げて結露を防ぎます。

4. 2階の室温上昇

2階の室温を上げることで、結露を抑制できます。

* 小型の電気ストーブを設置する: 消費電力の低い小型の電気ストーブを設置し、局所的に暖めることで、結露を抑制できます。
* 断熱材の追加: 賃貸住宅のため難しい場合もありますが、窓枠に断熱材を追加することで、室温を維持しやすくなります。

5. カビの除去と予防

カビが発生している場合は、以下の方法で除去し、再発を防ぎましょう。

* カビ取り剤を使用する: 市販のカビ取り剤を使用して、カビをしっかり除去します。
* 換気をよくする: カビの発生を防ぐためには、換気が非常に重要です。
* 除湿を行う: 除湿機や除湿剤を使用することで、カビの発生を抑えることができます。

6. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、不動産会社や専門業者に相談することをお勧めします。専門家は、状況に応じた適切な対策を提案してくれるでしょう。

まとめ:継続的なケアが重要

寒冷地での結露・カビ対策は、一度で解決するものではなく、継続的なケアが必要です。上記の対策を組み合わせ、状況に合わせて調整しながら、快適な住環境を維持しましょう。 特に、ビニールカーテンの撤去と換気の改善は、最も効果的な対策の一つです。 また、定期的な窓拭きとカビのチェックも忘れずに行いましょう。

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