2階畳からフローリング張替え後の床鳴り対策:原因と適切な補修方法

2階の畳からフローリングの張替について 下地を張る時に古いベニヤ板は外さず上から根太を300㎜間隔に縦に入れコンパネ、黒いゴム製シートフローリングの順に張って完成しました。 完成後歩くと床がきしみます。大工さんに伝えるとフローリングは普通この張り方で畳は分厚いですがフローリングは畳に比べて厚みが少ないので多少きしみはできると思います。と言われすごくいい訳のような気がします。1階の天井から角材で補強するときしみは解消されます。と言ってますがこれは手抜き工事でしょうか。1階の天井から角材を入れると本当にきしみが解消されるでしょうか。1階からと2階から入れるのではどう違うかを教えていただきたいです。 補足 普通2階の畳からフローリングを張る場合下地に大引きはいれないのでしょうか。正しいフローリングの下地の張り方を教えて下さい。1階から補強する方法も教えて下さい。

床鳴りの原因と大工さんの説明の妥当性

2階畳をフローリングに張替え後、床鳴りが発生しているとのこと、ご心配ですね。大工さんの説明「フローリングは畳に比べて厚みが少ないので多少きしみはできる」は、完全に正しいとは言えません。確かに、畳に比べてフローリングは薄いため、下地からの振動が伝わりやすく、床鳴りが発生しやすくなる可能性はあります。しかし、「多少のきしみは仕方ない」と片付けるのは、適切な施工が行われていない可能性を示唆しています。

床鳴りの主な原因は、以下の通りです。

  • 下地材の不備:古いベニヤ板の上から直接根太を施工したとのことですが、古いベニヤ板の状態が悪かったり、十分な強度が確保できていない場合、床鳴りの原因になります。ベニヤ板の腐食や剥がれ、釘の緩みなどが考えられます。
  • 根太の間隔が広い:300mm間隔は、フローリング下地としてはやや広い可能性があります。間隔が広いと、コンパネやフローリングにたわみが生じ、床鳴りが発生しやすくなります。理想的な間隔は、使用する材料やフローリングの種類によって異なりますが、通常は150~200mm程度です。
  • 根太とコンパネの固定不良:根太とコンパネの固定が不十分だと、コンパネが動き、床鳴りが発生します。十分な数の釘やビスでしっかりと固定する必要があります。
  • コンパネの品質:コンパネの品質が低いと、強度が不足し、床鳴りの原因となります。JIS規格に適合したコンパネを使用することが重要です。
  • 施工ミス:根太の水平がとれていない、コンパネの継ぎ目が適切に処理されていないなど、施工ミスも床鳴りの原因となります。

1階天井からの補強:効果と方法

大工さんが提案している「1階の天井から角材で補強する」方法ですが、これは効果がある可能性はありますが、根本的な解決策ではありません。この方法は、2階の床を支える梁に角材を追加することで、床のたわみを抑制し、床鳴りを軽減する効果が期待できます。しかし、原因が下地材の不備や固定不良にある場合は、この方法だけでは完全に解決できない可能性があります。

1階と2階からの補強の違い

1階天井から補強する場合、既存の梁に角材を追加して補強します。一方、2階から補強する場合、床下地自体を補強することになります。床鳴りの原因が下地にある場合は、2階から直接補強する方が効果的です。しかし、1階天井からの補強は、床下へのアクセスが困難な場合や、大規模な改修が難しい場合に有効な手段となります。

正しいフローリングの下地施工

正しいフローリングの下地施工は、床鳴りを防ぐ上で非常に重要です。以下に、適切な手順を示します。

1. 下地調整

  • 既存のベニヤ板の状態を確認し、腐食や剥がれ、釘の緩みなどがあれば、取り除いて新しいベニヤ板を敷設する必要があります。状態が良い場合は、そのまま使用することも可能ですが、その場合はしっかりと固定し直す必要があります。
  • 床面を清掃し、水平を調整します。必要に応じて、下地調整材を使用します。

2. 根太の施工

  • 根太は、150~200mm間隔で施工します。使用するフローリングの種類や厚さによって適切な間隔は異なりますので、専門家に相談することをお勧めします。
  • 根太は、水平器を使用して水平に施工します。根太と既存の床との間に隙間が生じないように注意します。
  • 根太は、十分な強度を持つ木材を使用し、適切な長さの釘やビスでしっかりと固定します。

3. コンパネの施工

  • 根太の上にコンパネを敷設します。コンパネは、JIS規格に適合した品質の良いものを選びます。
  • コンパネは、釘やビスでしっかりと根太に固定します。継ぎ目は、適切に処理します。

4. 防湿シートの施工

  • コンパネの上に防湿シートを敷設します。防湿シートは、湿気による床鳴りや腐食を防ぐために重要です。

5. フローリングの施工

  • 防湿シートの上にフローリングを施工します。フローリングの施工方法は、使用するフローリングの種類によって異なりますので、取扱説明書をよく読んで施工してください。

専門家の意見とアドバイス

今回のケースでは、大工さんの説明に納得できない部分があります。床鳴りは、施工不良の可能性が高いです。専門の業者に相談し、床鳴りの原因を特定し、適切な補修工事を行うことを強くお勧めします。安価な工事で済ませようとすると、後々大きな問題に発展する可能性があります。

信頼できる業者選びのポイント

  • 複数の業者に見積もりを依頼する
  • 施工実績や評判を確認する
  • 保証内容を確認する
  • 契約内容をしっかりと確認する

床鳴りの原因を特定し、適切な補修を行うことで、快適な住空間を取り戻せるはずです。

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