2階建て木造住宅へのアップライトピアノ設置と補強・防音工事費用

2階建ての家の2階にアップライトピアノを置いています。補強をするにはどのくらいお金がかかりますか?1階には壁や柱が少なく、広いリビングの上にピアノがある部屋があります。親に、ピアノを家が駄目になるからやめて欲しいと言われ困っています。確かにリビングの天井がゆがんでいるような気がするんですよ。。しかもリビングの壁にひびが入っている?ところが一箇所あります。ピアノの機種はヤマハなどのメジャーなものではなく、すでに廃番になっているものですが父によると重さは500キロはあるのではないか、といっています。(根拠はないです 汗)ついでにもし補強とあわせて防音の工事もされた方が居たらどのくらいお金がかかったか教えていただければ幸いです。補足大事な事を忘れてました家は木造ですピアノは古いものですが、背丈もUPにしてはかなり高く音に迫力があり、私の要求にもよくこたえてくれるピアノです。親が唯一私に買ってくれたものだし大切にしたいのです。なので新しくピアノを買う…以外でお願いします。ただ1番目に回答をくださった方が言ったとおり、査定価値はゼロです 笑防音を入れたいのは将来的に他の楽器にも挑戦したく、周りに家も多いからです。よろしくお願いします。

ピアノ設置による床への負担と補強工事

ご心配されているように、アップライトピアノは重量があり、特に2階への設置は床への負担が大きくなります。木造住宅の場合、床の強度不足は天井の歪みや壁のひび割れといった症状を引き起こす可能性があります。ピアノの重量が500kgというご父親のおっしゃる通りだと仮定すると、相当な負担となります。正確な重量はピアノの型番を調べればメーカーサイトなどで確認できる可能性があります。もし型番が不明な場合は、ピアノの側面や内部に記載されている可能性があります。

補強工事の費用は、家の構造、ピアノの設置場所、補強方法などによって大きく異なります。一般的に、以下の様な工事が考えられます。

  • 床下地補強:既存の床下地を強化する工事。根太を増設したり、合板を追加したりすることで、床の強度を高めます。費用は、補強範囲や使用する材料によって変動しますが、数万円から数十万円程度が目安です。面積が広いほど高額になります。
  • 梁の増設:床を支える梁を新たに設置したり、既存の梁を強化する工事。大規模な補強が必要な場合に実施されます。費用は数十万円から数百万円の可能性があります。
  • 土台補強:床下全体を支える土台を補強する工事。深刻な損傷がある場合に必要となる可能性があります。費用は数百万円以上になる可能性も。

これらの工事は専門業者に依頼する必要があります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。見積もりを依頼する際には、ピアノの重量、設置場所、家の構造図などを提示しましょう。

防音工事の費用

防音工事は、ピアノの音漏れを防ぐために必要です。防音工事の費用も、使用する材料や施工範囲によって大きく異なります。

  • 壁・天井への防音材施工:吸音材や遮音シートなどを壁や天井に施工することで、音漏れを軽減します。費用は、施工面積や使用する材料によって変動しますが、数十万円から数百万円程度が目安です。防音性能を高めるには、高性能な材料を使用する必要があるため、費用も高額になります。
  • 二重窓の設置:窓からの音漏れを防ぐために、二重窓を設置する工事。費用は窓の数やサイズによって変動しますが、窓1つあたり数万円から数十万円程度が目安です。
  • 床への防音対策:床からの音漏れを防ぐために、防振ゴムや防音マットなどを敷設する工事。費用は、施工面積や使用する材料によって変動しますが、数万円から数十万円程度が目安です。

防音工事も専門業者に依頼する必要があります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。

専門家の意見:構造設計士の視点

木造住宅にアップライトピアノを設置する場合、専門家の意見を聞くことが重要です。構造設計士に相談することで、家の構造に合わせた適切な補強方法や費用を検討できます。特に、天井の歪みや壁のひび割れがある場合は、構造的な問題を抱えている可能性があります。早めの点検と適切な対策が不可欠です。

具体的なアドバイス

1. **ピアノの重量を正確に確認する**: ピアノの型番を調べ、メーカーサイトなどで重量を確認します。
2. **複数の業者に見積もりを依頼する**: 少なくとも3社以上の業者に見積もりを依頼し、内容を比較検討します。工事内容、使用する材料、保証内容などを確認しましょう。
3. **構造設計士に相談する**: 家の構造的な問題がないかを確認してもらうために、構造設計士に相談することをお勧めします。
4. **親御さんとの話し合い**: 補強工事と防音工事の費用、および工事期間などを説明し、ご理解を得るよう努めましょう。写真や資料を用いて説明すると効果的です。
5. **段階的な工事も検討する**: 予算に余裕がない場合は、段階的に工事を行うことも検討できます。まずは、最も重要な部分の補強を行い、予算が許す範囲で防音工事を進めていく方法もあります。

費用に関する目安

補強工事と防音工事の費用は、家の構造、ピアノの重量、施工範囲、使用する材料などによって大きく異なりますが、全体で50万円~200万円以上かかる可能性があります。高額な費用となる可能性が高いことをご理解ください。

まとめ

アップライトピアノの設置による床への負担は無視できません。安全で快適な音楽環境を確保するためには、専門家への相談と適切な補強・防音工事が不可欠です。費用は高額になる可能性がありますが、大切なピアノを守り、音楽活動を続けるために必要な投資と考えてください。親御さんとの丁寧な話し合いと、複数の業者からの見積もり比較によって、最適なプランを選択しましょう。

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