2階リビングのメリットとデメリット:新築計画における賢い選択のために

2階リビングの利点と欠点は何でしょうか?家を新築することが決まり、三○ホームで設計の真っ最中です。今までは1階にLDKという発想しかなかったのですが、設計士さんが新しく提案して下さったものが2階リビングで片流れの屋根なので一番高いところが5mあり、とても広く感じられる設計のようです。前回までのものは、1階に玄関、シューズクローク、玄関から土間続きでドアで仕切れる3畳ほどの小さな応接室、23.5畳のLDK、それに続く8畳の和室、お風呂、脱衣場、トイレ、洗面、リビング階段で4畳の中2階(ファミリースペース)とその下に天井の低い和室(仏間を兼ねる)、2階に洋室7畳を2つ、5.5畳を1つ、12畳のシアタールーム、12畳の主寝室(片流れ屋根のため天井高4m以上)、6畳のWICという間取りです。殆どは夫が決め、私は両親のためにそれぞれの部屋を作ることと、キッチンのみはIHの3列並列が良くて、パナソニック製にこだわったくらいです。しかし、設計士さんから、「1階に主寝室とWIC、お風呂、洋室等を持ってきて、外から帰ったら1階で着替えてからリビングでくつろぐと言うのもありますよ。1階にご両親のお部屋だと気兼ねも少ないでしょうし。」と提案されました。私としては、それもありなのかな?と思う反面、買い物したものなどを2階へ持ってあがったりするのは大変なのかな?と言う気もします。2階リビングで実際に生活をしていらっしゃる方、またはお考えの方、その利点と欠点を教えて下さい。また、ホームエレベーターをつけることも考えたのですが、メンテナンスなどは大変なのでしょうか?

2階リビングのメリット:開放感とプライバシーの両立

5mもの天井高を誇る2階リビングは、確かに魅力的です。開放感あふれる空間は、家族のコミュニケーションを促進し、日々の生活に豊かさを与えてくれます。 具体的に、2階リビングのメリットを挙げてみましょう。

  • 圧倒的な開放感と採光:高い天井と大きな窓から差し込む自然光は、リビングを明るく、広く感じさせます。特に片流れ屋根は、独特の開放感を演出できます。
  • プライバシーの確保:道路から直接リビングが見えにくいというプライバシー性の高さもメリットです。1階にLDKを配置する場合に比べ、視線から守られた空間でリラックスできます。
  • 眺望の良さ:2階に位置することで、周辺の景色をより楽しめる可能性があります。特に、眺望の良い立地であれば、そのメリットは大きくなります。
  • 静かさ:1階に比べて、道路や近隣からの騒音の影響を受けにくい傾向があります。より静かな空間でくつろぐことができます。
  • デザイン性の高さ:吹き抜けや高い天井など、デザイン性の高い空間を実現しやすいのも魅力です。個性的なインテリアを演出できます。

2階リビングのデメリット:生活動線の課題と安全性

一方、2階リビングには、生活動線や安全面での課題も存在します。

  • 買い物などの持ち運びの手間:食料品や日用品を2階へ運ぶのは、確かに負担になります。特に、重い荷物が多い場合や、高齢者や小さな子供がいる家庭では、大きなデメリットとなる可能性があります。
  • 階段の上り下り:頻繁な階段の上り下りは、体力的な負担となります。高齢者や体の不自由な方がいる家庭では、生活の不便さにつながる可能性があります。また、小さな子供がいる家庭では、転倒事故のリスクも考慮する必要があります。
  • 防災面での考慮:地震などの災害時には、1階よりも避難が困難になる可能性があります。避難経路の確保や、非常用持ち出し品の配置などを事前に計画しておく必要があります。
  • 冷暖房効率:吹き抜けなどがある場合は、冷暖房効率が悪くなる可能性があります。適切な断熱対策や空調システムの選定が重要です。
  • コスト:2階リビングは、設計や施工に特別な工夫が必要となる場合があり、コストが高くなる可能性があります。

ホームエレベーターの導入:メリットとデメリット、メンテナンスについて

ホームエレベーターの導入は、2階リビングのデメリットを軽減する有効な手段です。しかし、導入にはメリットとデメリット、そしてメンテナンスの面での考慮が必要です。

ホームエレベーターのメリット

  • 階段の上り下りの負担軽減:高齢者や体の不自由な方、小さな子供がいる家庭にとって、大きなメリットとなります。
  • 生活動線の改善:買い物などの荷物の運搬が容易になり、生活の利便性が向上します。
  • 防災対策:地震などの災害時にも、安全に避難できる手段となります。

ホームエレベーターのデメリット

  • 初期費用:導入費用は高額です。
  • 設置スペース:設置にはある程度のスペースが必要です。
  • メンテナンス費用:定期的なメンテナンスが必要で、費用がかかります。

ホームエレベーターのメンテナンス

ホームエレベーターのメンテナンスは、専門業者に依頼することになります。定期点検や修理費用は、機種やメーカーによって異なりますが、年間数万円程度かかることを想定しておきましょう。 適切なメンテナンスを行うことで、安全性を確保し、機器の寿命を延ばすことができます。

設計士さんとの相談と具体的な対策

設計士さんの提案は、ご両親の生活のしやすさや、家族の生活動線を考慮した上で、最適なプランを提案しようという配慮から生まれたものと考えられます。 2階リビングを採用するかどうかは、ご家族の状況やライフスタイル、そして予算などを総合的に判断する必要があります。

具体的な対策としては、以下の点について設計士さんとよく相談してみましょう。

  • 生活動線のシミュレーション:買い物や洗濯物などの動線をシミュレーションし、不便な点を洗い出しましょう。
  • 収納スペースの確保:2階に十分な収納スペースを確保することで、荷物の持ち運びの手間を軽減できます。
  • 階段の手すりの設置:階段の手すりを設置することで、安全性を高めることができます。
  • ホームエレベーターの検討:予算や設置スペースなどを考慮し、ホームエレベーターの導入可能性を検討しましょう。
  • 断熱・気密性能の向上:冷暖房効率を高めるための断熱・気密性能の向上を検討しましょう。

専門家の意見:建築士の視点

建築士の視点から見ると、2階リビングは、開放感とプライバシーの両立という点で魅力的なプランです。しかし、生活動線や安全面、コストなどを考慮した上で、ご家族にとって最適なプランを選択することが重要です。 設計士さんと十分に話し合い、ご家族のニーズを反映したプランを作成することが、快適な住まいづくりの鍵となります。

まとめ:ご家族にとって最適な選択を

2階リビングは、メリットとデメリットの両面を持つプランです。 ご家族の状況やライフスタイル、予算などを総合的に考慮し、設計士さんとよく相談して、ご家族にとって最適な選択をしてください。 ホームエレベーターの導入も検討材料の一つとして、検討してみてはいかがでしょうか。

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