2階ベランダの段差解消と改修:安全で快適なベランダ空間を実現する方法

2階のベランダの段差
ベランダと部屋には60cm弱の段差があります。段差の先のベランダの床は20cmほど下がります。
洗濯物を干す際はその段差を越えて行き来しています。
その段差をまたいで上ると頭が窓枠にぶつかるため腰をまげて上ります。
建物側に短い(20cm弱)屋根?みたいのがついてますが頭をぶつける高さで意味を成してません。
ベランダではサンダルを使用してるので余計に頭をぶつける危険があり、窓枠自体が小さいと感じます。

高齢の家族が使用する際足腰への負担がかなりかかってると思います。

ベランダの屋根が壊れたので修理をするのですが、出来ればベランダ自体新しくしたいです。
ベランダの床面が板なので経年劣化でささくれ立っていたり、釘がむき出しに飛び出してる部分もあり危険だからです。

もしもベランダ自体を新しくするなら部屋との段差を減らしたいです。
またいで上るような高さではなくて10cmほどの段差にすることはできないのでしょうか?
そうなると2階のその部屋の設計の骨組み自体を変えないといけないため大掛かりな工事になってしまうんでしょうか?

ベランダの屋根を直すなら、釘も飛び出して危ない床面もともに直したい…って思ってしまうんですが。
屋根だけ直してももう数年すれば床面自体ダメになりそうです。

1度専門家に見積もりを出してもらうべきでしょうか?
どのような施行がオススメですか?補足とても分かりやすい回答がいただけて嬉しいです。

下に屋根がある訳ではなく、ベランダの下の屋根までは1m強空間があきます。
ただポーチの屋根や平屋部分の瓦屋根などが一部3重に重なるようになっていて、
それが床面を下げるとベランダの端の部分と重なりそうです。

ベランダ改修の現状と課題

現在、60cm弱の段差と、さらにベランダ内での20cmの段差、老朽化した床材、低い窓枠など、複数の問題を抱えていることが分かります。高齢の家族が利用する上で、安全面と使い勝手の悪さが大きな課題となっています。特に、60cmの段差は転倒リスクが高く、腰への負担も大きいため、早急な改善が必要です。また、ベランダの屋根と床材の老朽化も、安全性の観点から早めの対応が求められます。

ベランダ段差解消の可能性と施工方法

60cmの段差を10cmに減らすことは、構造上可能かどうか、専門家の判断が必要です。建物の構造図を確認し、床下の空間や基礎部分の状況を調査する必要があります。 単純に床を下げるだけでなく、基礎部分の補強工事や、部屋側の床上げが必要になる可能性もあります。大掛かりな工事になる可能性が高いですが、高齢者の安全と快適性を考慮すると、検討する価値は十分にあります。

段差解消のための具体的な施工方法

* 床上げ: 部屋側の床を上げることで、段差を解消する方法です。既存の床材の上に新しい床材を施工する、または床組み自体を組み替える方法があります。
* 床下げ: ベランダ側の床を下げることで、段差を解消する方法です。しかし、質問にあるように、下の屋根との兼ね合いを考慮する必要があります。既存の床を撤去し、新しい床を低い位置に施工する必要があります。この場合、防水処理や排水処理にも注意が必要です。
* スロープ設置: 段差解消に最も手軽な方法です。木材や金属製のスロープを設置することで、段差を緩やかにします。しかし、60cmの段差をスロープで解消しようとすると、かなり長いスロープが必要となり、ベランダのスペースを圧迫する可能性があります。高齢者にとって、急な勾配のスロープは危険なため、勾配を緩やかにする必要があります。
* リフト設置: 電動リフトを設置することで、高齢者でも楽にベランダに出入りできます。スペースに余裕があれば、有効な手段です。

ベランダ床材と屋根の改修

ベランダの床材は、経年劣化によるささくれや釘の飛び出しなど、安全上の問題を抱えています。安全性を確保するため、床材の全面的な交換が推奨されます。 耐久性と滑りにくい素材を選び、釘の飛び出しがないように施工する必要があります。

屋根の修理についても、同時に施工することをお勧めします。屋根材の劣化状況を確認し、必要に応じて交換する必要があります。防水処理も重要なポイントです。 雨漏りや浸水は、床材の劣化を早める原因となります。

専門家への相談と見積もり

ベランダの改修は、専門知識と技術が必要なため、建築業者やリフォーム業者に相談し、見積もりを取ることを強くお勧めします。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適なプランと費用を見つけることができます。

見積もりを取る際には、以下の点を明確に伝えましょう。

* 高齢者が利用すること
* 段差解消の希望
* 床材と屋根の改修
* 予算

専門家の視点:安全性の確保とデザイン性の両立

建築士の視点から見ると、ベランダの改修は単なる修理ではなく、高齢者の安全と快適性を確保するための重要な改修工事です。そのため、単に現状を修復するだけでなく、将来的な使いやすさや安全性まで考慮した設計が必要です。

例えば、段差解消だけでなく、手すりの設置、滑りにくい床材の選択、十分な照明の確保なども検討すべきです。また、ベランダのデザイン性も考慮し、高齢者にとって使いやすいだけでなく、気持ちの良い空間となるように工夫することが重要です。

まとめ:安全で快適なベランダ空間を目指して

ベランダの改修は、高齢者の安全と快適な生活に直結する重要な工事です。 まずは専門業者に相談し、現状の調査と見積もりを取り、最適な改修プランを検討しましょう。 費用はかかりますが、安全で快適なベランダ空間を実現することで、高齢者の生活の質を大きく向上させることができます。 複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、コストパフォーマンスの高い改修を実現できるでしょう。

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