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トイレ撤去と収納リフォーム:手順と注意点
2階トイレを収納スペースにリフォームする計画、素晴らしいですね!しかし、単に便器を取り外すだけでは不十分です。水回り工事には専門的な知識と技術が必要となるため、DIYでの対応は危険が伴います。この記事では、安全でスムーズなリフォームを実現するための手順、注意点、そして費用について詳しく解説します。
1. 水道の元栓を止める
まず、トイレの水道を止める必要があります。これは、建物のメインの水道メーターを止めるのではなく、トイレ専用の止水栓を閉めることで行います。止水栓の位置はトイレの壁や床にあり、通常はバルブを回して操作します。止水栓が見つからない場合は、管理会社や水道工事のプロに相談しましょう。
2. 排水管の処理
便器を取り外した後、排水管の処理が重要です。そのまま放置すると、下階への漏水や悪臭の原因となる可能性があります。排水管を適切に封鎖する必要があります。これは、専門業者に依頼することを強くお勧めします。
3. 水の滞留と腐敗について
ご質問にある「何年も還流しない水が腐ったりしないのか」というご心配は、もっともな懸念です。配管内に残った水は、時間の経過とともに腐敗し、悪臭やカビの発生につながる可能性があります。そのため、単に水を止めるだけでなく、配管内の水を完全に排出する、または配管を適切に処理する必要があります。これは、専門業者に依頼することで安全に確実に処理できます。
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4. 床・壁の処理
トイレ撤去後は、床や壁の仕上げ処理が必要です。トイレの床は防水処理されていることが多く、撤去後は防水層を適切に処理しなければ、下階への漏水リスクがあります。また、壁の処理も必要です。専門業者に依頼することで、適切な下地処理と仕上げを行い、美しい収納スペースを確保できます。
5. 電気工事(照明など)
収納スペースとして利用する場合、照明が必要となる可能性があります。既存の照明器具を利用できる場合もありますが、新たな照明器具の設置や配線工事が必要になることもあります。電気工事は資格を持った電気工事士に依頼しましょう。
6. 収納の設計と施工
収納スペースとしてどのように活用するかを計画し、棚や収納ボックスなどの設置が必要です。収納効率を高めるためには、収納したい物のサイズや種類を考慮し、適切な設計を行うことが重要です。DIYで対応することも可能ですが、専門業者に依頼することで、より使いやすく、耐久性のある収納スペースを確保できます。
リフォーム費用について
トイレ撤去と収納リフォームの費用は、作業内容や使用する資材によって大きく異なります。以下は、おおよその費用目安です。
* **トイレ撤去:3万円~5万円** (排水管処理を含む)
* **床・壁処理:5万円~10万円** (下地処理、仕上げを含む)
* **収納棚設置:5万円~15万円** (設計、材料、施工を含む)
* **電気工事:1万円~3万円** (照明器具設置を含む)
* **その他諸費用:5万円~10万円** (廃材処分、清掃など)
合計:19万円~43万円
上記はあくまでも目安であり、実際の費用は現場状況によって変動します。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをお勧めします。
専門家への相談
トイレ撤去やリフォームは、専門知識と技術が必要な作業です。DIYで対応しようとすると、思わぬトラブルや事故につながる可能性があります。安全で安心なリフォームを行うために、必ず専門業者に相談し、見積もりを取りましょう。
信頼できる業者選びのポイント
* 複数の業者に見積もりを依頼する
* 過去の施工実績を確認する
* 資格や経験を確認する
* 契約内容をしっかり確認する
まとめ
2階トイレを収納部屋にリフォームする際には、単に便器を取り外すだけでは不十分です。排水管処理、床・壁処理、電気工事など、様々な作業が必要となります。安全で安心なリフォームを行うためには、専門業者に依頼することが重要です。費用は作業内容によって異なりますが、上記を参考に予算を立て、複数の業者に見積もりを依頼して比較検討しましょう。