2階の音漏れ対策!古い家でもできる防音対策とインテリアコーディネート

2階の部屋の音がしたに響きます。説明が少し下手になるかも知れないのですが、ココロ許して聞いてください。私の部屋は2階の部屋です。でも、家が古いせいか、ちょっとの振動?っていうか、床をドン!としただけで、下に響いたりします。畳が悪いのかと思って、畳の上に新聞とカーペットを敷いて見ましたが、全く変わりません。このようなのが今の現状なのですが、どうすれば、下に響きませんか?やっぱりこれはしょうがないことなのでしょうか?

2階の音漏れ問題:原因と解決策

古い家での床衝撃音は、多くの住まいで悩みの種です。ご質問にあるように、畳に新聞やカーペットを敷いても効果がないのは、これらの対策が、あくまで「遮音」ではなく「吸音」に効果があるためです。吸音は音を吸収しますが、振動そのものを防ぐ効果は期待できません。

では、なぜ音が響くのでしょうか?主な原因は、建物の構造と床材にあります。古い家では、床と天井の間に十分な防音材が使用されていない、もしくは劣化している可能性が高いです。また、床材自体が音を伝えやすい素材であることも影響します。

音漏れを防ぐための具体的な対策

では、具体的な対策を見ていきましょう。大きく分けて、DIYでできる手軽な方法と、専門業者に依頼する必要がある本格的な方法があります。

1.DIYでできる対策:手軽にできる吸音と制振

まずは、手軽にできる対策から試してみましょう。先ほど述べたように、新聞やカーペットだけでは不十分です。より効果的な吸音と制振を行うには、以下の方法が有効です。

  • 防音マットの敷設: 畳の上に防音マットを敷くことで、ある程度の振動を吸収できます。厚みのある高性能な防音マットを選ぶことが重要です。市販されている防音マットには、様々な種類と厚みがあるので、ご自身の予算と状況に合わせて選ぶことができます。厚みのあるものほど効果が高い傾向にあります。
  • 防音カーペットの敷設: 防音マットの上に防音カーペットを敷くことで、さらに吸音効果を高めることができます。防音カーペットも様々な種類があるので、デザイン性と機能性を両立したものを選びましょう。特に、パイルが厚く、密度が高いものがおすすめです。
  • 家具の配置: 重い家具を配置することで、床への衝撃を軽減できます。ただし、家具の脚が床に直接触れていると効果が薄れるため、家具の脚にフェルトなどを貼るのも有効です。

これらの対策は、本格的な防音工事ほど効果はありませんが、比較的安価で手軽にできるため、まずは試してみる価値があります。効果を実感できるまでには、素材の組み合わせや厚さなど、試行錯誤が必要となる場合もあります。

2.専門業者に依頼する対策:確実な効果を求めるなら

DIYで効果が不十分な場合は、専門業者に相談することをおすすめします。専門業者であれば、建物の構造を考慮した上で、最適な防音対策を提案してくれます。

  • 遮音材の施工: 天井裏や床下に遮音材を施工することで、音を遮断する効果を高めることができます。遮音材には、グラスウールやロックウールなどの吸音材や、鉛シートなどの遮音シートなどがあります。
  • 防音フローリングへの張り替え: 既存の床材を、防音効果の高いフローリングに張り替えることで、根本的な解決が期待できます。防音フローリングには、様々な種類があり、価格や性能も様々です。専門業者に相談して、最適なものを選びましょう。
  • 二重床の施工: 既存の床の上に新たな床を設けることで、防音効果を高めることができます。これは、比較的費用がかかりますが、最も効果の高い方法の一つです。

専門業者に依頼する場合は、複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。また、施工後の保証についても確認しておきましょう。

インテリアと防音対策の両立

防音対策は、見た目にも配慮することが大切です。防音マットやカーペットは、インテリアの一部として考えることで、お部屋の雰囲気を損なうことなく、効果的に防音対策を行うことができます。

インテリアコーディネートのポイント

  • 防音マットやカーペットの色や柄: お部屋のインテリアに合わせた色や柄の防音マットやカーペットを選びましょう。ブラウン系の家具が多いお部屋なら、ブラウン系の防音マットを選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。
  • 家具の配置: 防音効果だけでなく、お部屋のレイアウトにも配慮した家具の配置を心がけましょう。例えば、ソファやベッドを壁際に配置することで、音の反射を防ぐことができます。
  • カーテン: 厚手のカーテンを使用することで、音の吸収効果を高めることができます。遮光カーテンなども防音効果が期待できます。

例えば、ブラウンの家具が多いお部屋であれば、ブラウン系の防音マットやカーペットを選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。また、ラグやカーテンなどのテキスタイルも、防音効果を高めるだけでなく、お部屋の雰囲気を大きく変えるアイテムとして活用できます。

専門家の意見

防音工事の専門家によると、「効果的な防音対策は、建物の構造や音の種類によって異なります。そのため、まずは専門家に相談し、適切な対策を検討することが重要です。」とのことです。

まとめ

2階からの音漏れ対策は、DIYで手軽にできる方法から、専門業者に依頼する本格的な方法まで、様々な選択肢があります。ご自身の状況や予算に合わせて、最適な方法を選択し、快適な生活空間を実現しましょう。 大切なのは、問題の原因を理解し、適切な対策を選ぶことです。 この記事が、皆様の快適な生活の一助となれば幸いです。

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