2階に洗面所と浴室を設置するメリット・デメリット|新築プランの使い勝手と費用について徹底解説

2階での洗面、浴室 新築プランで検討中です。1階はLDKにして、2階に子供部屋2部屋、主寝室1部屋、洗面、浴室がある場合、日常の使い勝手はどうなんでしょうか?2階に洗面、浴室を持っていく事で、1階の場合と比較して費用は高くなりますか?よろしくお願いします。

2階に洗面所と浴室を設置することのメリット・デメリット

新築住宅を計画する際、洗面所と浴室の設置場所は重要な検討事項です。特に、1階にLDKを配置し、2階に寝室や子供部屋を設けるプランでは、洗面所と浴室をどちらの階に配置するかが、日々の生活動線やコストに大きく影響します。そこで、2階に洗面所と浴室を設置することのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

メリット

  • プライバシーの確保:家族のプライバシーを重視するなら、2階への設置がおすすめです。特に朝の忙しい時間帯、洗面所や浴室を独占できるのは大きなメリットです。1階に設置した場合、家族が行き来するLDKに近いため、プライバシーが保ちにくいというデメリットがあります。
  • 朝の時間効率アップ:2階に洗面所と浴室があれば、朝は家族がそれぞれ準備を進められるため、時間効率が向上します。特に、子供がいる家庭では、朝の支度にかかる時間を短縮できるのは大きなメリットです。1階に設置すると、洗面所や浴室の使用を待つ必要があり、朝の支度が遅れる可能性があります。
  • 夜間のトイレ利用の利便性向上:寝室が2階にある場合、夜間のトイレ利用もスムーズになります。特に高齢者や小さなお子さん、体の不自由な方がいる家庭では、階段の上り下りがないことは大きな安心材料となります。
  • 音の問題軽減:浴室の音は、特に夜間は気になるものです。2階に設置することで、1階のリビングなどに音が響きにくく、生活音を気にすることなくリラックスできます。
  • 独立性が高い空間の確保:2階に洗面所と浴室を配置することで、水回り空間を独立して確保できます。これは、清潔感や空間の使いやすさを向上させる上で非常に重要です。

デメリット

  • 水回り設備の設置費用増加:2階への設置は、配管工事や排水処理が複雑になるため、1階に設置する場合と比較して費用が高くなる傾向があります。具体的な金額は、建物の構造や設備の種類、施工業者によって異なりますが、数十万円から数百万円の差が生じる可能性があります。
  • 洗濯動線への影響:洗濯物を干す場所や洗濯機の設置場所との動線を考慮する必要があります。2階に洗濯物を干すスペースがない場合は、1階に干す必要があり、動線が長くなる可能性があります。ベランダが2階にある場合は問題ありませんが、1階のみの場合は、洗濯物を階段で運ぶ手間がかかります。
  • 高齢者や体の不自由な方への配慮:階段の上り下りが負担になる高齢者や体の不自由な方がいる家庭では、2階への設置は不便となる可能性があります。バリアフリー設計を考慮する必要があります。
  • 万一の時の対応:停電時や水道のトラブル発生時は、1階に比べて対応が遅れる可能性があります。非常時の対応についても事前に検討しておきましょう。

2階に洗面所と浴室を設置した場合の費用

2階に洗面所と浴室を設置する際の費用は、以下の要素によって大きく変動します。

  • 配管工事の難易度:既存の配管を利用できるか、新たに配管を敷設する必要があるかによって費用が大きく変わります。特に、排水管の勾配を確保するために、床の構造を変更する必要がある場合、費用は高騰します。
  • 設備機器のグレード:高級なユニットバスや洗面台を選ぶと、費用は高くなります。予算に合わせて、適切なグレードの設備を選びましょう。
  • 防水工事の費用:2階に浴室を設置する場合は、防水工事が非常に重要です。漏水事故を防ぐために、高品質な防水材を使用し、丁寧な施工を行う必要があります。この費用も無視できません。
  • その他工事費用:壁や床の仕上げ、換気設備、照明器具などの費用も必要です。これらの費用も、全体の費用に含まれます。

これらの費用を正確に算出するには、複数の建築業者に見積もりを依頼することが重要です。比較検討することで、最適なプランと費用を見つけることができます。

具体的なアドバイス

2階に洗面所と浴室を設置するかどうかを検討する際には、以下の点を考慮しましょう。

  • 家族構成とライフスタイル:家族構成やライフスタイルに合ったプランを選びましょう。高齢者や体の不自由な方がいる場合は、1階への設置を検討する必要があります。
  • 予算:2階への設置は費用が高くなるため、予算をしっかりと把握し、優先順位を明確にしましょう。費用を抑えるためには、設備機器のグレードを見直したり、シンプルなデザインを選ぶことも有効です。
  • 建築業者との綿密な打ち合わせ:建築業者と綿密に打ち合わせを行い、メリット・デメリットをしっかりと理解した上で、最適なプランを決定しましょう。専門家の意見を参考に、自分に合ったプランを選びましょう。
  • モデルハウス見学:実際に2階に洗面所と浴室が設置されたモデルハウスを見学し、使い勝手を確認してみるのもおすすめです。

専門家の視点

建築士の視点から見ると、2階に洗面所と浴室を設置するかどうかは、建物の構造や家族構成、予算などを総合的に判断する必要があります。特に、配管工事の難易度や防水工事の重要性を理解した上で、計画を進めることが重要です。

まとめ

2階に洗面所と浴室を設置するかどうかは、メリットとデメリットを比較検討し、家族構成やライフスタイル、予算などを考慮して決定する必要があります。費用面では高くなる可能性がありますが、プライバシーの確保や朝の時間効率アップといったメリットも大きいです。複数の業者に見積もりを取り、専門家の意見を参考にしながら、最適なプランを選びましょう。

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