2階で暴れる豆柴!その理由と解決策|犬の行動とインテリアの関係

ウチには豆柴(2歳・オス)がいます。1階の居間にいる時は、ノンビリ寝ていることがほとんどなのですが、棲み家でない2階の寝室や私の部屋に侵入すると、突然暴れ出します。部屋中を駆け回ったり、すごい形相で吠えついたりするのです。また、中々部屋から出てくれません。で、なんとか部屋から出して1階に連れてくると、またノンビリ寝ているのです。この犬の中で、一体何が起こっているのでしょうか?そして、こうしたクセを直す方法があれば、教えてください。

豆柴の2階での暴走!その原因を探る

愛犬の豆柴ちゃんが、1階ではおとなしいのに、2階では豹変してしまう…その理由は、犬の習性と環境、そしてもしかしたらインテリアにも関係しているかもしれません。

1. 縄張り意識と安心感の欠如

犬は縄張り意識が強く、特に自分の安全な場所(落ち着ける場所)を必要とします。1階のリビングは、愛犬にとって安心できる「自分のテリトリー」として認識されている可能性が高いです。一方、2階は普段あまり行かない場所、つまり「未知の領域」と認識されているのでしょう。未知の領域への侵入は、犬にとってストレスとなり、不安や警戒心を高めます。その結果、興奮状態になり、暴れ回るという行動に繋がるのです。

2. 探索行動と狩猟本能の刺激

2階という新しい環境は、犬にとって魅力的な探索の対象となります。新しい匂い、音、そして見慣れない家具やインテリアは、狩猟本能を刺激する可能性があります。特に、寝室や私室は人の生活感や匂いが強く残っており、犬にとっては刺激的な空間と言えるでしょう。この刺激に興奮し、部屋中を駆け回る行動につながっていると考えられます。

3. 家具やインテリアとの関連性

意外かもしれませんが、インテリアにも原因が潜んでいる可能性があります。例えば、2階に置かれた家具の配置や素材、色などが、犬にとって不安や警戒心を高める要因になっているかもしれません。例えば、鏡に映る自分の姿に驚いたり、光沢のある家具に反射する光に怯えたりする犬もいます。また、高低差のある家具や、狭い空間は、犬にとって圧迫感を与え、ストレスの原因となることもあります。

具体的な解決策とインテリアへの工夫

愛犬のストレスを軽減し、2階での暴走を改善するためには、以下の対策を段階的に試してみましょう。

1. 徐々に2階に慣れさせる

いきなり2階に連れて行くのではなく、最初はドアを開けて様子を見せることから始めましょう。愛犬が自ら2階に上がってくるのを待ち、褒めてあげたり、おやつを与えたりすることで、2階への良いイメージを植え付けます。徐々に滞在時間を長くし、最終的には自由に2階を探索できるようにします。

2. 安心できる場所を作る

2階に、愛犬にとって安全で落ち着ける場所を作りましょう。犬用のベッドやクッションを置き、愛犬が安心して休める空間を確保します。この場所は、愛犬が自由に使える空間であることを明確にしましょう。例えば、犬専用のケージやハウスを設置するのも良いでしょう。ケージやハウスは、犬にとって安全な隠れ家となり、安心感を与えます。

3. インテリアの見直し

2階のインテリアを見直すことで、愛犬のストレスを軽減できる可能性があります。

  • 鏡や光沢のある家具を避け、マットな質感の家具を選ぶ:鏡に映る自分の姿に驚いたり、光沢のある家具に反射する光に怯えたりする犬もいます。マットな質感の家具は、そのような不安を軽減するのに役立ちます。
  • 高低差のある家具を避け、床に直接置ける家具を選ぶ:高低差のある家具は、犬にとって圧迫感を与え、ストレスの原因となる可能性があります。床に直接置ける家具を選ぶことで、犬が自由に動き回れる空間を確保できます。
  • 落ち着く色合いのインテリアを選ぶ:犬は色にも敏感です。刺激の少ない、落ち着いた色合いのインテリアを選ぶことで、愛犬の精神的な安定を促します。ブラウンやベージュなどのアースカラーは、犬にとってリラックス効果があると言われています。
  • 安全な素材の家具を選ぶ:犬が噛んだり引っ掻いたりしても安全な素材の家具を選びましょう。例えば、角のない丸みのある家具や、丈夫な天然木製の家具などがおすすめです。

4. 専門家への相談

それでも改善が見られない場合は、動物行動学の専門家や獣医に相談することをお勧めします。専門家のアドバイスを受けることで、愛犬の行動の根本原因を特定し、より効果的な解決策を見つけることができるでしょう。

まとめ:愛犬と快適な空間づくり

愛犬の2階での暴走は、縄張り意識や不安、そしてインテリア環境が複雑に絡み合った結果である可能性が高いです。愛犬の行動をよく観察し、上記の対策を段階的に試すことで、愛犬と飼い主さん双方にとって快適な空間を作ることができます。インテリア選びも、愛犬の気持ちを考慮することで、より幸せな生活を送ることができるでしょう。

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