2歳3ヶ月トイプードルの攻撃行動への対処法:家族への威嚇と解決策

私が傍に居ると強気になって、家族や来客に威嚇をします。 2歳3ヶ月のトイプードルの男の子を飼っています。 5ヶ月前に「引越しで変えなくなった」という方から、譲り受け里親になりました。 私と一緒にいる時は、とても穏やかで何をされても怒りません。 ただ、私と一緒にいる時に家族が傍に来たり、私の部屋のに入ろうとすると ものすごく怒って牙をむき出し、吠えながら向かっていきます。 私以外に抱っこをされるのも嫌がります。 来たばかりの頃は部屋の前を通ったり、物音に敏感で吠えたりはしていました。 これは、不安感からと思い、吠えるたびに「大丈夫。怖くないよ」と 優しく頭や体を撫でていました。 最近は部屋の前を通るだけではあまり吠えたりはしないのですが 部屋のほうを向いたり(犬が通りやすいよう部屋のドアは開けっ放しにしています) 部屋に入ろうとするとものすごく怒ります。 母に対してが特に酷く、犬が寒そうだと布を掛けようとするとその布に噛み突き、放しません。 手にも噛み付き、血が出ました。私が静止してもまったく駄目です。母も子供の頃から犬を飼っていた人なのですが、古い(?)しつけ方法の為、 悪い事をした際は頭やお尻を叩き、叱ってしまいます。 これについて何度も注意し、本などを見せて止めてくれと言っても聞き入れてくれません。 今までやった対処法は、 ・「ノー!」と低い声で止める。 ・「大丈夫、怖くないよー」と言い含める。 ・布をかける ・ケージに入るよう言い、入れる。 ・ノズルを抑える。 ・体を仰向けに押さえつけ叱る。 ・吠えた時に私が部屋を出て行く。←これをすると急いで私を追いかけてきます。私や犬より先に部屋に人が居た場合には威嚇はしません。 とにかく母にはとにかく威張り、ブツブツ文句を言います。 ・犬を無視して、吠えた相手と仲良くする。 などやってみたのですが駄目でした。 乱雑に実行せず、一つに絞ったほうが良いでしょうか? 私が仕事に行っている時や家に居ない時は、母や父に対してこんな態度を取ったりせず、 一緒にお昼寝をしたり、ボールで遊んだり、抱っこも嫌がったりせず、むしろして欲しいと強請ったりと、とてもいい仔にしている様です。 散歩は平日が母、週末などの休みの時は私が行っています。 犬を飼うのは2度目ですが、前の仔は室外犬だった為、勝手が違う部分があり戸惑っています。 しつけ教室に通い、適切な対応を習ったた方がよいでしょうか。 乱雑な文章で申し訳ありません。どうかご教授お願いします。 宜しくお願い致します。

問題行動の原因を探る:分離不安と資源防衛

愛犬の行動は、分離不安資源防衛が複雑に絡み合っている可能性が高いです。

分離不安の可能性

譲渡された5ヶ月前、環境の変化によるストレスが原因で分離不安を抱えている可能性があります。特に、あなたと離れている時に穏やかで、あなたがいると家族に攻撃的になることから、あなたの存在を「安全基地」として認識し、あなた以外の人間を脅威と捉えていると考えられます。

資源防衛の可能性

あなたの部屋を「自分のテリトリー」と認識し、その空間、そしてあなた自身を「資源」として防衛していると考えられます。家族が近づいたり、あなたに触ろうとしたりすることを、資源への侵害と捉え、攻撃行動に繋がっている可能性があります。 特に、母に対する攻撃性が強いのは、布をかけるという行為を、愛犬が「あなたへの接触を妨害する行為」と認識している可能性があります。

効果的な解決策:専門家への相談と具体的な行動

現状のしつけ方法は、愛犬の不安を増幅させている可能性があります。「ノズルを抑える」「体を仰向けに押さえつける」といった方法は、愛犬に恐怖心を与え、信頼関係を破壊する可能性が高いため、避けるべきです。

1. しつけ教室への参加

しつけ教室への参加は強くお勧めします。 特に、ポジティブ強化法を専門とする教室を選ぶことが重要です。ポジティブ強化法は、望ましい行動を褒めて強化することで、犬の行動を改善する方法です。 教室では、愛犬の行動の根本原因を特定し、適切な対処法を学ぶことができます。 また、他の飼い主さんとの交流を通して、同じような悩みを持つ方と情報交換することもできます。

2. 専門家(獣医、動物行動学者)への相談

しつけ教室と並行して、獣医や動物行動学者への相談も検討しましょう。 愛犬の行動が、医学的な問題(痛みや病気)に起因している可能性も排除する必要があります。 また、専門家は、愛犬の行動を客観的に分析し、より効果的な解決策を提案してくれます。

3. 家庭内での具体的な対策

* 安全な空間の確保:愛犬にとって安全で落ち着ける場所(クレートやベッドなど)を用意しましょう。 この場所は、家族が近づいても干渉しない「聖域」として認識させましょう。
* ポジティブな強化:良い行動(落ち着いていたり、家族を威嚇せずにいる時など)を積極的に褒めて、ご褒美を与えましょう。 言葉の褒め言葉だけでなく、おやつや撫でるなどのポジティブな刺激が効果的です。
* 母との関係改善:母には、愛犬への古いしつけ方を改めるよう、繰り返し丁寧に説明する必要があります。 愛犬の行動を理解させ、ポジティブ強化法の重要性を理解させることが重要です。 必要であれば、しつけ教室や専門家と一緒に母にも説明してもらうのも有効です。
* 環境調整:愛犬が落ち着けるように、環境を調整しましょう。 騒音対策、快適な温度管理、適切な休息場所の確保などが重要です。
* 徐々に慣れさせる:家族が愛犬に近づく際は、徐々に距離を縮めていくようにしましょう。 いきなり近づくと、愛犬は脅威を感じて攻撃的になる可能性があります。 最初は遠くから様子を見て、徐々に距離を縮めていくことが重要です。 この際、愛犬が落ち着いていれば褒めて、緊張しているようであれば、距離を離しましょう。
* 「無視」は効果的ではない:愛犬を無視する方法は、かえって不安を増幅させる可能性があります。 無視するのではなく、愛犬が落ち着いていられるように、安全な空間を提供し、ポジティブな強化を行う方が効果的です。
* 散歩の役割分担:散歩は、愛犬との信頼関係を築く重要な時間です。 あなたと母で役割分担することで、愛犬はそれぞれの飼い主と異なる関係性を築き、安心感を高めることができるでしょう。

具体的な事例と専門家の視点

ある動物行動学者は、犬の攻撃行動の原因として、「所有欲」「恐怖」の二つの感情が複雑に絡み合っているケースが多いと指摘しています。 あなたの愛犬の場合、あなたを「自分のもの」として所有し、あなたへの接近を許さないという「所有欲」と、あなた以外の家族への恐怖が混在している可能性があります。 そのため、単に「叱る」のではなく、愛犬の不安を取り除き、信頼関係を築くことが重要になります。

まとめ:継続的な努力と専門家のサポート

愛犬の行動改善には、時間と忍耐が必要です。 焦らず、一つずつ丁寧に、そして継続的に取り組むことが重要です。 しつけ教室や専門家のサポートを活用しながら、愛犬との信頼関係を築き、穏やかな生活を取り戻せるよう努力しましょう。

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