2匹目の猫との多頭飼育:先輩猫を優先しつつ、後輩猫のストレスを軽減する方法

2匹目の猫の対処の仕方について教えてください。先輩猫を優先するのが多頭飼いの原則だと聞いたので、実践してますが、その際、後輩猫の激しいボディーランゲージは無視していいのでしょうか?先輩猫は野良猫から生まれて1歳ぐらいで保護し今2歳、♂きじとら3.2キロで怖がりですが撫でてもらうのは大好き、ほとんど鳴かない。後輩猫は多分捨て猫で3歳位、♂茶色毛長3.6キロで叩かれたことがあるらしく、上から出す手を怖がる、下から出した手からはおやつは食べるくせに体は触らせない。何かにつけてよく鳴く。先輩猫をなぜている時、おやつを先に与えてる時など、部屋の端で寝ていても側に来て腹を見せのた打ち回ります。先輩猫はひいてしまって、甘えるのを辞めてしまいます。どちらも弱いので、大事のケンカにならないのが救いなのですが・・・

多頭飼育における先輩猫優先と後輩猫のボディーランゲージ

猫同士の多頭飼育において、先輩猫を優先することは非常に重要です。これは、新しい猫が家庭に来た際に、既存の猫がストレスを感じ、縄張り意識や不安から攻撃的になるのを防ぐためです。しかし、後輩猫の激しいボディーランゲージを完全に無視することは、必ずしも適切ではありません。後輩猫の行動には、ストレスや不安、コミュニケーションの欲求が隠されている可能性があります。無視し続けると、後輩猫のストレスが蓄積し、問題行動が悪化したり、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

後輩猫の行動の解釈と対応策

後輩猫の「腹を見せのた打ち回り」という行動は、一見すると服従や甘えのように見えますが、実際はストレスや不安、コミュニケーションの欲求を表している可能性が高いです。 先輩猫に近づき、腹を見せることで、先輩猫の反応を探り、安心できる関係を築こうとしているのかもしれません。しかし、先輩猫が怖がって距離を置くため、後輩猫のストレスは解消されず、さらに激しい行動をとる可能性があります。

後輩猫のストレスサインを理解する

後輩猫のストレスサインを正しく理解することが、適切な対応策を立てる第一歩です。

  • 過剰な鳴き声:不安や不満、注意を求めるサインです。
  • 体を触らせない:過去のトラウマや恐怖心からくる防衛反応です。
  • 腹を見せる行動:服従の意思表示と同時に、不安やストレスも表しています。
  • 過度のグルーミング:ストレスによる自己鎮静行動です。
  • 食欲不振や下痢:身体的なストレスのサインです。

これらのサインに気づいたら、後輩猫のストレスを軽減するための対策を講じる必要があります。

具体的な解決策:先輩猫と後輩猫の良好な関係構築

先輩猫と後輩猫の両方が安心して暮らせる環境を作るには、以下の対策が有効です。

1. 資源の分離と確保

猫同士のトラブルの多くは、餌場、トイレ、寝床などの資源をめぐる競争から発生します。それぞれの猫が自由に使えるように、以下の資源を複数用意しましょう。

  • フードボウル:少なくとも2個以上、離れた場所に設置します。
  • ウォーターボウル:新鮮な水を常に用意します。場所も複数用意しましょう。
  • トイレ:猫の数+1個のトイレを用意します。砂の種類も好みを考慮して、複数用意すると良いでしょう。
  • 寝床:それぞれが落ち着いて休める場所を複数確保します。高い場所と低い場所、隠れ家になるような場所を用意すると効果的です。

2. フェロモン製品の活用

フェロモン製品は、猫の安心感を高める効果があります。フェリウェイなどの合成フェロモン製品を、猫が過ごす場所に噴霧することで、ストレスを軽減し、落ち着きを与えます。

3. スローな紹介と環境エンリッチメント

いきなり2匹を同じ空間に放つのではなく、最初は別々の部屋で生活させ、徐々に慣れさせていくことが重要です。匂いを共有させることから始め、その後、短い時間だけ同じ部屋で過ごさせ、徐々に時間を延ばしていきます。

環境エンリッチメントとして、猫が遊べるおもちゃや、登ったり隠れたりする場所を用意することで、猫のストレスを軽減し、行動を豊かにします。猫タワーやキャットウォーク、ダンボールハウスなど、猫が楽しめるアイテムを導入しましょう。

4. 個別のコミュニケーション

先輩猫と後輩猫には、それぞれ個別に十分な愛情と関わりを与えましょう。後輩猫には、上から触るのではなく、下から優しく撫でるなど、猫が安心できる方法で接しましょう。おやつを与える際も、個別に与えることで、競争心を減らすことができます。

5. 専門家への相談

状況が改善しない場合は、獣医や動物行動学の専門家に相談しましょう。専門家のアドバイスを受けることで、猫の行動の背景を理解し、より適切な対応策を立てることができます。

まとめ:多頭飼育は愛情と工夫で成功へ

多頭飼育は、猫にとって大きなストレスになる可能性がありますが、適切な対策を行うことで、猫たちが幸せに暮らせる環境を作ることができます。先輩猫を優先しつつ、後輩猫のストレスを軽減するための工夫を凝らし、猫たちの個性を理解し、愛情をもって接することで、多頭飼育は成功します。焦らず、根気強く、猫たちと向き合っていきましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)