180cmスチールロッカーのDIYリノベーション:研磨・再塗装でインダストリアル風インテリアを実現

既存の180cmの大きなスチールロッカーの塗装を剥がして、スチールの地肌を活かしたクリア塗装をしたいと考えています。イメージはインテリアブランド「DULTON」のスチールシリーズです。https://www.dulton.jp/onlineshop/pages/search.aspx?q=raw 工程は以下サイトを参考にしました。https://oshiete.goo.ne.jp/qa/5927751.html https://realestate.yahoo.co.jp/knowledge/chiebukuro/detail/14178808679/ (1)剥離剤で表面の塗装を落とす。(2)から研ぎペーパー(#200)研磨ロン、等で表面を磨く。(4)1液型ウオッシュプライマーを塗布し、ウレタンスプレー(クリア)を3回塗り。質問内容ですが、①大きなスチール家具ですが、剥離剤で表面の塗装を剥がす際に水を使うと思いますが、赤サビが大量についてしまわないでしょうか?(赤サビはイメージと違います)②その場合、剥離剤ではなくディスクグラインダー等で塗装を剥がした方がイメージに近づきますか?③DULTONのスチール家具は完全な地肌というより、かすかに黒サビの様なくすみがあるのですが、これはブルーイングしているのでしょうか?もしくは、副産物的なものでしょうか?経験者の方、ご回答お願いいたします。

スチール家具の研磨と再塗装:赤サビを防ぎ、DULTON風インダストリアルデザインを実現するためのステップ

180cmのスチールロッカーをDIYでリノベーションし、DULTONのようなインダストリアルな雰囲気に仕上げたいというご要望ですね。塗装を剥がしてクリア塗装でスチールの地肌を生かす、素晴らしい計画です。しかし、錆の発生や仕上がりの質感など、いくつか注意すべき点があります。以下、ご質問にお答えしていきます。

質問①:剥離剤使用時の赤サビ発生リスク

剥離剤は水を使用することが多く、湿った状態が続くことで赤サビが発生するリスクがあります。特に、下地処理が不十分な場合や、既に錆が発生している部分がある場合は、赤サビの発生がより顕著になります。180cmという大きなロッカーでは、作業時間も長く、赤サビの発生を完全に防ぐのは難しいかもしれません。

赤サビを防ぐための対策

* 作業環境の確保:風通しの良い場所で作業を行い、乾燥時間を十分に確保しましょう。作業後も、ロッカーを乾燥した場所に保管することが重要です。 * 下地処理の徹底:剥離剤を使用する前に、ワイヤーブラシなどで錆や汚れをできる限り除去し、下地をきれいにします。 * 速やかな洗浄:剥離剤を使用後は、すぐに水で洗い流し、乾燥させます。 * 防錆剤の使用:剥離剤を使用する前に、防錆剤を塗布することで、赤サビの発生を抑制できます。ホームセンターなどで手軽に購入可能です。

質問②:ディスクグラインダーの使用について

ディスクグラインダーは、塗装を効率的に剥がすことができますが、研磨作業が難しく、スチール表面に傷がつきやすく、仕上がりが粗くなってしまう可能性があります。クリア塗装では、下地の状態がそのまま仕上がりに反映されるため、ディスクグラインダーの使用はおすすめしません。

研磨方法の提案

研磨には、段階的に番手の異なるサンドペーパーを使用することをお勧めします。例えば、#200、#400、#600といった順に番手を上げて研磨することで、より滑らかな表面に仕上げることができます。電動サンダーを使用すれば作業効率も上がります。

質問③:DULTON風くすみについて

DULTONのスチール家具のくすみは、ブルーイング処理ではなく、黒錆(黒さび)の可能性が高いです。ブルーイングは、鉄を青色に着色する処理ですが、DULTONの家具のような黒ずんだ質感は、黒錆によるものと考えられます。黒錆は、鉄が空気中の水分や二酸化炭素と反応してできる錆の一種で、赤錆に比べて緻密で、金属の腐食をある程度防ぐ効果があります。

黒錆の再現について

黒錆を意図的に再現するのは、非常に難しいです。環境や条件によって、黒錆の発生具合が大きく変わるため、均一な仕上がりを得ることは困難です。DULTONのような自然な黒錆の風合いを出すには、あえて完全に錆を除去せず、部分的に残すという方法も考えられます。

工程の見直しと具体的なアドバイス

ご提示いただいた工程を踏まえ、より効果的な方法を提案します。 1. 下地処理:ワイヤーブラシやサンドペーパー(#200)で、既存の塗装を剥がします。この段階で、できるだけ錆や汚れを取り除きます。 2. 防錆処理:防錆剤を塗布し、乾燥させます。 3. 研磨:サンドペーパー(#200→#400→#600)で、段階的に研磨し、滑らかな表面にします。電動サンダーの使用も検討しましょう。 4. プライマー:1液型ウオッシュプライマーを塗布します。これは、塗装の密着性を高めるために非常に重要です。 5. クリア塗装:ウレタンスプレー(クリア)を3回塗り、乾燥させます。各回の間は、十分に乾燥させる必要があります。

専門家の視点:プロの塗装業者への相談

180cmという大型家具の塗装は、DIYでは難易度が高いです。完璧な仕上がりを求めるなら、プロの塗装業者に相談することをお勧めします。業者であれば、適切な剥離剤や研磨方法、塗装方法などを提案し、より美しい仕上がりを実現できます。費用はかかりますが、仕上がりの品質や作業時間、安全性を考えると、検討する価値は十分にあります。

インテリアへの応用とまとめ

スチール家具のDIYリノベーションは、インダストリアル、ヴィンテージ、ミッドセンチュリーモダンなど、様々なインテリアスタイルにマッチします。今回のプロジェクトを通じて、あなただけのオリジナルのスチールロッカーが完成することを願っています。

  • 作業前には必ず換気をし、保護メガネ、マスク、手袋を着用しましょう。
  • 剥離剤や塗料は、必ず取扱説明書をよく読んでから使用しましょう。
  • 作業中は、火気厳禁です。

今回のQ&Aが、あなたのDIYプロジェクトの成功に役立つことを願っています。

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