16歳猫の体重減少と口の違和感:腎臓サポートと歯石除去のジレンマ

16歳になるメス猫について。ここ一年で体重が減ってきていたので(3.6kgから3.2kgに)、先月下旬に病院へ行った所「気温の変化もあるが、血液検査から腎臓機能の低下が考えられます。部屋を暖かくし水をたくさん飲ませる事で負担を軽くできるでしょう。食事も市販ので構わないから腎臓サポート用を与える様に」と言われ実践しています。食事はヒルズのシニアアドバンス(14歳以上用)というのに変えました。よく食べ、よく飲み、よく出し、よく寝る…これで元に戻れば…と思ったのですが、昨日の夜から食事の度にしきりに口を気にするようになりました。髪の毛が口に入ってしまった時のような…。「歯石がたまってるから取る事をおすすめします」と言われていたのですが、色々調べるうちに「麻酔で何かあったら、歯がもろくなってて抜歯する事になったら…」など不安になり、決めかねていたせいで口に異常が表れたのでは?と大変情けなくなっています。明後日、病院に行きますが、口を気にするのは何なのでしょう?猫の為にも歯石除去はするべきですか?あと、おすすめの食事があれば教えて下さい。

猫の口の違和感と歯石除去の必要性

愛猫の体重減少と口の違和感、そして歯石除去の判断に悩まれているとのこと、ご心配ですね。16歳という高齢猫にとって、体重減少や腎臓機能の低下は深刻な問題です。しかし、同時に歯の健康も高齢猫のQOL(生活の質)に大きく影響します。

猫が食事の際に口を気にする原因はいくつか考えられます。

  • 歯周病:歯石の蓄積による歯周病は、歯肉炎や歯槽膿漏を引き起こし、痛みや腫れ、出血などを伴います。食事が困難になり、体重減少にも繋がります。
  • 歯肉炎:歯周病の初期段階で、歯茎が赤く腫れ、出血することがあります。猫は痛みを隠すのが上手なので、気づきにくい場合も多いです。
  • 歯の欠損や破損:歯が欠けたり、折れたりすると、食事に支障をきたします。
  • 口腔内の腫瘍:まれですが、口腔内に腫瘍が発生している可能性も考えられます。
  • 口内炎:様々な原因で口内が炎症を起こしている可能性があります。
  • 異物:毛玉や食べ物のカスなどが口の中に詰まっている可能性もあります。

愛猫が食事の際に口を気にするようになったのは、歯石が原因の可能性が高いです。高齢猫は歯がもろくなっている場合があり、麻酔のリスクも高まりますが、放置すると歯周病が悪化し、痛みや不快感、食欲不振、体重減少といった様々な問題を引き起こします。

歯石除去のメリットとデメリット、そして獣医との相談

歯石除去のメリットは、口内環境の改善による食欲増進、体重増加、そして何より愛猫の痛みや不快感の軽減です。腎臓疾患を抱える猫にとって、食欲不振は非常に危険です。

デメリットは、麻酔のリスクです。高齢猫では麻酔による合併症のリスクが高まります。しかし、獣医は猫の状態を適切に評価し、リスクを最小限に抑えるための処置を講じます。抜歯が必要になる可能性もありますが、それは愛猫の健康を守るために行われる処置です。

明後日、獣医に相談される予定とのことですが、以下の点を事前に確認しておくと良いでしょう。

  • 麻酔の種類とリスク:どのような麻酔を使用するのか、そのリスクとメリットを詳しく説明してもらいましょう。高齢猫に適した麻酔方法があるか確認しましょう。
  • 術後のケア:手術後のケアについて、具体的な方法や注意点を確認しましょう。痛み止めや抗生物質の投与が必要となる可能性があります。
  • 抜歯の可能性:抜歯の可能性とその理由、抜歯後の食事方法などを確認しましょう。
  • 費用:手術費用、薬代、検査費用などを事前に確認しておきましょう。

獣医と十分に話し合い、愛猫にとって最善の治療法を選択しましょう。不安な点があれば、遠慮なく質問してください。獣医はあなたの不安を解消し、適切なアドバイスをしてくれるはずです。

腎臓サポート食とその他の食事について

現在、ヒルズのシニアアドバンスを与えているとのことですが、腎臓サポート食としては適切な選択です。しかし、口の違和感がある状態では、食べやすい食事を選ぶことも重要です。

  • ウェットフード:ドライフードよりも柔らかく、食べやすいです。腎臓サポート用のウェットフードも数多く市販されています。
  • 手作り食:獣医と相談の上、手作り食を試みることも可能です。ただし、栄養バランスに注意する必要があります。
  • フードの温度:冷たいフードは、口の違和感がある猫にとってさらに不快感を増幅させる可能性があります。温めて与えることを検討してみましょう。
  • 少量をこまめに:一度に大量に与えるのではなく、少量をこまめに与えることで、負担を軽減できます。

腎臓サポート食を選ぶ際には、リンの含有量に注意しましょう。リンは腎臓に負担をかけるため、低リンのフードを選ぶことが重要です。また、タンパク質の質も重要です。消化吸収の良い高品質なタンパク質を選ぶようにしましょう。

インテリアと猫の健康

猫の健康とインテリアは密接に関係しています。例えば、暖房器具の適切な設置は、高齢猫の体温調節をサポートします。また、滑りにくい床材を選ぶことで、転倒による怪我を防ぐことができます。さらに、猫が落ち着いて過ごせる空間を作ることで、ストレスを軽減し、健康維持に繋がります。

愛猫が快適に過ごせるよう、インテリアにも配慮しましょう。例えば、ベージュ系の落ち着いた色合いの家具や、猫が登れるキャットタワーなどを配置することで、リラックスできる空間を作ることができます。

まとめ

愛猫の健康状態を心配されている気持ち、よく分かります。獣医との相談をしっかり行い、愛猫にとって最善の治療法を選択しましょう。歯石除去は、麻酔のリスクを伴いますが、愛猫のQOLを向上させる可能性があります。獣医とよく話し合い、不安な点を解消してから判断しましょう。食事についても、獣医のアドバイスを参考に、食べやすく、栄養バランスの良いものを選んでください。そして、愛猫が快適に過ごせるようなインテリア環境を整えることも、健康維持に繋がります。

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