16歳愛猫の最期と飼い主の決断:安楽死と自然死、どちらを選ぶべきか?

質問というか背中を押して欲しいのかも知れないのですが、16歳の愛猫のことです。1週間前から一切飲食を止め、ほぼ毎日皮下点滴&注射に通ってます。(昨日初めて私が自宅で点滴しましたが、報告も含め今日は病院へ連れて行く予定)もしずっと皮下点滴を続ける場合、いつも針を刺す場所の皮が炎症したり硬くなったり、点滴された水分を処理しきれずに皮の下にタプタプ溜まってしまったりすることもあるとのことでした。本ニャンは常に気持ち悪いみたいで、度々吐く仕草をします。吐く時はネバネバの黄色い泡を吐くのですが、液体と違い食道や口の中いっぱいに残るため、いつ気管に入って窒息するかと思いハラハラしてます。不調の原因は【腎不全の進行】と【右耳の内耳炎】(右耳からは血の混じった膿が流れ出てます)や、その他の臓器も弱ってきてるためと思われるとのこと。食べることが大好きだったのにその楽しみも無くなり、半年前は点滴で復活してくれたのに、今回はいくら点滴や注射をしても改善されません。飲食をやめてからほとんど動けなくて部屋の隅や布団でジっとしていたのですが、一昨晩からは私が眠ってる間に近寄ってきて私の腕を枕にして一緒に寝てたり、起きている時は時々フラフラヨロヨロしながら寄ってきて甘えます。田舎の実家で飼ってた猫は夜遅く苦しみだして朝方亡くなるまで、何時間も何時間も断末魔で苦しんだそうです。その話を聞き、どうせ死んでしまうなら苦しむ必要は無いと思うため、このコが危なくなったら安楽死させようと思い続けてきたはずなのに、いざその時になるとやっぱり決断できません。(自宅に出張して頂くためには事前に日時の予約が必要ですが、もしその日に限って甘えてきたりしたら、きっと【やっぱり殺せない】と思ってしまうでしょう)【自然死】(ネットで調べると眠るように亡くなる例は稀で、たいていの猫は最期に苦しんで死ぬとのこと)も、【安楽死】(最期の最期に点滴・注射で怖い思いをさせる可能性あり。殺したという罪悪感に苛まれる)も、どちらを選んでも後悔すると思うのですが、決められません。一番怖いのは、決断できずに迷っている間に突然夜中に苦しみ出して、断末魔の猫をタクシーに乗せて遠くの夜間救急病院へ連れて行って、知らない恐い所で事切れさせてしまうことです・・・皆さんだったらどう考えどちらを選びますか?良かったら意見を聴かせてください。補足昨日は病院で自宅用点滴を3日分もらってきました。相変わらず本ニャンは常時えずきヨダレを垂らしていますが、今回は強めの注射に切替えたせいか、大量の泡を吐くことはなくなりました。今まではトイレにも行けなかったのですが(お漏らしするか、猫トイレに乗せると排泄する)今朝は自分でトイレに行けたので、少しは症状が落ち着いたかなと思いました。飲食廃絶は相変わらずですが、暫く点滴を続け様子を見ていこうと思います。

愛猫の最期に向き合う、飼い主の苦悩

16歳という高齢の愛猫の介護、そして最期の選択に苦しむ飼い主さんの心情、痛いほど伝わってきます。 腎不全、内耳炎と重篤な病状を抱え、食事も取れず、苦しんでいる愛猫の姿を見るのは、想像を絶する辛さでしょう。 安楽死と自然死、どちらを選ぶべきか迷う気持ちも、よく分かります。 どちらを選んでも後悔するかもしれない、という不安は、飼い主さんにとって大きな重荷になっているはずです。

安楽死と自然死、それぞれのメリット・デメリット

まず、安楽死と自然死について、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。

安楽死のメリット・デメリット

メリット:

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  • 苦痛の軽減:愛猫の苦しみを最小限に抑えることができます。最期の瞬間まで苦しまずに済む可能性が高いです。
  • 飼い主の負担軽減:愛猫の容体が急変した場合の緊急対応や、看取る際の精神的な負担を軽減できます。
  • 尊厳死:愛猫の尊厳を保ったまま、最期を迎えさせることができます。

デメリット:

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  • 罪悪感:安楽死を選択したことに対する罪悪感や後悔を感じる可能性があります。これは多くの飼い主さんが抱える感情です。
  • 手続きや費用:安楽死の手続きには、獣医師との相談や費用が必要になります。
  • タイミング:適切なタイミングを見極めることが難しい場合があります。早すぎても遅すぎても後悔する可能性があります。

自然死のメリット・デメリット

メリット:

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  • 自然な最期:自然な流れで最期を迎えさせることができます。これは多くの飼い主さんが望むことでしょう。
  • 後悔の軽減:安楽死を選択しなかったことによる後悔は少ないかもしれません。

デメリット:

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  • 苦痛の伴う最期:最期が苦痛を伴う可能性が高いです。呼吸困難や発作など、見ている飼い主さんも辛い思いをする可能性があります。
  • 看病の負担:愛猫の看病は、時間と体力、精神的な負担が大きくなります。
  • 急変への対応:容体が急変した場合、緊急対応が必要になる可能性があります。

専門家の意見:獣医師のアドバイス

獣医師の立場から見ると、愛猫の状態を客観的に判断し、飼い主さんの感情と相談しながら最善の選択を導くことが重要です。 愛猫が苦しんでいる様子が見て取れる場合、安楽死も一つの選択肢として検討すべきです。 安楽死は、愛猫の苦しみを終わらせるための手段であり、決して「殺す」行為ではありません。 獣医師は、適切な鎮静剤を用いて、痛みや苦痛を感じさせずに安らかに眠らせるように処置を行います。

しかし、安楽死の決定は、飼い主さん自身が下すべきものです。 獣医師は、愛猫の状態や治療の可能性、安楽死のプロセスなどを丁寧に説明し、飼い主さんの意思決定をサポートする役割を担います。 迷っている場合は、信頼できる獣医師に相談し、現状を詳しく説明して、アドバイスを求めることをお勧めします。

具体的なアドバイス:今、できること

現状では、愛猫はまだ自分でトイレに行けるなど、わずかながらも改善が見られる部分もあります。 この状況を踏まえ、以下の点を考慮してみてください。

* 獣医師との継続的な相談:愛猫の状態を定期的に獣医師に診てもらい、今後の治療方針や安楽死の選択肢について相談しましょう。
* 愛猫との時間を大切に:残された時間を大切に、愛猫と穏やかな時間を過ごしましょう。 優しく撫でたり、声をかけたり、一緒に過ごせる時間を最大限に活用しましょう。
* ご自身の心のケア:愛猫の介護は、飼い主さんにとって大きな負担となります。 ご自身の心身の状態にも気を配り、必要であれば、友人や家族、専門機関に相談しましょう。

まとめ:後悔しない選択を

安楽死と自然死、どちらを選ぶにしても、後悔する可能性はあります。 しかし、大切なのは、その時々の愛猫の状態と、ご自身の心の状態をしっかりと見つめ、後悔しない選択をすることです。 迷う時は、信頼できる獣医師や家族、友人などに相談し、サポートを受けながら決断を下しましょう。 愛猫との最後の時間を、穏やかに、そして大切に過ごしてください。

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