鳥がカゴから出てきてくれません。 15歳のオカメインコを飼っています。 飼ってきた当初は、部屋の中で放したりしていました。 その後、犬と拾い猫2匹を飼った為、カゴから出さなくなりま した。 もう10年近く外に出していません。 いつの間にか、カゴの外から指を近づけるだけでこつくようになっていました。 カゴを開けても様子は伺ってるのですが、出て来てくれません。 でも、カゴから離れると鳴きます。 私の勝手なわがままなのですが、昨年、愛犬がなくなり、猫も別の部屋に移動したので、もう一度部屋の中に放して、仲よくすることはできないでしょうか？
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オカメインコと安全な環境：ゆっくりと信頼関係を築き直す方法
10年もケージから出してあげられていないとのこと、ご心配ですね。 オカメインコは賢い鳥で、過去の経験からケージの外が危険だと学習している可能性があります。犬や猫との共存がストレスとなり、ケージの中にいる方が安全だと感じているのかもしれません。愛犬の死と猫の移動によって環境が変化した今、再び部屋の中を自由に飛び回れるように、時間をかけてゆっくりと信頼関係を築き直していく必要があります。
ステップ１：ケージ内環境の改善と快適性の向上
まずは、オカメインコがケージの中で快適に過ごせるように環境を整えましょう。
- ケージの清掃：ケージ全体を丁寧に清掃し、新鮮な砂や敷材を敷き詰めます。清潔な環境は、鳥のストレス軽減に繋がります。
- お気に入りの玩具の設置：オカメインコが楽しめる様々な玩具を用意しましょう。木のおもちゃ、鈴、鏡など、色々な種類を用意して、飽きさせないように工夫します。新しいおもちゃは、好奇心を刺激し、ケージの中で過ごす時間を豊かにします。
- 新鮮な餌と水：常に新鮮な水と餌を用意しましょう。栄養バランスの良いペレットや、新鮮な野菜、果物を与えることが大切です。栄養不足は、鳥の健康状態を悪化させ、ストレスの原因にもなります。
- 快適な温度と湿度：オカメインコにとって快適な温度と湿度を保ちましょう。直射日光を避け、エアコンの風が直接当たらない場所にケージを設置します。温度計と湿度計を使って、適切な環境を維持することが重要です。
- 安心できる場所の確保：ケージの中に、オカメインコが安心して休める場所を作ります。小さな布製の小屋や、隠れ家になるようなおもちゃなどを設置しましょう。これにより、鳥は安全だと感じ、リラックスできます。
ステップ２：ケージの外への誘導：段階的なアプローチ
いきなりケージから出すのではなく、段階的にケージの外へ誘導していくことが重要です。
- ケージのドアを開けたままにする：まずは、ケージのドアを開けたままにして、オカメインコが自由にケージに出入りできる状態にします。最初は出てこないかもしれませんが、徐々にケージの外に興味を持つようになるでしょう。
- お気に入りの餌やオヤツをケージの外に置く：オカメインコが大好きな餌やオヤツを、ケージの外に少しずつ近づけて置いてみます。最初はケージのすぐそばに置き、徐々にケージから離れた場所に移動させます。これにより、ケージの外に出ることを良い経験と結びつけることができます。
- 優しく声をかける：優しく声をかけて、オカメインコを安心させます。焦らず、ゆっくりと時間をかけて、信頼関係を築くことが大切です。脅したり、無理強いしたりしないように注意しましょう。
- 指を近づける練習：オカメインコがケージの外に出てきたら、指を近づけてみます。最初は警戒するかもしれませんが、ゆっくりと時間をかけて、指に慣れてもらうようにします。指を近づける際は、急に動かさず、ゆっくりと優しく近づけることが重要です。
- 安全な場所の確保：ケージの外で、オカメインコが安全に過ごせる場所を用意しましょう。止まり木や、安全な場所となるおもちゃなどを設置します。これにより、鳥は安心してケージの外で過ごすことができます。
ステップ３：室内環境の安全確認：危険な場所の排除
オカメインコが自由に部屋の中を飛び回れるようにするためには、室内環境の安全確認が不可欠です。
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- 危険な物の撤去：有毒な植物、電気コード、小さな部品など、オカメインコにとって危険な物を全て撤去します。特に、猫がいた場合は、猫が触れた可能性のある場所にも注意が必要です。
- 窓の閉鎖：窓はしっかりと閉めて、オカメインコが外に飛び出さないようにします。網戸でも、隙間から脱出する可能性があるため、注意が必要です。
- 換気の確保：換気を確保しながらも、オカメインコが寒すぎたり暑すぎたりしないように注意します。エアコンの風が直接当たらないように、ケージの位置にも気を配ります。
- 猫との空間分離：猫とは完全に空間を分離するか、猫がオカメインコに近寄れないように、ケージやパーテーションなどを利用して対策します。猫がオカメインコを捕まえようとする可能性があるため、十分な注意が必要です。
専門家のアドバイス：獣医への相談
もし、上記のステップを試しても改善が見られない場合は、鳥類に詳しい獣医に相談することをお勧めします。獣医は、オカメインコの健康状態をチェックし、行動の問題の原因を特定するのに役立ちます。必要に応じて、適切な治療やアドバイスを提供してくれるでしょう。
インテリアとの調和：鳥と暮らす空間デザイン
オカメインコが自由に飛び回れるようになったら、インテリアにも工夫を凝らし、鳥と暮らす空間をより快適にデザインしましょう。
- 自然素材を取り入れる：木製の家具や、自然素材を使ったインテリアは、鳥にとって安心感を与え、リラックスできる空間を作ります。また、緑色の植物を置くことで、自然に近い環境を作り出すことができます。
- 鳥かごの設置場所：鳥かごは、鳥が落ち着いて過ごせる場所を選びましょう。直射日光が当たらない、風通しの良い場所が理想的です。また、猫や犬などのペットから離れた場所に設置することが大切です。
- 止まり木の設置：部屋の中に、オカメインコが自由に止まることのできる止まり木を設置しましょう。自然の木の枝や、市販の止まり木など、様々な種類があります。これにより、鳥は自由に動き回ることができ、ストレスを軽減できます。
- 遊び場を作る：オカメインコが自由に遊べる空間を作りましょう。おもちゃや、登り木などを設置することで、鳥は楽しく遊ぶことができます。これにより、鳥はケージの外で過ごす時間をより豊かに感じます。
まとめ：時間と愛情を注ぎ、信頼関係を育む
オカメインコとの信頼関係を回復するには、時間と愛情を注ぐことが大切です。焦らず、ゆっくりと進めていきましょう。上記のステップを参考に、安全で快適な環境を整え、オカメインコが再び部屋の中を自由に飛び回れるようにサポートしてください。
