13歳ミニチュアダックスフントの室外飼育について:寒さ対策と快適な小屋づくり

13歳になるショートのミニチュアダックスフントを飼ってるのですが、口臭が酷くて、室外で飼おうと思ってるのですが…メチャメチャ寒がりな犬で冬は21℃ぐらいある部屋でもコタツの中にいる寒がりだけど、きちんと小屋を建てて毛布とホットマットで温めてあげたら、室内犬でも室外で飼っても犬は大丈夫でしょうか?ちなみに真冬でも雪は積もる事は滅多にない所です。

愛犬の口臭と室外飼育:その是非について

愛犬の口臭が酷く、室外飼育を検討されているとのこと、お気持ちはよく分かります。しかし、13歳という高齢で、寒がりなミニチュアダックスフントをいきなり屋外で飼育するのは、愛犬の健康と安全に大きなリスクを伴います。口臭の原因を特定し、適切な対処法を検討することが最優先です。室外飼育は、最後の手段として慎重に検討すべきです。

口臭の原因を特定する

まず、愛犬の口臭の原因を獣医さんに診てもらうことが重要です。口臭は、歯周病、歯肉炎、腎臓病、肝臓病など、様々な病気が原因で起こることがあります。獣医による診察と適切な治療が、口臭対策の第一歩です。

具体的な検査としては、歯のクリーニングやレントゲン撮影、血液検査などが挙げられます。獣医は、口臭の原因を特定し、適切な治療法を提案してくれます。場合によっては、歯の抜歯や薬物療法が必要になることもあります。

室内での口臭対策

室外飼育の前に、室内でできる口臭対策を試みましょう。

  • 毎日の歯磨き:犬用の歯ブラシと歯磨き粉を使って、毎日歯を磨いてあげましょう。歯磨きが苦手な場合は、獣医さんに相談して、適切な方法を学びましょう。
  • デンタルケア用品の活用:デンタルガム、デンタルおもちゃ、歯磨きシートなど、様々なデンタルケア用品があります。愛犬の好みや性格に合わせて、適切な製品を選びましょう。
  • 食餌の見直し:ドライフードよりもウェットフードの方が歯垢が付きにくいと言われています。また、歯垢の付着を抑える効果のあるフードもありますので、獣医に相談してみましょう。
  • 定期的な歯石除去:歯石は口臭の原因となるため、定期的に獣医で歯石除去を行うことが重要です。一般的には、年に一度程度の除去が推奨されます。

室外飼育のリスクと対策

仮に、獣医の診察と様々な対策を講じても口臭が改善しない場合、そして、どうしても室外飼育を検討せざるを得ない場合、愛犬の健康と安全を第一に考えた、万全な対策が必要です。

寒さ対策:適切な小屋と保温

ミニチュアダックスフントは寒さに弱い犬種です。特に高齢犬は体温調節機能が低下しているため、冬場の屋外飼育は非常に危険です。

  • 防風、防水、断熱性の高い犬小屋:風雨をしのげる構造で、床下には断熱材を入れるなど、保温性を高める必要があります。材質は、木材やプラスチック製など、耐久性と保温性に優れたものを選びましょう。
  • 保温性の高い寝床:厚手の毛布やクッション、ペット用のホットマットなどを用意し、常に暖かく過ごせるようにします。ホットマットは、低温やけどを防ぐため、温度設定に注意し、定期的に点検しましょう。
  • 寒さ対策グッズ:犬用の防寒着や、足元の冷えを防ぐための靴なども有効です。愛犬のサイズに合ったものを選びましょう。
  • 風の通り道がない場所の設置:小屋は、風雨を避けられる、日当たりの良い場所に設置しましょう。壁やフェンスなどで風を遮る工夫も必要です。

その他の対策

  • 定期的な健康チェック:屋外飼育では、病気やケガに気づきにくい場合があります。定期的に獣医に診てもらい、健康状態をチェックすることが重要です。特に冬場は、低体温症や肺炎などに注意が必要です。
  • 清潔な環境の維持:小屋の中は常に清潔に保ち、定期的に清掃しましょう。ノミやダニなどの寄生虫にも注意が必要です。
  • 安全対策:小屋の周囲に危険な物がないか確認し、愛犬が脱走しないようにしっかりと囲いを作るなど、安全対策を徹底しましょう。
  • 緊急時の対応:寒波や大雪など、緊急事態に備えて、室内に避難できる体制を整えておくことも重要です。

専門家の意見:獣医からのアドバイス

獣医の先生は、高齢犬の室外飼育には否定的です。体温調節機能の低下や、病気への抵抗力の低下により、健康リスクが非常に高いためです。特に冬場は、低体温症や肺炎などの危険性が高まります。

高齢犬の健康を維持するためには、室内での飼育が最も安全です。どうしても室外飼育を希望される場合は、上記のような対策を徹底し、愛犬の状態を常に注意深く観察することが不可欠です。

まとめ:愛犬の幸せを第一に

愛犬の口臭対策は、獣医の診察と適切な治療が不可欠です。室外飼育は、最後の手段として、万全な対策を講じた上で慎重に検討する必要があります。高齢で寒がりの愛犬にとって、安全で快適な環境を確保することが、飼い主の責任です。愛犬の幸せを第一に考え、最善の選択をしてください。

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