13年間住んだマンション退去時のクリーニング費用、妥当性について徹底解説

敷金返還に関する質問です。 先日、都内の約13年住んだ1Kのマンションから引っ越しました。 立会いはせず、見積もりが届いたのですが、クリーニング費用など非常に高いように思うのですが… これって一般的なのでしょうか。 (詳細) 基本 25000円 サッシ、網戸取外薬品清掃 流し台 浴室 クローゼット ベランダ、玄関 その他 照明器具取外し清掃 二箇所 500円 エアコン清掃 2000円 ☆エアコンは今日、不動産屋と部屋を見に行ったところ、古いので新しいものを設置するとのことで、すでに取外されてました。 台所換気扇取外薬品清掃 3000円 間仕切り、トイレ 脱衣所、木目ドア清掃 3200円 フローリング薬品清掃後ワックス塗 5280円 流し台ゴム蓋 300円 ☆これは間違えて捨ててしまいました。 クリーニング代合計 41760円 その他、床に染みとへこみがあり、流し台側面の汚れとドアに小さな傷がありましたので、追加で以下請求がありました。 床、建具補修工事 27500円 フローリング張替え費用 10500円 本当は、フローリングを全部張替えのところ、リペアにして最低限の1m2の10500円にしてくださると。 なんか変なことするなら、さらに高くなる可能性もあると言われました。 敷金126000からの返金が44760円って、一般的な金額でしょうか。 教えてください。

マンション退去時のクリーニング費用と敷金返還の妥当性

13年間居住されたマンションからの退去に伴う、クリーニング費用と敷金返還に関するご質問ですね。 44,760円の返金金額が妥当かどうか、非常に気になる点だと思います。 結論から言うと、提示された金額は高額である可能性が高いです。 詳細に見ていきましょう。

クリーニング費用内訳の検証

まず、クリーニング費用内訳を見ていきます。

  • 基本クリーニング:25,000円 これは、一般的な1Kマンションの標準的なクリーニング費用と比較して、やや高めです。内容が詳細に記載されていれば問題ありませんが、曖昧な記載の場合は交渉の余地があります。
  • エアコン清掃:2,000円 既に撤去済みとのことですが、撤去費用は別途請求されるべきであり、クリーニング費用に含めるのは不適切です。これは明らかに不当請求です。
  • フローリング薬品清掃後ワックス塗:5,280円 13年間の居住期間を考慮すると、ワックス塗布が必要なレベルの損耗だった可能性はあります。しかし、ワックス塗布費用が高すぎる可能性があります。相場を調べ、交渉する余地があります。
  • 流し台ゴム蓋:300円 誤って廃棄されたとのことですが、これは居住者の過失です。請求される可能性はありますが、300円という金額自体は妥当です。

追加請求の検証

追加請求についても検証が必要です。

  • 床、建具補修工事:27,500円 床の染みとへこみ、ドアの小さな傷に対する補修費用です。13年間の居住期間を考慮すると、ある程度の経年劣化は避けられません。しかし、補修箇所の詳細な写真や見積もりを確認し、費用が妥当かどうかを判断する必要があります。
  • フローリング張替え費用:10,500円 1㎡の張替え費用とのことですが、実際のリペア箇所の写真や面積を確認する必要があります。1㎡の範囲で済むのであれば、この費用は妥当かもしれません。

敷金返還金額の妥当性の判断

敷金126,000円から44,760円が返金されるということは、81,240円が差し引かれていることになります。 クリーニング費用と補修費用を合計すると、70,000円を超えています。 この金額は、一般的な相場を大きく上回っている可能性が高いです。

具体的な対処法

では、どのように対処すれば良いのでしょうか?

1. 詳細な見積もりと明細書の請求

まず、全ての費用について、詳細な見積もりと明細書を請求しましょう。 曖昧な記載は許さず、具体的な作業内容、材料費、人件費などを明確にさせましょう。 写真や動画があれば、より客観的な判断ができます。

2. 相場の調査

インターネットや不動産会社などに問い合わせ、同様のマンションの退去時のクリーニング費用や補修費用の相場を調べましょう。 これにより、請求金額の妥当性を客観的に判断することができます。 「1Kマンション 退去費用 相場」などで検索すると多くの情報が見つかるでしょう。

3. 不当な請求への反論

エアコン清掃費用や、過剰なクリーニング費用、不十分な説明での補修費用など、明らかに不当と思われる請求については、明確に反論しましょう。 根拠となる資料(相場情報、写真など)を提示することで、交渉を有利に進めることができます。

4. 弁護士や専門家への相談

交渉が難航する場合は、弁護士や不動産専門家などに相談することをお勧めします。 専門家のアドバイスを受けることで、より適切な対応を取ることができます。 多くの場合、相談だけでも状況が改善する可能性があります。

5. 証拠写真の重要性

退去時には、部屋の状態を写真や動画で記録しておくことが非常に重要です。 特に、傷や汚れについては、複数枚の写真を様々な角度から撮影し、記録しておきましょう。 これらは、後々のトラブルを避けるために非常に役立ちます。

専門家の視点:不動産会社と良好な関係を築く重要性

不動産会社との良好な関係は、退去時のトラブルを最小限に抑える上で非常に重要です。 退去前に、事前に部屋の状態について確認し、必要であれば修繕を依頼しておくことで、後々のトラブルを回避できます。 また、退去立会いを依頼することで、費用に関する誤解を防ぐことも可能です。 退去立会いは、双方の理解を深め、スムーズな退去手続きを進める上で非常に有効です。

まとめ

マンションの退去に伴うクリーニング費用や敷金返還に関する問題は、多くの居住者が経験する問題です。 高額な請求に納得がいかない場合は、積極的に交渉し、自分の権利を守ることが重要です。 詳細な見積もりを請求し、相場を調査し、必要であれば専門家に相談することで、より良い解決策を見つけることができるでしょう。 今回のケースでは、いくつかの項目に不当請求の可能性が高い為、不動産会社と交渉し、妥当な金額に修正してもらうよう働きかけるべきです。

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