120cm水槽設置!床への負担軽減と適切な設置方法

二階に120cmの水槽を置こうと思うのですが、床が少し心配で、二平米に分散しておくとよいと書いてあったのですが、分散してのおき方がよくわかりません。どなたか教えてくださいませんか? ちなみに部屋の大きさは、約350cm×270cmくらいでした。築造6年の鉄骨住宅です。よろしくお願いいたします。

120cm水槽設置における床への負担:鉄骨住宅の場合

120cm水槽は、水と水槽、砂利、オブジェなどを含めると、かなりの重量になります。特に2階への設置は、床への負担が大きいため、十分な対策が必要です。「2平米に分散」というのは、水槽の重量を床面へ均等に分散させることで、一点集中による床へのダメージを軽減するための方法です。築6年の鉄骨住宅とはいえ、過剰な重量は床材や構造に影響を与える可能性があります。適切な設置方法を理解し、安心して水槽を鑑賞できる環境を整えましょう。

水槽の重量と床への影響

まず、水槽の総重量を推定しましょう。120cm水槽の場合、水だけで約1トン(1000kg)の重量になります。さらに水槽本体、砂利、レイアウト用品などを加えると、総重量は1.2トン〜1.5トンにも達する可能性があります。この重量が、床の一点に集中すると、床材の変形や、最悪の場合、床の崩落につながる危険性も否定できません。特に、鉄骨住宅は、木造住宅に比べて床の強度が高いとはいえ、過剰な重量は避けなければなりません。

2平米への重量分散:具体的な方法

「2平米に分散」とは、水槽の重量を少なくとも2㎡(200cm×100cm)の面積に分散させることを意味します。具体的な方法は以下の通りです。

1. 強度のある台を設置する

最も効果的な方法は、水槽専用の耐荷重の高い台を使用することです。市販されている水槽台は、多くの場合、重量分散を考慮した設計になっています。台を選ぶ際には、必ず耐荷重を確認し、水槽の総重量を十分に支えられるものを選びましょう。

  • 耐荷重:水槽の総重量の1.5倍以上の耐荷重があるものを選びましょう。
  • 素材:強度のある木材や金属製の台がおすすめです。合板製は避けた方が無難です。
  • サイズ:水槽の底面サイズよりも大きく、かつ2㎡以上の面積をカバーできるものを選びましょう。
  • 安定性:ガタツキがないか、しっかりとした安定性があるかを確認しましょう。

2. 台の下に補強材を敷設する

水槽台を設置する床面に、合板などの補強材を敷くことで、さらに重量分散を強化できます。補強材は、水槽台の面積よりも大きく、床全体に重量を分散させるように配置しましょう。

  • 素材:厚さ18mm以上の合板がおすすめです。
  • サイズ:水槽台よりも大きく、できれば2㎡以上の面積をカバーできるサイズを選びましょう。
  • 固定:補強材は、床にしっかりと固定しましょう。ビスや接着剤を使用するのがおすすめです。

3. 床下地への補強(専門家への相談)

上記の方法でも不安が残る場合は、専門業者に相談し、床下地への補強工事を行うことを検討しましょう。専門家は、床の構造を的確に判断し、適切な補強方法を提案してくれます。

部屋のサイズと水槽の配置

部屋のサイズは約350cm×270cmと広いため、水槽の配置場所には比較的余裕があります。しかし、水槽を設置する場所の床の強度を確認することは非常に重要です。特に、壁際に設置する場合は、壁の強度にも注意が必要です。

専門家の意見

インテリアコーディネーターや建築士などの専門家に相談することで、より安全で適切な設置方法を提案してもらえます。特に、床の強度や補強方法については、専門家の意見を参考にしましょう。

まとめ:安全第一で水槽を設置しましょう

120cm水槽は重量が大きいため、設置場所の床への負担を軽減するための対策が不可欠です。上記の方法を参考に、安全に配慮した設置を行い、美しい水槽を長く楽しんでください。不安な場合は、専門家への相談を検討しましょう。

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