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水槽サイズ選定:120cm×45cm×35cm vs 90cm×60cm×35cm
120cm水槽と90cm水槽、どちらも魅力的ですが、スポッテッドガーの飼育を考慮すると、120cm×45cm×35cmの方が適しています。スポッテッドガーは大型魚で、成長に伴い十分な遊泳スペースが必要です。90cm水槽では、将来的な成長を考えるとやや手狭になる可能性があります。45cmの幅は、ガーの体格と、オセラリスとの共存を考慮するとバランスが良いでしょう。
重量と耐荷重:鉄骨造3階への設置における注意点
250kg近い重量は、3階床への負担が大きいため、慎重な検討が必要です。鉄骨造とはいえ、築10年経過していること、真下が浴室であることを考慮すると、専門家の判断が不可欠です。
構造エンジニアへの相談
まず、建築士や構造エンジニアに相談し、床の耐荷重を確認しましょう。現状の床強度と、水槽設置による負荷を評価してもらうことで、安全な設置方法を検討できます。耐荷重が不足する場合は、補強工事が必要になる可能性があります。
床への対策:コンパネだけでは不十分
水槽台と床の間にコンパネを敷く予定とのことですが、これだけでは十分な対策とは言えません。コンパネは、分散効果はあるものの、集中荷重への耐性が低いからです。
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推奨する対策
* より広範囲にわたる分散:水槽台よりも一回り大きい、厚さ18mm以上の合板を敷設します。
* 床への負担軽減:合板の下に、さらにゴムマットや防振ゴムなどを敷くことで、床への衝撃を吸収し、傷つきを防ぎます。
* 複数の支柱:水槽台を支える脚の数が多いほど、床への負担を分散できます。必要に応じて、追加の支柱を設置することを検討しましょう。
* 点検口の設置:床下へのアクセスが容易な点検口を設置しておくと、将来的に床の状態を確認できます。
水槽台と水槽の設置
水槽台は、水槽の重量に耐えられる強度を持つものを選びましょう。できれば、水槽設置後に床の沈み込みがないか確認し、必要に応じて調整します。
水槽選び:アクリル水槽のメリットとデメリット
国産アクリル水槽は、ガラス水槽に比べて軽量で割れにくいというメリットがあります。しかし、傷つきやすいというデメリットも考慮が必要です。
まとめ:安全第一で計画的に
大型水槽の設置は、重量と耐荷重、そして安全性を第一に考える必要があります。専門家のアドバイスを受け、適切な対策を行うことで、安心して水槽を飼育できます。
チェックリスト
* 床の耐荷重確認(専門家への相談)
* 適切な水槽台と設置方法の検討
* 床への分散対策(合板、ゴムマットなど)
* 定期的な床の点検
専門家の視点:建築士からのアドバイス
建築士の立場からすると、3階、しかも真下が浴室という状況での250kg近い重量物の設置は、リスクが高いと判断します。床の補強工事が必要になる可能性が高いでしょう。安易な判断は避け、必ず専門家への相談をお勧めします。