12年住んだ借家の退去費用、一体いくら?壁紙・フローリング・水回りなど現状回復費用を徹底解説

現在、約12年間住んでいた借家を引越す予定でいます。引越し時に業者の立会いのもと、退去時費用(現状回復費用)を清算をしますが、自分で見た感じでは、部屋の2/3の壁紙の張替、一部フローリングの取り換え、便器にたわしでのこすり傷多い、浴槽に傷、塗装はげ、汚れあり、黒カビあり。キッチンの流しに汚れ、サビ、黒カビあり、コンロに汚れあり。他には棚の汚れ、玄関靴箱の棚の中にカビによる汚れ、塗装はげあり。などが見当たります。このような状態ですが、専門業者の立会いのもといくらぐらい取られそうでしょうか?経験者および専門のお方、ご教示お願いします。準備が必要ですので。ちなみに敷金として、家主に10万預けています。

12年住んだ借家の退去費用:予想と対策

12年間居住された借家の退去費用は、現状の損耗状況から判断する必要があります。ご指摘の状況から、予想される費用は敷金10万円を大きく超える可能性が高いです。具体的な金額は、専門業者による現地調査と見積もりが必要ですが、以下に項目別に解説し、費用を抑えるための対策もご紹介します。

壁紙の張替え

部屋の2/3の壁紙張替えが必要とのことですが、これは高額な費用となります。面積や使用する壁紙の種類によって費用は大きく変動しますが、1㎡あたり1,000円~3,000円程度と考えると、かなりの金額になります。

フローリングの交換

一部フローリングの交換が必要な場合、交換する面積や使用する材料によって費用が異なります。1枚あたり数千円~数万円かかる場合もあります。傷やへこみの程度によっては、部分的な修理で済む可能性もありますので、専門業者に確認しましょう。

便器、浴槽、キッチン、その他水回りの補修

便器の傷、浴槽の傷・塗装剥がれ、キッチンの汚れ・サビ・カビなどは、それぞれ修繕費用が発生します。特に黒カビは、専門業者による除去が必要となる場合があり、費用が高額になる可能性があります。

棚や靴箱の補修

棚や靴箱のカビや塗装剥がれも、修繕が必要となります。程度にもよりますが、全体を交換する必要がない場合でも、清掃や塗装が必要となり、費用が発生します。

退去費用を抑えるための具体的な対策

現状では、敷金10万円では足りない可能性が高いです。しかし、適切な対策を行うことで、費用を抑えることができます。

1. 早期に専門業者に相談する

まずは、退去予定日の1ヶ月~2ヶ月前に、複数の専門業者に連絡を取り、現地調査と見積もりを依頼しましょう。複数の業者から見積もりを取ることで、費用を比較検討し、最適な業者を選ぶことができます。

2. 自分でできる清掃・補修を行う

できる範囲で清掃や簡単な補修を行うことで、費用を抑えることができます。例えば、カビの除去、汚れ落とし、軽い傷の補修などは、自分で行うことが可能です。ただし、無理な作業はかえって状況を悪化させる可能性があるので注意が必要です。

3. 写真・動画で現状を記録する

退去前に、部屋全体の状況を写真や動画で記録しておきましょう。これは、後々のトラブル防止に役立ちます。特に、傷や汚れの状態を明確に記録しておくことが重要です。

4. 賃貸借契約書を確認する

賃貸借契約書に、現状回復に関する規定が記載されているか確認しましょう。契約書に明記されている内容に従って、費用負担を決定する必要があります。

5. 交渉を試みる

見積もり金額が高額な場合、大家さんとの交渉を試みることができます。12年間居住してきたこと、できる範囲で清掃・補修を行ったことなどを説明し、費用負担の軽減を交渉してみましょう。

専門家の視点:退去費用に関する注意点

不動産会社や専門業者に相談する際には、以下の点に注意しましょう。

* 見積もりの内訳をしっかり確認する:各項目の費用が明確に記載されているか確認しましょう。不明な点があれば、業者に質問しましょう。
* 過剰な請求がないか確認する:通常の損耗範囲を超える請求がないか確認しましょう。
* 契約書の内容を理解する:賃貸借契約書の内容をしっかり理解し、現状回復義務について確認しましょう。

事例:類似ケースの費用例

具体的な費用は、物件の築年数、損耗状況、使用する材料などによって大きく異なります。しかし、類似ケースの例として、12年間居住したマンションで、壁紙の張替え、フローリングの補修、水回りの清掃などを行った場合、退去費用が20万円~50万円程度になるケースもあります。

まとめ

12年間居住した借家の退去費用は、状況から判断すると敷金10万円では足りない可能性が高いです。費用を抑えるためには、早めの専門業者への相談、自分でできる清掃・補修、写真・動画による記録、契約書確認、大家さんとの交渉が重要です。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することで、最適な選択ができるでしょう。

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