119番通報と救急車の要請:高熱と肺炎で苦しんだ体験から学ぶ、緊急性の判断基準

皆様に質問です。 先日までインフルエンザから肺炎になり、入院していました。 実はこの時のやり取りで泣きそうなことがあったのですが、皆さんの見解を知りたいです。 いつも通り、自宅で起床し、会社へいく用意をしていました。あまり体調良くないなと思いながらも念のため、風邪薬を飲んで出発しましたが、やはり辛くなり、病院へ行き診断を受けました。 結果はインフルエンザB型感染。 イナビルをもらい自宅療養を指示されました。 そのまま帰宅し、薬を服用しましたが、熱が下がらず、意識ももうろうとしながら体温を計ると40.9度で咳の度に胸のあたりが張り裂けそうな痛みになってきました。 2〜3時間はそんな状態で我慢していたのですが、徐々に景色が見えづらくなり、このままではマズイと怖くなって119に電話。 状況説明をして、すでに自力で歩けないほどになっている為、自宅の住所を伝えて救急車の要請をしたところ、返ってきた言葉に泣きそうになりました。 『状況的に緊急性は高いですか?熱だけですよね。』 『お宅から500m圏内の病院の電話番号いいますから、自分で行ってください。 え〜1番近いのが………』という具合に話し始められ、再度、歩けないと伝えるも、同じような話が繰り返され、聞くだけでも苦しくなり、電話を切りました。 結局、タクシー会社へ電話して、無理言ってマンションの部屋まで迎えにきてもらい、救急病院へ連れて行ってもらいましたが、そのまま入院。 インフルエンザから、急性肺炎を併発していたことが胸の痛みと高熱の原因でした。 医者いわく自力でよく来れたといわれるほど衰弱していたようです…その時の記憶があまりなくて。 話が長くなりましたが、119のいう緊急性とは、どこからどの範囲と決められているのでしょうか? 高熱で一人きりの時に頼れない? お金が無くてタクシーに乗れなかったら? 歩いてる途中で生き絶えたらどうする? 世の中には確かに大袈裟に救急車呼んでしまっているケースもあるかもしれないけど、全てがそうじゃないでしょ。 お陰さまで私は1週間ほどで退院して、今は良くなってきましたが、私のようなケースは救急車の要請はダメなんでしょうか? 常識がわからなくなりました。 皆さんは、どう考えられますか? 長文にも関わらず、お目通し下さった方々に感謝いたします。 ご回答、よろしくお願い申し上げます。

119番通報における緊急性の判断基準:命に関わる危険性と搬送の必要性

ご自身の体験、本当につらい思いをされたことと思います。 40.9度の高熱、呼吸困難を伴う胸の痛み、意識もうろう…これらの症状は、明らかに緊急性を要する状況と言えるでしょう。119番オペレーターの対応に疑問を感じられたのも当然です。

救急車の要請は、命に関わる危険性迅速な医療機関への搬送が必要不可欠な状況を判断基準としています。単なる風邪症状や軽いケガなどは、救急車の対象外となることが多いです。しかし、ご自身のケースのように、高熱、呼吸困難、意識障害など、生命の危険性が高い症状は、間違いなく救急車の出動要請が必要な状況です。

オペレーターの対応は、残念ながら適切とは言えません。患者さんの訴える症状を正確に把握し、緊急度を適切に判断することが、オペレーターの重要な役割です。歩行困難であるという訴えを無視し、自分で病院に行くよう指示したことは、重大なミスと言えるでしょう。

救急車の適切な利用と、緊急時の対応策

では、どのような状況で救急車を呼ぶべきなのでしょうか? 以下の点をチェックしてみましょう。

救急車を要請すべき症状

*

  • 意識障害(意識が朦朧としている、呼びかけに反応しないなど)
  • 呼吸困難(息苦しさ、呼吸が浅い、ゼーゼー、ヒューヒューといった呼吸音など)
  • 激しい胸痛(心臓発作の可能性など)
  • 強い腹痛(内臓破裂の可能性など)
  • 意識を失う
  • けいれん発作
  • 大出血
  • 意識不明の重症患者
  • 交通事故、転落などによる重症外傷
  • 40度以上の高熱と呼吸困難を伴う症状

これらの症状がある場合、迷わず119番に電話しましょう。症状を詳しく説明し、自分の状態を正確に伝えることが重要です。

救急車を要請する際のポイント

* 落ち着いて、正確に症状を説明する
* 住所、氏名、電話番号を伝える
* 意識がはっきりしている場合は、周囲の状況も伝える(例:一人暮らし、誰かがそばにいるかなど)
* オペレーターの指示に従う

もし、救急車が来ない、または対応に疑問を感じた場合

* 再度119番に電話し、状況を説明する。別のオペレーターに繋いでもらうことも可能です。
* 信頼できる家族や友人、近隣住民に助けを求める
* タクシーや民間の救急搬送サービスを利用する。費用はかかりますが、命に関わる状況であれば、費用を心配する前にまず自分の命を守ることを優先しましょう。

専門家の視点:救急医療の現状と課題

救急医療現場は、常に人員不足や過剰な需要に直面しています。そのため、軽症の患者さんまで救急車を呼ぶケースが増えると、本当に緊急を要する患者さんの搬送が遅れるという問題が発生します。しかし、それは救急車を安易に呼ぶべきではないという理由にはなりません。

ご自身のケースのように、命に関わる可能性のある症状を訴えているにも関わらず、適切な対応を受けられなかったことは、大きな問題です。救急医療体制の改善、オペレーターの教育、そして国民一人ひとりの正しい知識と理解が求められています。

まとめ:自分の命を守るために、正しい判断を

今回の経験は、非常に辛いものだったと思いますが、貴重な教訓となりました。自分の命を守るために、緊急性の判断基準を理解し、適切な行動をとることが大切です。

高熱や呼吸困難などの症状が出た場合は、迷わず119番に電話しましょう。そして、オペレーターの対応に疑問を感じた場合は、自分の判断を信じて、他の手段を検討することも重要です。

お金の心配をする前に、まずは自分の命を守ること。そして、この経験を活かし、周りの人にも救急車の適切な利用について伝えることで、より良い救急医療体制の構築に貢献できるかもしれません。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)