１１歳の老犬ミニチュアダックスの粗相について ここ１週間、うんちのみの粗相が激しいです。昨日の朝は１度だけトイレでしていたのでものすごく褒めましたがすぐ粗相していました。おしっこはきちんとトイレにするんですがうんちをわざとはずすようになりました。 子供がいるすぐ側でしたり私が寝ているベッドまで走って行ってしたり… 買い物へ行く時もサークルに入れてトイレにきちんとして自分のベッドで寝ていましたが、最近は踏みまくってベッドまでうんちまみれ… さきほども、走って私のベッドで連続で２回粗相。 子供は７ヶ月ですが今まで粗相することなくきちんとトイレでしていました。 子供が寝ている時や機嫌がいい時は極力一緒に遊んだりトイレもしっかりしたらちゃんと褒めておやつをあげたりしていたつもりです。 年のせいかと思っていましたが粗相した際は叱らない方がいいでしょうか？ そのうち子供もハイハイするようになるので知らない間に粗相されて触ってしまったり口にしたらいけないのでこのまま直らなければサークルで生活させることも考えていますが余計に嫉妬してしまわないかが心配です。 一度、病院等で相談した方がいいですか？
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老犬のトイレの失敗：原因を探る
11歳という高齢のミニチュアダックスのトイレの失敗、特にうんちの失敗が頻発しているとのこと、ご心配ですね。お気持ちお察しします。 おっしゃる通り、加齢による身体機能の衰えが原因の一つとして考えられますが、それ以外にもいくつかの可能性があります。まずは、原因を特定することが解決への第一歩です。
考えられる原因
- 加齢による認知機能の低下（認知症）：高齢犬では認知症を発症し、トイレの場所を忘れてしまう、あるいは排泄のタイミングが分からなくなることがあります。これは、人間の認知症と同様に、徐々に進行していくケースが多いです。
- 身体的な問題：関節炎や腰痛などの痛みで、トイレまで行くのが困難になっている可能性があります。また、便秘や下痢などの消化器系の問題も、トイレの失敗につながることがあります。 排泄に時間がかかっている、いきむ様子が見られるなどがあれば、身体的な問題を疑うべきです。
- ストレスや不安：赤ちゃんが生まれたことによる環境の変化、生活リズムの変化、家族構成の変化など、犬にとってストレスとなる要因が潜んでいる可能性があります。 特に、今まで独り占めだった飼い主さんの愛情が赤ちゃんに奪われたと感じることで、不安やストレスを感じている可能性があります。
- 病気：膀胱炎、尿路結石、糖尿病、甲状腺機能低下症などの病気も、トイレの失敗につながる可能性があります。特に、うんちの失敗が顕著な場合は、消化器系の病気も疑う必要があります。
- 学習不足： 過去にトイレトレーニングが不十分だった、もしくは環境の変化によって学習内容が曖昧になっている可能性も考えられます。
解決策：段階的なアプローチ
まずは、獣医さんに相談することを強くお勧めします。 上記の可能性を検査で確認し、適切な治療やアドバイスを受けることが重要です。 獣医さんが原因を特定し、必要であれば薬物療法やサプリメントの投与などを行うことで、症状の改善が期待できます。
獣医さんへの相談と並行してできること
獣医さんの診察と並行して、以下の対策を行うことで、状況の改善を促すことができます。
- トイレの場所の見直し：トイレの位置が犬にとって行きにくい場所にある、もしくは清潔で快適な場所ではない可能性があります。 トイレを移動したり、清潔に保ったり、犬が落ち着いて排泄できるような工夫をしてみましょう。 例えば、滑り止めマットを敷いたり、個室を用意するなどです。
- 排泄頻度の増加：高齢犬は排泄頻度が高くなる傾向があります。 こまめに散歩に連れて行き、排泄の機会を増やすことで、失敗を減らすことができます。 特に、朝と寝る前、食事の前後などは注意深く観察しましょう。
- 褒めることを徹底する：トイレで成功した際には、すぐに褒めておやつを与えましょう。 言葉だけでなく、優しく撫でたり、一緒に遊んだりするなど、犬が喜びを感じる方法で褒めることが大切です。 成功体験を増やすことで、自信を取り戻すことができます。
- 叱らない：トイレの失敗を叱ると、犬はストレスを感じ、さらに失敗する可能性が高まります。 失敗した際には、落ち着いて片付け、次の成功に期待しましょう。
- サークルの活用：サークルは、犬を安全に保護し、落ち着ける空間を提供するのに役立ちます。 しかし、サークルに閉じ込めることで、ストレスや嫉妬を増幅させる可能性もあるため、適切な大きさのサークルを選び、快適な環境を整えることが重要です。 長時間閉じ込めるのではなく、休憩時間や就寝時などに活用するのが良いでしょう。
- 環境エンリッチメント：犬が楽しめるおもちゃや、嗅覚を刺激するアイテムなどを用意することで、ストレスを軽減し、落ち着きを取り戻す手助けができます。 新しいおもちゃや、匂いのするおもちゃなどを与えてみましょう。
- 食事の見直し：消化の良いフードを選び、必要であればサプリメントを検討しましょう。 便秘や下痢の改善は、トイレの失敗を減らすことに繋がります。
専門家の視点：動物行動学
動物行動学の専門家によると、老犬のトイレの失敗は、身体的な問題だけでなく、認知機能の低下やストレス、不安などが複雑に絡み合っていることが多いです。 そのため、原因を特定し、犬に合わせた適切な対応をすることが重要です。 専門家への相談も検討してみてください。
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まとめ
11歳という高齢の犬のトイレの失敗は、様々な要因が考えられます。 まずは獣医さんに相談し、原因を特定することが大切です。 獣医さんの指示に従いながら、上記で紹介した対策を段階的に試行錯誤することで、状況の改善が期待できます。 焦らず、犬のペースに合わせて、根気強くサポートしていきましょう。 犬との信頼関係を築き、安心できる環境を作ることで、犬のストレスを軽減し、トイレの失敗を減らすことができるはずです。 赤ちゃんとの生活に慣れていく過程でも、犬への愛情を忘れずに、優しく接してあげてください。
