100Vコンセント増設:床の間と玄関へのコンセント設置方法

100vのコンセント増設について質問させて下さい。一階の部屋のコンセントを増設したいと考えております。 当方電工二種持ちで照明器具を増設したり3路→4路へ変更したり、みなさんのお知恵を借りながらできました。有難う御座います。今回は床の間と玄関にコンセントが無く不便に思い質問した次第です。壁裏の間柱を探る為センサーを使い、また、点検口から入り一階と二階の間はかなり狭いですが、なんとかケーブルを落とせるか引き込めるかできそうです。 そこで電源取りですが開いているブレーカーからとり、それぞれのコンセントからくる配線をスリーブすればいいでしょうか? その際、ブレーカーからのケーブルは2、0か1、6でもいいのか教えていただきたいです。また、他の施行方法でブレーカーからとらず今ついてあるトイレのコンセントから電源をとり玄関のコンセントへ付け玄関から床の間のコンセントへ付けるようにしてもいいですか?そうすれば、ケーブルは長くとらなければなりませんが、スリーブしなくていいのでいいのかなとも思いますがプロならどのような配線になるでしょうか?

コンセント増設:安全で適切な方法とは?

電工二種をお持ちとのこと、素晴らしいですね!DIYで照明器具の増設やスイッチの変更もこなせる実力があれば、コンセント増設も十分可能でしょう。しかし、安全性を確保し、将来的なトラブルを防ぐためには、適切な方法を選ぶことが重要です。今回は、床の間と玄関へのコンセント増設について、具体的な方法と注意点、プロの視点からアドバイスさせていただきます。

電源の取り方:ブレーカー直結が基本

まず、電源の取り方ですが、開いているブレーカーから直接電源を取る方法が最も安全で確実です。これは、電流容量を確保し、安定した電力供給を行うためです。既存のコンセントから電源を取る方法は、既存コンセントの容量を超える負荷がかかった場合、発火などの危険性があるため、推奨しません。

ケーブルの太さ:適切な選択が重要

ブレーカーからのケーブルの太さですが、2.0mm²をおすすめします。1.6mm²でも使用可能ですが、将来的な電力需要増加や、同時に複数の家電製品を使用する場合を考慮すると、余裕のある2.0mm²の方が安心です。 コンセントの種類や使用状況によっては、さらに太いケーブルが必要となる場合もありますので、事前に必要な電流容量を計算することが重要です。

配線方法:スリーブ接続と分岐について

複数のコンセントを増設する場合、ブレーカーから分岐してそれぞれに配線する必要があります。質問にあるように、それぞれのコンセントからくる配線をスリーブで接続する方法は可能です。しかし、接続部の信頼性やメンテナンス性を考慮すると、分電盤から分岐して各コンセントに直接配線する方が望ましいでしょう。スリーブ接続は、接続不良による発熱や火災のリスクも考慮する必要があります。

トイレコンセントからの電源供給:避けるべき方法

既存のトイレコンセントから電源を取る方法は、避けるべきです。トイレコンセントの容量を超える可能性があり、危険です。また、将来、トイレのコンセントを使用する際に、容量不足によるトラブルが発生する可能性も高まります。

プロの配線方法:安全と将来性を考慮

プロであれば、ブレーカーから専用の回路を設け、各コンセントに直接配線します。これは、安全性を確保し、将来的な電力需要の変化にも対応できる柔軟性を備えた配線方法です。また、配線経路も適切に計画し、壁内配線をスムーズに行います。

具体的な作業手順と注意点

それでは、具体的な作業手順と注意点を解説します。

1. 事前準備

* ブレーカーの遮断:作業前に必ずブレーカーを遮断し、感電事故を防ぎましょう。
* 配線計画:コンセントの位置、配線経路などを事前に計画し、必要な材料を準備します。
* 材料準備:コンセント、ケーブル、ブレーカー、接続部材などを準備します。
* 工具準備:電工ペンチ、ドライバー、ワイヤーストリッパー、ケーブルカッター、レベルなど、必要な工具を準備します。

2. 配線作業

* 壁内配線:壁裏の間柱を確認し、配線経路を決定します。配線保護管を使用し、配線を保護します。
* 接続作業:ブレーカーとコンセントを確実に接続します。接続不良は発熱や火災の原因となりますので、丁寧な作業が必要です。
* 絶縁処理:接続部はしっかりと絶縁処理を行い、感電事故を防ぎます。

3. コンセント取り付け

* コンセントの取り付け:壁にコンセントを取り付け、水平を確認します。
* 動作確認:ブレーカーを上げて、コンセントの動作を確認します。

4. 後片付け

* 工具の片付け:使用した工具を片付けます。
* 清掃:作業場所を清掃します。

専門家への相談も検討を

電工二種をお持ちとはいえ、コンセント増設は専門的な知識と技術が必要です。不安な点があれば、電気工事士に相談することをおすすめします。安全で確実な作業を行うためには、プロの力を借りることも有効な手段です。

インテリアとの調和

コンセントを増設する際には、インテリアとの調和も考慮しましょう。コンセントカバーの色やデザインを選ぶことで、お部屋の雰囲気を損なうことなく、機能性を向上させることができます。「いろのくに」では、様々な色のコンセントカバーを取り揃えていますので、ぜひご覧ください。

まとめ

コンセント増設は、安全に配慮した適切な方法で行うことが大切です。ブレーカーからの直結配線、適切なケーブルの選択、丁寧な接続作業などを心がけ、必要であれば専門家の力を借りましょう。安全で快適な住空間を実現するために、ぜひこの記事を参考にしてください。

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