100インチスクリーンのホームシアター!理想のリアスピーカー配置と設置方法

ホームシアターのスピーカー配置について 戸建を新築中で、100インチスクリーンを使用してホームシアターを計画しています。 そこで、リアスピーカー(スピーカークラフトの天井埋込型予定)の配置について教えてください。 添付のような、長方形のLDKで、センター無しの6.1chを計画しています。 (ピンクの着色箇所がスピーカー配置予定箇所) 100インチスクリーンですので、視聴距離を3m確保するとフロントスピーカーまで同程度(3m)の距離になります。 そうした場合、視聴位置を中心とした円上にサラウンドスピーカーを配置することは無理です。 よって、サラウンドスピーカー及びサラウンドバックの4本を視聴位置中心に1.5mの円上に配置して、AVアンプで距離補正を計画しています。 この部屋でのベストの配置はどういった形でしょうか。 長方形の部屋の場合インストールショップにお願いした場合など、一般的にはどのように配置しているのでしょうか。 宜しくお願い致します。補足ご回答ありがとうございます。実際の感想が聞けて非常に参考になりました。B&W羨ましいです!『リア2本は1m位』と書かれてましたが、リア4本は視聴位置から等距離に配置されなかったのでしょうか。因みに、設置等はインストールショップにお願いされたでしょうか、ホームメーカーにお願いされたでしょうか。宜しくお願い致します。

理想的なサラウンドスピーカー配置:長方形リビングでの6.1chホームシアター

100インチスクリーンのホームシアター構築、おめでとうございます!長方形リビングでの6.1chシステム、特にリアスピーカー(天井埋込型)の配置は、音響設計の腕の見せ所です。視聴距離3m、そして円形配置が難しいという状況を踏まえ、最適な配置と設置方法について詳しく解説します。

1. 視聴位置を中心とした配置の限界と現実的なアプローチ

理想的には、サラウンドスピーカーは視聴位置を中心とした円周上に配置するのがベストです。しかし、長方形の部屋では物理的に不可能な場合が多いです。無理に円形に近づけようとすると、スピーカー間の距離が不均一になり、音のバランスが悪くなる可能性があります。

あなたの計画のように、視聴位置を中心とした円形ではなく、多少の妥協は必要です。重要なのは、各スピーカーからの距離差を最小限に抑え、AVアンプの距離補正機能を最大限に活用することです。

2. 長方形リビングでのリアスピーカー配置:実践的な3つの方法

長方形リビングで6.1chホームシアターを構築する際に、リアスピーカーを効果的に配置する方法は主に3つあります。

  • 方法1:視聴位置を基準とした非対称配置: 視聴位置から左右のリアスピーカーへの距離を出来る限り近づけ、前後方向の距離差をAVアンプの距離補正で調整します。この方法では、完璧な円形配置はできませんが、音の定位を比較的自然に保てます。あなたの計画にある「視聴位置中心に1.5mの円上に配置」は、この方法に近いです。ただし、1.5mという距離は、少し近すぎる可能性があります。後述する最適な距離について検討しましょう。
  • 方法2:壁面からの距離を均等にする配置: リアスピーカーを壁面から等距離に配置します。これにより、壁からの反射音を均一化し、音のバランスを整えることができます。ただし、視聴位置からの距離差が大きくなる可能性があるため、AVアンプの距離補正が重要になります。
  • 方法3:Dolby Atmos対応スピーカーの導入:天井埋込型スピーカーを使用する予定とのことですが、Dolby Atmos対応のスピーカーを導入することで、より立体的なサラウンドサウンドを実現できます。Atmosスピーカーは、天井からの反射音を利用して音場を構築するため、スピーカー配置の自由度が高まります。ただし、初期投資費用が高くなる点は考慮が必要です。

3. リアスピーカーの最適な距離と高さ:専門家の視点

リアスピーカーの最適な距離は、部屋の大きさや形状、使用するスピーカーの種類によって異なります。一般的には、視聴位置から2~2.5m程度の距離が推奨されています。あなたの計画では1.5mと少し近いため、音圧が強すぎたり、定位がずれたりする場合があります。2m~2.5mに調整することを検討しましょう。

また、天井埋込型スピーカーの高さも重要です。耳の高さよりも少し高い位置に設置することで、自然な音場が得られます。スピーカーの取扱説明書をよく確認し、最適な設置高さを確認しましょう。

4. インストールショップへの依頼:プロの意見と安心感

ホームシアターの構築は、専門知識と技術が必要な作業です。特に、天井埋込型スピーカーの設置は、配線や音響調整が複雑なため、インストールショップへの依頼を強くおすすめします

インストールショップでは、部屋の形状や音響特性を考慮した最適なスピーカー配置を提案してくれます。また、配線工事や調整作業もプロが行うため、安心してホームシアターを楽しむことができます。ホームメーカーに依頼するよりも、専門知識を持つインストールショップの方が、より高品質なシステム構築が期待できます。

5. 距離補正と音響調整:AVアンプの活用

AVアンプには、各スピーカーからの距離を補正する機能があります。この機能を有効活用することで、各スピーカーからの音の到達時間を揃え、音のバランスを整えることができます。AVアンプの設定方法については、取扱説明書をよく確認するか、インストールショップに相談しましょう。

6. 事例紹介:成功事例から学ぶ

あるインストールショップの事例では、長方形リビングに100インチスクリーンを設置し、7.1chシステムを構築しました。リアスピーカーは壁面から等距離に配置し、AVアンプの距離補正機能と音響調整によって、臨場感あふれるホームシアターを実現しています。この事例のように、プロの力を借りることで、理想的なホームシアターを構築できます。

まとめ:理想のホームシアターを実現するために

100インチスクリーンのホームシアター構築は、計画段階から細部までこだわることが重要です。特にリアスピーカーの配置は、音質に大きく影響するため、慎重な検討が必要です。本記事で紹介した方法や専門家の意見を参考に、あなたにとって最適な配置を見つけてください。そして、インストールショップに相談し、プロの力を借りることで、最高のホームシアター体験を実現しましょう。

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