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リフォーム後の部屋の広さ、8畳?10畳? 正解は…
ご自身のDIYで部屋をリフォームされたとのこと、素晴らしいですね! 壁紙張替え、畳撤去、フローリングやクッションフロアの施工、そして押入れの活用と、大変な作業だったと思います。 さて、肝心の「8畳」と「10畳」ですが、結論から言うと、リフォーム後の部屋は厳密には10畳ではありません。
畳の撤去と押入れの活用によって空間は広くなったものの、建築基準法上、部屋の広さは畳数ではなく、床面積(㎡)で計算されます。 押入れを部屋の一部として使用できるようになったとしても、その面積は元の8畳の部屋の面積に単純に加算されるわけではありません。
畳数と床面積の関係
畳のサイズは地域によって多少異なりますが、一般的な京間(約1.91㎡)を基準にすると、8畳は約15.3㎡、10畳は約19.1㎡となります。 あなたの部屋がリフォーム前8畳(約15.3㎡)で、押入れが2畳分(約3.82㎡)あったとしても、単純に足し算して10畳(約19.1㎡)になるわけではありません。
これは、押入れは本来、収納スペースとして設計されており、部屋として必要な天井高や採光、換気などの条件を満たしていない可能性が高いからです。 押入れを部屋の一部として使用する場合、天井高が部屋と同じ高さであるか、十分な採光と換気が確保されているかなどを確認する必要があります。
リフォーム後の部屋の広さを正確に測る方法
リフォーム後の部屋の広さを正確に把握するには、メジャーを使って部屋の床面積を実際に測る必要があります。 部屋をいくつかの長方形や正方形に分割し、それぞれの面積を計算して合計することで、正確な床面積を求めることができます。
具体的には、以下の手順で行います。
- 部屋の長さと幅をメジャーで測定する。
- 測定した長さと幅を掛け合わせることで、部屋の面積を計算する。
- 部屋が複雑な形状の場合は、複数の長方形や正方形に分割して面積を計算し、合計する。
- 計算結果を㎡(平方メートル)で表す。
例えば、部屋が長方形で、長さが4メートル、幅が3.8メートルだった場合、面積は4m × 3.8m = 15.2㎡となります。 この面積を元に、リフォーム後の部屋の広さを判断することができます。
押入れを有効活用した空間デザイン
押入れを部屋の一部として活用することで、空間は広がり、様々な可能性が広がります。 しかし、単に押入れのふすまを取り外すだけでなく、適切なリフォーム計画が必要です。
押入れ活用事例:様々な空間アレンジ
押入れをどのように活用するかによって、部屋の使い勝手は大きく変わります。 いくつか具体的な事例をご紹介します。
- ワークスペース:パソコンデスクや書棚を配置し、快適なワークスペースとして活用。
- 読書コーナー:ゆったりとしたソファやアームチェアを置き、落ち着いた読書コーナーとして活用。
- クローゼット:収納棚を設置し、衣類や身の回りの物を収納するクローゼットとして活用。
- 収納スペース:棚や引き出しを工夫して、収納力を高める。
これらの事例を参考に、あなたのライフスタイルに合った活用方法を考えてみましょう。
押入れリフォームにおける注意点
押入れを部屋の一部として活用する際には、いくつかの点に注意が必要です。
- 天井高:押入れの天井高が部屋の天井高と異なる場合、段差が生じたり、圧迫感を感じたりすることがあります。 天井を高くするリフォームが必要になる可能性があります。
- 採光と換気:押入れは本来、窓がないため、採光と換気が不足しがちです。 窓を設置したり、換気扇を取り付けたりするなどの工夫が必要です。 特に、湿気対策は重要です。カビの発生を防ぐため、換気は必須です。
- 床材:押入れの床材が部屋の床材と異なる場合、違和感があります。 床材を統一することで、空間のまとまりが生まれます。
- 電気配線:照明やコンセントの設置が必要な場合があります。 電気工事が必要となる可能性があるので、事前に電気工事士に相談しましょう。
これらの点を考慮し、専門家のアドバイスを受けながらリフォームを進めることが重要です。
専門家への相談
DIYでリフォームを行うことは素晴らしい挑戦ですが、専門家の意見を聞くことで、より安全で快適な空間を実現できます。 特に、電気工事や構造上の問題など、専門知識が必要な部分については、建築士やインテリアコーディネーターなどの専門家への相談をおすすめします。
彼らは、あなたの希望を聞き取りながら、最適なリフォームプランを提案してくれます。 また、安全面や法的規制についてもアドバイスしてくれるので、安心してリフォームを進めることができます。
まとめ
リフォーム後の部屋の広さは、床面積で判断する必要があります。 押入れを部屋の一部として活用する際には、天井高、採光、換気、床材、電気配線などに注意し、必要に応じて専門家のアドバイスを受けることをおすすめします。 適切なリフォーム計画を立て、快適な空間を実現しましょう。