10年以上前の兄弟間の暴力、今、訴えることはできる?証拠がない場合の対応

10年程前の暴力に対する裁判について。10年以上前の暴力について今から訴えることは出来るのでしょうか?兄からの暴力です。一方的な暴力ではありません。兄弟口ケンカから向こうの圧倒的な暴力です。私は未成年女、向こうは成年男。暴力に発展すると向こうの圧倒的暴力になることはやる前からわかっており、それで必ず向こうから手を上げて私は体に痣が何カ所か出来るのが常でした。親も止めには入るものの暴力をふるった兄を怒ることもなく、私が怒られる始末で、無力な私は何度も警察に相談しようと考えました。兄はどうなろうと良かったですが、警察に行き親が家庭の事情が原因でクビになったらそれこそこれからの生活が大変になると思い、思いとどまっていました。何度も親になぜ暴力をふるう兄に対しては何も言わないのかと話をしましたが、全く取り合ってくれませんでした。それから私も結婚し家を出ていましたがら、子供が出来たことをきっかけに去年から頻繁に実家へ行っています。兄は結婚しておらず、家族とも必要最低限しか話さないような関係にも関わらず全く実家を出ようとしません。ただいま、おはようの挨拶すらしません。私は憎しみが強くもちろん直接話すはずがありませんが、母と話してる声が大きかったら自分の部屋の壁を何度も蹴ってきます。それでも改善されない場合は罵声です。もうこちらも家を出た身ですし、売り言葉に買い言葉になるとまたなにが飛んでくるかも想像はつくので何も言いませんでした。つまり10年経った今も何も変わっていません。それが先日また同じようなことがあり、私も我慢できなくなり、子供の前にも関わらず言い返してしまいました。大事な話をしていました。確かに声は少し大きかったかもしれたせんが、部屋を締め切ってる兄の部屋とリビングは離れており、大音量で聞こえてくるのはまず考えられずテレビでもつけていればかき消されるレベルです。結果私はまた両親に見放されお前が出て行けと父親に怒鳴られ、私が今まで家族のために我慢だけをしてきたことがバカらしくなり、出来ることなら10年以上前に受けた暴力について訴えてやりたいと思うようになりました。口喧嘩の末暴力に発展。10年ほど前。証拠もなし。親も証人になれないとするとやはり裁判なんて出来るはずがありませんか?

10年以上前の暴力、時効は?

10年以上前の暴力事件について、訴えることができるかどうかは、まず時効の有無を確認する必要があります。民事の場合、不法行為(暴行・傷害)に対する請求権の消滅時効は、3年です。事件発生から3年を経過していれば、民事訴訟による損害賠償請求はできません。ただし、時効は、相手方が時効の援用をするまで主張することができません。

しかし、あなたのケースは、兄からの継続的な暴力行為の可能性があり、時効の適用が複雑になる可能性があります。継続的な暴行があった場合、最後の暴行から3年以内であれば、それ以前の暴行についても請求できる可能性があります。弁護士に相談し、具体的な状況を説明することで、時効の適用について正確な判断を得ることが重要です。

証拠がない場合の対応

証拠がないことは、訴訟を困難にする大きな要因です。しかし、証拠がないからといって、訴訟が完全に不可能というわけではありません

証拠となりうるもの

* 医師の診断書:過去の暴行による怪我の治療を受けた記録があれば、重要な証拠となります。
* 写真・動画:過去の暴行による怪我の痕跡を記録した写真や動画があれば、有効な証拠となります。
* 証人:事件を目撃した人がいれば、証人として証言してもらうことができます。あなたの親御さんは証言を拒否する可能性が高いとのことですが、他に目撃者はいませんか?近隣住民や親戚など、可能性を探る価値はあります。
* 日記・メモ:過去の暴行について記録した日記やメモがあれば、証拠として提出できます。詳細な日付や状況を記録しているほど、信憑性が高まります。
* メール・LINEなどのデジタル記録:兄とのやり取りの中で、暴行を示唆するような内容が残っていれば、証拠として活用できます。

証拠集めの難しさへの対応

10年以上前のことなので、証拠集めは困難であることは容易に想像できます。しかし、諦める前に、できる限りの努力をすることが重要です。記憶を頼りに、可能な範囲で詳細な状況を記録し、上記の証拠となりうるものを探してみましょう。

弁護士への相談が不可欠

あなたのケースは、証拠の不足、時効の問題、家族関係の複雑さなど、多くの課題を抱えています。弁護士に相談することが、最も現実的な解決策です。弁護士は、あなたの状況を詳しく聞き取り、法的観点から適切なアドバイスをしてくれます。

弁護士への相談は、訴訟を起こすかどうかを決める前に、まずすべきことです。訴訟は費用と時間がかかるため、弁護士に相談することで、訴訟のメリット・デメリットを客観的に判断し、最善の行動方針を立てることができます。

専門家の視点:精神的な影響への考慮

10年以上にわたる兄からの暴力は、あなたの精神面に大きな影響を与えている可能性があります。弁護士への相談を通じて、精神的な苦痛に対する損害賠償請求も検討できます。精神科医の診断書などを証拠として提出することで、より強い主張が可能になります。

具体的なアドバイス

1. 弁護士に相談する:まずは、信頼できる弁護士に相談しましょう。弁護士紹介サービスなどを利用するのも良いでしょう。
2. 証拠集めを始める:弁護士のアドバイスを受けながら、可能な範囲で証拠集めを行いましょう。
3. 記録を残す:今後の兄からの暴力や嫌がらせについても、詳細な記録を残しておきましょう。日付、時間、場所、内容などを具体的に書き留めてください。
4. 心のケア:10年以上にわたる暴力体験は、あなたの心に大きな傷を残している可能性があります。必要であれば、カウンセリングや精神科治療を受けて、心のケアを行いましょう。
5. 安全確保:兄からの暴力や嫌がらせが継続する可能性がある場合は、警察への相談や、一時的な避難場所の確保などを検討しましょう。

まとめ

10年以上前の暴力事件について、訴訟を起こすかどうかは、様々な要因を考慮した上で慎重に判断する必要があります。弁護士への相談、証拠集め、心のケアなど、複数のステップを踏むことが重要です。一人で抱え込まず、専門家の力を借りながら、一歩ずつ進んでいきましょう。

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