10万円でDIY温室!空き部屋を緑豊かな癒やしの空間に変える方法

予算十万円位で温室を自分の家の空き部屋に作ろうと思うのですが。自作の場合何と何をそろえればよいでしょうか?補足として、ヒーターはエアコンで代用は利かないでしょうか?

1. 10万円でDIY温室を作るための準備:必要なものと予算配分

10万円という予算でDIY温室を作るのは、工夫次第で十分可能です。しかし、安価な材料を使用することで耐久性や保温性が低下する可能性があるため、優先順位をしっかり決めて計画的に進めることが重要です。 まずは、必要なアイテムとその概算費用をリストアップし、予算配分を考えましょう。

1-1. 温室の骨組み

温室の骨組みは、耐久性と安定性を重視する必要があります。 安価な材料として、ホームセンターで手軽に手に入る以下の材料が考えられます。

* **木材(SPF材など):** 約2万円~3万円
* 強度があり、加工しやすいのがメリット。防腐・防カビ処理を施すことをおすすめします。
* **アルミフレーム:** 約3万円~5万円
* 軽量で錆びにくいのがメリット。ただし、木材に比べて加工が難しい場合があります。
* **PVCパイプ:** 約1万円~2万円
* 軽量で安価ですが、強度がやや劣ります。温室のサイズや植物の種類によっては不向きな場合があります。

ポイント:骨組みの設計図を作成し、必要な木材の長さや数量を正確に計算しましょう。無駄な材料を購入しないように注意が必要です。

1-2. 被覆材

被覆材は、光透過性と保温性を両立させることが重要です。

* **ポリカーボネート板:** 約2万円~4万円
* 透明度が高く、保温性にも優れています。耐久性も高く、長期間使用できます。
* **ビニールシート:** 約5,000円~1万円
* 安価で入手しやすいですが、耐久性や保温性がポリカーボネート板に比べて劣ります。破れやすい点に注意が必要です。
* **農業用ビニール:** 約1万円~2万円
* 保温性が高い反面、透明度がやや低めです。植物の種類によっては光合成に影響が出る可能性があります。

ポイント:被覆材の選び方は、温室で育てる植物の種類や、設置場所の気候条件によって異なります。 日当たりが良い場所であれば、透明度の高いポリカーボネート板がおすすめです。

1-3. その他必要なもの

* **棚板:** 約3,000円~5,000円(サイズや素材による)
* 植物を置くための棚は必須です。木材や金属製の棚を利用できます。
* **固定金具、ネジ、ビスなど:** 約2,000円~3,000円
* **土、鉢、プランターなど:** 約5,000円~1万円(植物の種類や数による)
* **換気扇:** 約3,000円~5,000円(必要に応じて)
* 温室内の温度と湿度を調整するために必要です。

2. エアコンによるヒーター代用は可能?

エアコンをヒーターとして代用することは、可能ですがおすすめしません

理由は以下の通りです。

* **電気代の高騰:** エアコンは、暖房として使用する場合は消費電力が大きいため、電気代が高額になります。
* **湿度調整の難しさ:** エアコンは、温風を出す際に空気を乾燥させるため、温室内の湿度管理が難しくなります。植物によっては乾燥によって枯れてしまう可能性があります。
* **温度ムラ:** エアコンの風が直接当たる場所と当たらない場所では温度差が生じ、植物の生育に悪影響を及ぼす可能性があります。
* **結露の発生:** 温室内部と外部の温度差が大きくなると、結露が発生しやすくなります。これは、植物の病気の原因となる可能性があります。

温室用のヒーターは、消費電力が少なく、湿度調整機能がついたものが理想的です。予算に余裕があれば、温室専用のヒーターの導入を検討しましょう。

3. DIY温室作成手順と注意点

1. **設計図の作成:** 温室のサイズ、形状、必要な材料などを決定し、詳細な設計図を作成します。
2. **材料の購入:** ホームセンターなどで必要な材料を購入します。
3. **骨組みの組み立て:** 設計図に従って、骨組みを組み立てます。正確な寸法と水平を確認しながら作業を進めましょう。
4. **被覆材の取り付け:** 骨組みに被覆材を取り付けます。しっかりと固定し、隙間がないように注意しましょう。
5. **棚板の設置:** 植物を置くための棚板を設置します。
6. **換気扇の設置(必要に応じて):** 換気扇を設置し、温室内の換気を確保します。
7. **植物の配置:** 植物を配置し、生育状況を観察します。

3-1. 専門家への相談

DIYが不安な場合は、ホームセンターの店員や、造園業者などに相談することをおすすめします。専門家のアドバイスを受けることで、より安全で効率的な温室作りが可能になります。

4. 温室をさらに快適にするための工夫

* **断熱材の活用:** 壁や天井に断熱材を貼ることで、保温性を高めることができます。
* **自動潅水システムの導入:** 自動潅水システムを導入することで、手間を省き、植物への水やりを効率化できます。
* **サーモスタットの設置:** サーモスタットを設置することで、温度を自動で調整できます。

5. まとめ

10万円という予算でDIY温室を作ることは、計画性と工夫次第で可能です。 しかし、安価な材料を使用する場合は、耐久性や保温性に配慮し、適切な材料選びと施工が重要です。 専門家のアドバイスも活用しながら、自分だけの癒やしの温室空間を創造しましょう。

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