1階床の沈み込み対策:床下空間が狭くてもできる解決策

部屋の床が下がってきました、一階の床ですが床下の厚さが20センチも無いために床下に入って工事も出来ないのですが、何か良い方法がありませんか?私は素人なので見当もつきません、教えて下さいお願いします。業者さんにお願いするとしたら、リホームの業者さんで良いのでしょうか、どのょうな業者さんが良いのかも教えていただけますか。

1階の床が沈んでしまった、しかも床下空間が狭く、直接的な補修が難しい…これは非常に困った状況ですね。ご心配でしょうが、諦める必要はありません。床下空間が狭くても対応できる方法があります。この記事では、床の沈み込みの原因と、その解決策、そして業者選びのポイントを詳しく解説します。

床の沈み込みの原因を特定する

まず、床の沈み込みの原因を特定することが重要です。原因によって最適な解決策が異なります。考えられる原因は以下の通りです。

  • 土台や根太の腐朽:湿気やシロアリ被害によって土台や根太が腐朽し、強度が低下している可能性があります。特に、築年数の古い住宅では注意が必要です。
  • 地盤沈下:地盤の強度不足によって、建物全体が沈下している可能性があります。この場合は、床の沈み込みだけでなく、建物の傾きなども確認する必要があります。
  • 荷重の偏り:重い家具を長時間同じ場所に置いていたり、特定の場所に集中して荷重がかかっていたりすることで、床が局部的に沈み込むことがあります。
  • 床材の劣化:経年劣化によって床材自体が弱くなっている可能性もあります。特に、合板などの床材は、水分を吸収することで強度が低下することがあります。

原因の特定には、専門家の診断が不可欠です。特に、土台や根太の腐朽、地盤沈下などが疑われる場合は、すぐに専門家に相談することをお勧めします。

床下空間が狭い場合の解決策

床下空間が20cmしかない場合、従来の方法(床下から土台や根太を補修する)は困難です。そのため、床上から補修を行う方法が現実的です。

1. 床補強材の設置

床下へアクセスできない場合、床上から補強材を設置する方法が有効です。専門業者に依頼することで、床材を剥がさずに、既存の床構造の上に補強材を取り付けることができます。この方法は、比較的工期が短く、費用も抑えられる可能性があります。

  • 鋼製束:既存の床構造を支えるための鋼製の柱です。強度が高く、耐久性にも優れています。
  • 樹脂製束:鋼製束に比べて軽量で、施工が容易です。防腐性にも優れています。

使用する補強材の種類は、建物の構造や沈み込みの程度によって異なります。専門家のアドバイスを仰ぎ、最適な材料を選択することが重要です。

2. 部分的な床張り替え

沈み込みが局所的な場合は、沈んでいる部分だけ床材を剥がして、新しい床材に張り替える方法もあります。この方法は、大規模な工事ではないため、費用を抑えることができます。ただし、既存の床構造に問題がないことを確認する必要があります。

3. ウレタン注入

床下の空洞にウレタンフォームを注入することで、床を支える方法もあります。この方法は、床下へのアクセスが困難な場合でも有効です。ただし、注入する範囲や量を適切に調整する必要があります。専門業者に依頼することをお勧めします。

業者選びのポイント

業者を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

  • 経験と実績:多くの施工実績があり、床の沈み込みに関する専門知識を持つ業者を選びましょう。ホームページや口コミサイトなどで、業者の評判を事前に確認することも重要です。
  • 資格と保険:適切な資格を持つ業者を選び、万一の事故に備えて保険に加入している業者を選ぶことが大切です。
  • 見積もり内容:見積もり書には、工事内容、材料費、人件費などが明確に記載されている必要があります。不明な点があれば、業者に確認しましょう。
  • 保証体制:工事完了後の保証体制がしっかりしている業者を選びましょう。保証期間や保証内容を確認することが重要です。
  • 対応力:迅速な対応力と丁寧な説明をしてくれる業者を選ぶことが大切です。質問にもきちんと答えてくれる業者を選びましょう。

複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することが重要です。価格だけでなく、工事内容や保証体制なども考慮して、最適な業者を選びましょう。

専門家の視点:建築士からのアドバイス

建築士の視点から見ると、床の沈み込みは軽視できない問題です。放置すると、建物の構造に深刻な影響を与える可能性があります。床下空間が狭くても、適切な診断と施工によって解決できるケースが多いです。しかし、自己判断での修理は危険を伴うため、必ず専門業者に相談し、適切な処置を受けることを強くお勧めします。

まとめ

床の沈み込みは、放置すると建物の寿命を縮める可能性があります。床下空間が狭くても、適切な方法を選択することで解決できます。まずは専門業者に相談し、原因を特定し、最適な解決策を見つけることが重要です。この記事が、皆様の不安解消の一助となれば幸いです。

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