1階リビング&寝室の家:防犯・災害対策から老後まで安心快適な住まいづくり

家の新築を考えています。主人の腰が悪いので将来のことも考えると一階にリビングと和室と夫婦の寝室、2階に子供部屋2部屋を予定していますが、いろいろ調べていると一階では防犯が怖いとか災害が怖い・・・などでちょっと考えてしまいます。実際、一階にリビングと寝室があるお宅に住んでいる方…どうなのでしょうか?夜、外を歩く人の気配や音で寝られなかったりしますか?1階に寝室とリビングを置くことで将来、自分が老いた後、夫婦で平屋感覚で住むのはどうなのでしょうか?また、一階の床面積(建築面積)が寝室分増えますので、やはり工事金額は大幅に増えるのでしょうか?補足:やはり一階の寝室…平屋感覚というのは老後も考えるとよさそうですね!!頑張ってそんな家を建てられるように頑張って貯金します!

1階リビング&寝室のメリット・デメリット

一階にリビングと寝室を配置するプランは、ご家族の状況や将来を見据えた上で、多くのメリットと、考慮すべきデメリットがあります。まずは、それぞれの点を詳しく見ていきましょう。

メリット:高齢化に備えた快適な生活と将来的な安心感

* 階段の上り下りがない快適さ:高齢になった時、階段の上り下りは大きな負担になります。1階に寝室があることで、毎日の生活が楽になり、転倒リスクも軽減できます。これは、主人の腰痛の軽減にも大きく貢献するでしょう。
* 平屋のような生活空間:年齢を重ねるにつれて、2階への移動が困難になる可能性があります。1階に生活空間を集中させることで、平屋のような生活を実現でき、将来的な生活の質を維持しやすくなります。
* 来客対応の負担軽減:寝室が1階にあることで、来客への対応もスムーズに行えます。階段の上り下りや、2階への案内の手間が省けるのは大きなメリットです。
* 家族とのコミュニケーションの促進:リビングと寝室が近いことで、家族間のコミュニケーションが自然と増える可能性があります。特に、高齢の親と同居する場合には、安心感と繋がりを深める上で有効です。

デメリット:防犯・災害への懸念とコスト増加

* 防犯対策の必要性:1階は外部からのアクセスが容易なため、防犯対策は必須です。防犯窓や防犯カメラ、セキュリティシステムなどを導入することで、安心感を高めることができます。後述しますが、具体的な対策を講じることで、心配は大幅に軽減できます。
* 災害時のリスク:地震や洪水などの災害時には、1階は被害を受けやすい可能性があります。高台への建築や、耐震性・防水性に優れた建材を使用するなど、災害への備えをしっかり行うことが重要です。
* 建築コストの増加:1階に寝室を設けることで、建築面積が増加し、工事費用が高くなる可能性があります。しかし、将来的な介護や生活のしやすさを考慮すると、必ずしもデメリットとは言い切れません。コストを抑える工夫も可能ですので、後述します。

1階寝室の防犯対策:安心安全な住まいを実現する具体的な方法

1階寝室の防犯対策は、安心安全な生活を送る上で非常に重要です。以下に具体的な対策を挙げ、実践的なアドバイスをいたします。

窓の強化と防犯設備の導入

* 防犯ガラスの採用:通常のガラスに比べて、割れにくく、侵入を困難にする防犯ガラスを採用しましょう。
* 窓への補助錠の設置:窓枠に補助錠を取り付けることで、窓の開閉を制限し、侵入を防ぎます。
* センサーライトの設置:人感センサー付きのライトを設置することで、不審者の侵入を抑制する効果が期待できます。
* 防犯カメラの設置:高画質の防犯カメラを設置し、不審者の侵入や行動を記録することで、抑止力となり、証拠としても役立ちます。
* セキュリティシステムの導入:警備会社と契約し、異常を検知したらすぐに通報するシステムを導入することも有効です。

周囲の環境整備と生活習慣の見直し

* 植栽の工夫:窓際にトゲのある植物を植えることで、侵入を困難にする効果があります。
* 防犯ブザーの携帯:常に防犯ブザーを持ち歩くことで、緊急時に素早く助けを求めることができます。
* 近隣住民との良好な関係:近隣住民と顔見知りになり、お互いに見守り合う関係を築くことは、防犯対策上非常に有効です。
* 夜間の外出を控える:夜間の外出は極力避け、安全な帰宅を心がけましょう。

災害対策:地震や水害への備え

地震や水害などの自然災害への備えも、1階リビング&寝室のプランにおいては特に重要です。

耐震性・耐水性の高い住宅設計

* 耐震基準を満たした設計:建築基準法を遵守し、耐震性に優れた設計にすることは大前提です。さらに、耐震等級を上げることで、より高い安全性を確保できます。
* 防水対策の強化:基礎部分や窓枠の防水処理を徹底することで、水害による浸水を防ぎます。
* 高台への建築:可能であれば、高台に家を建てることで、洪水のリスクを軽減できます。

防災グッズの備蓄と避難計画

* 防災グッズの備蓄:非常食、飲料水、懐中電灯、ラジオ、毛布などを備蓄しておきましょう。
* 避難経路の確認:地震発生時や水害発生時の避難経路を事前に確認し、家族で共有しておきましょう。
* 避難場所の確認:最寄りの避難場所を確認し、避難方法を家族で話し合っておくことが重要です。

建築コストを抑える工夫

1階に寝室を増やすことで建築コストが増加する可能性はありますが、以下の工夫でコストを抑えることが可能です。

* コンパクトな間取り:無駄なスペースを省いたコンパクトな間取りにすることで、建築面積を小さく抑えられます。
* 標準的な建材の選択:高価な建材ではなく、コストパフォーマンスに優れた標準的な建材を選択することで、費用を抑えられます。
* ローコスト住宅メーカーの検討:ローコスト住宅メーカーを利用することで、費用を抑えることができます。
* DIYによる工夫:一部の作業をDIYで行うことで、人件費を抑えることができます。

専門家の意見:建築士のアドバイス

建築士の視点から、1階リビング&寝室のプランについてアドバイスします。

「高齢化社会を迎え、1階に寝室を設けるプランは、将来を見据えた上で非常に賢明な選択です。しかし、防犯や災害対策はしっかりと行う必要があります。設計段階で、防犯設備や耐震性・耐水性を考慮した設計を行うことで、安心安全な住まいを実現できます。また、コストを抑えるためには、間取りや建材の選択を工夫することが重要です。専門家である建築士と綿密に相談し、ご家族のニーズに合わせた最適なプランを作成しましょう。」

まとめ:安心と快適さを両立した理想の住まいを

1階リビング&寝室のプランは、将来の生活の質を高める上で大きなメリットがあります。防犯対策や災害対策をしっかり行い、コストを抑える工夫をすれば、安心で快適な住まいを実現できます。専門家である建築士と相談しながら、ご家族のニーズに最適なプランを設計し、理想のマイホームを手に入れてください。

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