1歳柴犬の寂しがりやと安心できる睡眠環境の作り方

もうすぐ1歳になる柴犬オスを飼ってます。夕方まで外で飼っていて、夜は私と一緒に寝ているのですが…私の予測なのですが、一人で寝れないような気がします(犬が)。最近1週間ほど私が家にいなかった時、2日目までは私の部屋で寝ていたみたいですが3日目に寂しげに鳴き出し、それ以降私の部屋に行かず父の側で寝ていたようです。今はまた私の部屋で寝てるのですが、夜中などにトイレに行こうとするとムクっと起き出し足元にまとわりついてきます。それに寒くないのに私がコタツに入っているとコタツの中で寝て、私が布団で寝てると犬も布団に入ってきます。ずっと犬にべったりという生活はしてなかったと思うのですが…一人でになると不安になる病気ありますよね?それではないかと心配です。調べてみたのですが、一人でになっても物を壊す・震えるなどの症状はありません。ので、単なる極度の寂しがりやだけでしょうか?犬と一緒に寝るのは控えた方がいいですか?

柴犬の分離不安の可能性と、その見極め方

愛犬の行動から、分離不安症候群を心配されているとのこと、よく分かります。 確かに、飼い主さんがいないと寂しがる、飼い主さんのそばを離れがたがるといった行動は、分離不安症候群の症状と似ています。しかし、物を壊したり、震えたりといった症状がないとのことですので、まずは安心してください。 分離不安症候群は、より深刻な症状を伴う場合が多いです。

では、愛犬の行動は単なる「寂しがり屋」なのでしょうか? それは可能性として十分あります。特に、1歳という年齢は、まだ幼く、飼い主さんへの依存心が強い時期です。 昼間は外で過ごしているとのことですが、その環境が、夜間の愛犬の行動に影響している可能性があります。

分離不安症候群と寂しがり屋の明確な違いは、その行動の程度と持続時間です。寂しがり屋の場合は、飼い主さんがそばにいないと少し鳴いたり、落ち着かない様子を見せる程度ですが、分離不安症候群の場合は、過剰な鳴き声、破壊行動、排泄など、より深刻な症状が現れます。 さらに、飼い主さんが不在の間だけでなく、飼い主さんが家の中にいるにも関わらず、常に不安な様子を見せる場合もあります。

愛犬の行動を詳しく観察してみましょう

愛犬の行動をより詳しく観察し、記録することで、寂しがり屋なのか、分離不安症候群なのか、より正確に判断できます。 例えば、以下の点を記録してみましょう。

  • 飼い主さんが不在の時の様子(鳴き声の頻度、時間、場所など)
  • 飼い主さんが帰宅した時の様子
  • 普段の様子(遊び方、食事、睡眠など)
  • その他気になる行動

これらの記録を獣医さんに見せることで、より的確なアドバイスを受けることができます。

安心できる睡眠環境の作り方

愛犬が夜間、飼い主さんのそばを離れられないのは、単なる寂しさだけでなく、安心できる場所が確保されていない可能性もあります。 犬は、安全で安心できる場所(セーフスペース)が必要です。 コタツや布団の中に入ってくるのは、まさにその安心できる場所を求めているからでしょう。

セーフスペースの作り方

愛犬のために、安心できるセーフスペースを作りましょう。 具体的には、以下の点を考慮して、場所を選び、準備します。

  • 落ち着ける場所:静かで、人の往来が少ない場所を選びましょう。犬小屋、ベッド、ソファの隅など、愛犬が落ち着ける場所を用意します。
  • 安全な場所:危険な物がないか確認し、安全な場所にしましょう。
  • 快適な場所:愛犬がリラックスできるよう、快適な寝床を用意しましょう。 ブランケットやクッションなどを用意するのも効果的です。
  • 愛犬のお気に入りのもの:愛犬のお気に入りの玩具やぬいぐるみなどを置いてあげましょう。
  • 視覚的な安心感:飼い主さんの写真や匂いのついたタオルなどを置いてあげると、安心感を与えられる場合があります。

徐々に一人で寝る練習を

いきなり一人で寝かせるのではなく、徐々に一人で寝る練習をさせていきましょう。 最初は、飼い主さんがそばにいる状態で、セーフスペースで寝かせる練習をします。 徐々に、離れる時間を長くしていきましょう。 成功したら、褒めてあげることが大切です。

犬と一緒に寝るのを控えるべきか?

犬と一緒に寝ることは、愛犬との絆を深める良い機会ですが、長期的には、愛犬の自立性を阻害する可能性があります。 愛犬が常に飼い主さんのそばでないと不安になるようであれば、一緒に寝るのを控えることも検討する必要があります。

段階的な離床トレーニング

愛犬と離れて寝る練習をするには、段階的なトレーニングが必要です。

  • 最初はベッドの横に寝床を用意する:愛犬が安心して眠れるよう、最初はベッドのすぐ横に寝床を用意します。
  • 徐々に距離を離していく:数日後、寝床をベッドから少し離れた場所に移動します。
  • 最終的には別の部屋で寝かせる:最終的には、別の部屋で寝かせることを目指します。
  • ご褒美と安心感を与える:トレーニング中は、成功したら必ず褒めてあげ、安心感を与えてあげることが重要です。

このトレーニングは、数週間から数ヶ月かかる場合もあります。焦らず、愛犬のペースに合わせて進めていきましょう。

専門家への相談

もし、愛犬の行動が改善されない場合、または、分離不安症候群が疑われる場合は、動物病院で獣医さんに相談することをお勧めします。 獣医さんは、愛犬の状態を詳しく診察し、適切なアドバイスや治療法を提案してくれます。 必要であれば、動物行動学の専門家を紹介してくれることもあります。

インテリアと安心感

愛犬の安心感を高めるために、インテリアにも工夫を凝らしてみましょう。 例えば、落ち着ける色のカーテンや、柔らかい素材のベッドなどを用意することで、愛犬がリラックスできる空間を作ることができます。 ブラウン系の落ち着いた色合いは、犬にとってリラックス効果があると言われています。 また、安全な空間を確保するために、家具の配置にも注意しましょう。

まとめ

愛犬の行動から、分離不安症候群を心配されているとのことですが、現時点では、単なる寂しがり屋である可能性が高いです。 しかし、愛犬の行動を詳しく観察し、記録することで、より正確な判断ができます。 そして、安心できるセーフスペースを作り、徐々に一人で寝る練習をさせることで、愛犬の不安を軽減することができます。 それでも改善が見られない場合は、獣医さんに相談しましょう。 愛犬との快適な生活を送るために、焦らず、根気強く取り組んでいきましょう。

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