1歳ミニチュアダックスの多すぎるエネルギーと問題行動への対処法

1歳のミニチュアダックスを飼っています。元気すぎて、激しすぎて、とにかく世話に疲れて困ってます…長時間散歩に連れて行っても、ドッグランでずっと走らせても、その後家に帰っても眠らずに暴れ回ります。最近は行動の激しさやイタズラに手がつけられず(ソファ全滅、机全滅、カーテン全滅、ドア噛み跡だらけ…既存犬に噛み付く等)室内でもリードに繋いでいるのですが、近くを通ると、私に凄い勢いで飛びつき、洋服を噛みます。しつけは、トイレとマテのみちゃんとできます。食欲も異常なほどに旺盛なので、餌をもらうために、必死でマテをする、といった感じです。ほかの場面でのマテは、全く聞く耳持たずです。ブリーダーさんから購入したのですが、私の飼った犬だけ、すごく値段が安かったのです。(購入時生後7ヶ月)毛色がキレイで、値段も安いに越したことはないと、その子にしたのですが、今考えると、知恵遅れ?だから安かったのかと思ってしまいます。犬を飼ったのは4匹目なのですが、今までこんなに激しい犬をみたことがありません。犬にも、知恵遅れがあるのでしょうか。ブリーダーさんの所で、なにか変な飼い方をされていたのでしょうか。最近、既存犬と同じ部屋に居させ、その子たちの吠えを聞き?吠えるようになったのですが、家にきて3ヶ月間は1度もワンと鳴いたことがなかったことも気になります。

問題行動の原因を探る:エネルギー過剰と潜在的な問題

愛犬の行動から、いくつかの問題点が考えられます。まず、圧倒的なエネルギーの過剰です。長時間散歩やドッグランでも満たされないほどの活動量は、単なる活発さではなく、何かしらの原因が潜んでいる可能性を示唆しています。

次に、適切な社会化の不足も考えられます。生後7ヶ月で購入されたとのことですが、ブリーダーさんでの飼育環境や社会化の過程に問題があった可能性があります。 3ヶ月間吠えなかったこと、最近になって既存犬の吠えを真似るようになったことからも、適切な社会化が不足していた可能性が推測できます。「知恵遅れ」という表現は適切ではありませんが、発達段階で適切な刺激や社会化が不足していたために、問題行動につながっている可能性は十分にあります。

さらに、不安やストレスも要因として考えられます。新しい環境への適応、既存犬との関係性、飼い主さんの反応など、様々なストレスが重なっている可能性があります。 リードで繋がれている状況も、犬にとってストレスになっているかもしれません。

具体的な解決策:多角的なアプローチで改善を目指す

愛犬の問題行動を改善するためには、以下の多角的なアプローチが必要です。

1. エネルギー消費の最適化:運動とメンタルな刺激の両立

単なる散歩やドッグランだけでは不十分です。愛犬のエネルギーレベルを考慮し、より質の高い運動を提供しましょう。

  • アジリティトレーニング:障害物をクリアするトレーニングは、身体能力を高め、精神的な満足感も与えます。
  • フリスビーやボール遊び:狩猟本能を刺激する遊びは、高い運動量と精神的な満足感をもたらします。
  • ドッグランでの積極的な遊び:他の犬との適切な交流も、社会化と運動の両面で効果的です(ただし、既存犬との関係を考慮し、慎重に導入する必要があります)。
  • 嗅覚探知ゲーム:隠したおやつを探させることで、集中力と運動能力を高めます。

運動だけでなく、メンタルな刺激も重要です。

  • 知育玩具:思考力を刺激する玩具は、運動だけでは満たされない精神的な欲求を満たします。
  • トレーニング:「マテ」以外の基本的なコマンド(座る、伏せる、待てなど)を丁寧に教えましょう。成功体験を増やすことで、自信と落ち着きを与えます。

2. しつけの見直し:ポジティブな強化で効果的に

「マテ」しかできない状態では、愛犬はコマンドの意味を十分に理解していない可能性があります。ポジティブな強化を重視し、成功したらすぐに褒めてご褒美を与えましょう。

  • 小さな成功を積み重ねる:一度に多くのことを教えようとせず、簡単なコマンドから始め、徐々に難易度を上げていきます。
  • ご褒美は適切なタイミングで:コマンドに従った直後に、ご褒美を与えます。
  • 言葉だけでなく、ジェスチャーも活用:犬は言葉だけでなく、ジェスチャーにも反応します。
  • 専門家の指導を受ける:しつけに自信がない場合は、ドッグトレーナーに相談しましょう。

3. 環境の見直し:安全で落ち着ける空間を確保

愛犬が落ち着ける空間を確保することが重要です。

  • 安全なケージを用意する:落ち着ける場所としてケージを用意し、必要に応じて使用します。
  • 噛みつき防止対策:ソファやテーブルなどにカバーをかけたり、危険なものを片付けたりすることで、破壊行動を防ぎます。
  • リードの使用:必要に応じてリードを使用しますが、常にリードで繋いでいるとストレスになるため、適度に自由にさせてあげましょう。

4. 獣医への相談:健康面をチェック

愛犬の異常な行動は、健康上の問題が原因である可能性もあります。甲状腺機能亢進症など、エネルギー過剰を引き起こす病気の可能性も考慮し、獣医に相談しましょう。

5. ブリーダーへの問い合わせ:過去の飼育環境を知る

購入時の安さや、過去の飼育環境について、ブリーダーに問い合わせてみるのも良いでしょう。 もしかしたら、これまで適切な社会化やトレーニングが不足していた可能性があります。

専門家の視点:ドッグトレーナーからのアドバイス

ドッグトレーナーの視点から、以下の点をアドバイスします。

* 問題行動は、犬の個性や過去の経験が複雑に絡み合って発生しています。一概に「しつけが悪い」とは言えません。
* 飼い主さんの行動も重要です。犬の行動に過剰に反応したり、叱りすぎたりすると、かえって問題行動を悪化させる可能性があります。
* 根気と愛情を持って、継続的にトレーニングを行うことが大切です。

インテリアへの影響と対策

愛犬の破壊行動は、インテリアにも大きな影響を与えます。 対策として、

* 丈夫な家具を選ぶ
* 保護シートやカバーを使用する
* 愛犬が触れてはいけない場所に、安全柵を設置する

などを検討しましょう。 これらの対策は、愛犬の安全を守るためにも重要です。 また、犬が安全に遊べるスペースを確保することも大切です。

まとめ:愛犬との幸せな生活に向けて

愛犬の問題行動は、一朝一夕に解決できるものではありません。 根気強く、多角的なアプローチを行うことで、必ず改善に繋がります。 専門家の力を借りながら、愛犬との幸せな生活を目指しましょう。

ネットで買うなら?いろのくにのおすすめインテリア(PR)