8ヶ月チワワの異様な大人しさ…大丈夫?原因と対処法を獣医師監修で解説

3日前に8ヶ月になるチワワをブリーダーさんから譲り受けました。おとなしい子と聞いてましたが、おとなし過ぎて心配で困っています。理由は、①3日間で吠えているところを一度も聞いていません。②散歩に行こうとしても全く歩こうとしません。③家に居る間も、あまり歩き回ったりしません。④おもちゃを使って一緒に遊ぼうとしても反応無しです。⑤ご飯や水は食べている形跡はあるのですが、非常に少量です。さらに、我々飼い主が同じ部屋に居るとほとんど口にしません。以上が心配な大きな理由です。実家で猫は飼っていたのですが、犬は今回が初めてなので不安だらけです。。。環境が変わってまだ慣れていないだけなのでしょうか??どうか皆様のご意見をお聞かせ下さいm(_ _)m

初めての犬との生活、チワワの異様な大人しさの原因を探る

8ヶ月の子犬を新しい環境に迎え入れた喜びと同時に、そのおとなしさに不安を感じている飼い主さんの気持ち、よく分かります。 犬を初めて飼うとなると、ちょっとした変化にも敏感になってしまいますよね。 確かに環境の変化にまだ慣れていない可能性はありますが、ご紹介いただいた症状から、いくつかの可能性を考えてみましょう。獣医師のアドバイスも交えながら、一つずつ確認していきましょう。

1. 環境の変化へのストレス:新しい家への適応に時間がかかっている可能性

新しい環境への適応は、犬にとって大きなストレスです。 特に、ブリーダーさんの家から全く違う環境へと移動したばかりのチワワは、警戒心が強く、様子を伺っている可能性があります。 3日間ではまだ新しい環境に慣れるには短すぎる期間です。 まずは、犬が落ち着いて過ごせる空間を作ってあげることが重要です。

* **安全で安心できる場所を作る:** ケージやベッドなどを用意し、犬が自由に休める場所を確保しましょう。 落ち着ける場所があることで、安心感が得られます。 この場所は、犬にとって「自分の城」のような存在になります。
* **徐々に環境に慣れさせる:** いきなり広い部屋に出すのではなく、最初はケージの中や、限定された狭い空間で過ごさせて、徐々に部屋の広さを広げていくと良いでしょう。
* **無理強いしない:** 散歩や遊びを強要せず、犬自身のペースで環境に慣れていくのを待ちましょう。 焦らず、ゆっくりと時間をかけて接することが大切です。

2. 健康上の問題:病気やケガの可能性も考慮する必要がある

食欲不振や活動量の低下は、病気やケガのサインである可能性もあります。 特に、吠えない、散歩に行かない、おもちゃで遊ばないといった症状は、何かしらの不調を訴えている可能性を示唆しています。

* **獣医への相談:** 上記の症状に加え、元気がない、嘔吐や下痢がある、呼吸が苦しそうなど、他の症状も確認し、速やかに獣医に相談しましょう。 早期発見・早期治療が大切です。
* **健康診断:** まだ受けていない場合は、健康診断を受けさせることをお勧めします。 健康状態を把握することで、適切なケアを行うことができます。
* **寄生虫の有無の確認:** ノミやダニなどの寄生虫に感染している可能性も考えられます。 獣医に相談し、適切な駆虫薬を使用しましょう。

3. 過去のトラウマ:ブリーダーさんでの経験が影響している可能性

ブリーダーさんでの生活環境や、過去の経験が、現在のチワワの行動に影響している可能性も否定できません。 例えば、虐待やネグレクトの経験があったり、十分な社会化がされていなかったりすると、警戒心が強くなり、人間を信頼しづらくなることがあります。

* **ゆっくりと信頼関係を築く:** 無理強いせず、犬のペースに合わせて接し、少しずつ信頼関係を築いていきましょう。 優しく声をかけてあげたり、撫でてあげたりするだけでも効果があります。
* **ポジティブな経験を積ませる:** おやつを与えたり、褒めてあげたりすることで、良い経験を積ませ、人間への信頼感を高めていきましょう。
* **プロのドッグトレーナーに相談:** 必要であれば、プロのドッグトレーナーに相談してみるのも良いでしょう。 専門家のアドバイスを受けることで、より効果的なトレーニングを行うことができます。

4. 食欲不振の原因:新しい環境やストレスによるもの

新しい環境へのストレスや不安によって、食欲不振になることは珍しくありません。 少量しか食べないことについても、獣医に相談することが重要です。

* **食事の工夫:** 普段食べているフード以外に、嗜好性の高いおやつやウェットフードなどを試してみましょう。 少量でも食べられるものを与えることが大切です。
* **食事環境:** 静かで落ち着ける場所で食事をさせましょう。 他の犬や猫がいない場所を選ぶことも重要です。
* **食事時間と回数の調整:** 一度に多くの量を与えず、少量を何回かに分けて与えることで、食べやすくなります。

具体的なアドバイスと実践例

チワワと良好な関係を築くために、以下の点を意識してみましょう。

* 毎日同じ時間に食事を与える:ルーティンを作ることで、犬は安心感を覚えます。
* 散歩は無理強いせず、少しずつ距離を延ばす:最初は家の周りだけを散歩し、徐々に距離を伸ばしていきます。
* おもちゃで遊ぶ時は、犬が興味を示すおもちゃを選ぶ:様々な種類のおもちゃを試して、犬が最も反応するおもちゃを見つけることが重要です。
* 褒めて育てる:良い行動をしたら、すぐに褒めてあげましょう。
* 静かな時間と遊びの時間をバランスよく与える:犬にも休息が必要です。

事例: ある飼い主さんは、新しい犬を迎え入れた際に、最初は全く散歩に行こうとしなかったそうです。そこで、最初は家のすぐ近くを数分だけ散歩し、徐々に距離を伸ばしていきました。 また、おやつを与えながら褒めることで、散歩を楽しい経験に結び付けるように工夫した結果、今では喜んで散歩に行くようになったそうです。

専門家の視点:獣医師からのアドバイス

獣医師によると、「食欲不振や活動量の低下は、様々な原因が考えられます。 環境の変化によるストレスだけでなく、病気の可能性も考慮する必要があります。 少しでも心配な点があれば、すぐに獣医に相談することが大切です。」とのことです。

まとめ:焦らず、ゆっくりと信頼関係を築きましょう

8ヶ月のチワワの異様な大人しさは、環境の変化や健康問題、過去の経験など、様々な原因が考えられます。 まずは、犬が安心して過ごせる環境を整え、無理強いせず、ゆっくりと信頼関係を築いていくことが大切です。 そして、何よりも重要なのは、獣医への相談です。 専門家のアドバイスを仰ぎながら、愛犬との幸せな生活を築いていきましょう。

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