6畳の部屋で2つの水槽にCO2添加!ミドボンから分岐してCO2添加する方法と注意点

現在60センチ水槽と90センチ水槽をもっているのですが小型CO2ボンベを使っています。 現在は90センチのほうにしか添加していないのですが、はっきりいってすぐになくなり、 CO2代が高いなぁと感じます。なのでミドボンデビューをしたいなぁと思っていますが、 一つ問題があります。 90センチ水槽と60センチ水槽が少しはなれているのです。 6畳の部屋で2メートルほど水槽同士が離れています。 こんな状態でもミドボンから分岐させて両方にCO2添加することは可能でしょうか?

ミドボンから2つの水槽へCO2添加は可能?

結論から言うと、6畳の部屋で2メートル離れた水槽にミドボンからCO2を分岐して添加することは可能です。ただし、いくつかの注意点と適切な設備が必要です。小型ボンベと比べて初期費用は高くなりますが、ランニングコストを抑え、より安定したCO2供給を実現できます。

CO2添加システムの構成

ミドボンから2つの水槽へCO2を供給するには、以下のシステムが必要になります。

  • ミドボン(CO2ボンベ):高圧のCO2を供給するボンベです。容量が大きく、小型ボンベに比べて交換頻度が低くなります。
  • レギュレーター:ミドボンからの高圧CO2を水槽で使用できる低圧に減圧する装置です。圧力計がついているものがおすすめです。
  • 分岐器(マニホールド):ミドボンから2つの水槽へCO2を分岐させるための装置です。複数の出口があり、それぞれの水槽にCO2を供給できます。材質は耐久性のある真鍮製がおすすめです。
  • チューブ:CO2を水槽まで送るためのチューブです。耐圧性のあるシリコンチューブが一般的です。
  • 電磁弁(ソレノイドバルブ):タイマーと連動させてCO2の供給を自動制御する装置です。CO2の無駄を減らし、効率的な添加を実現します。
  • カウンター(オプション):CO2の供給量を計測する装置です。正確なCO2添加管理に役立ちます。
  • 拡散器:水槽内にCO2を効率的に溶け込ませるための装置です。様々な種類があり、水槽のサイズやレイアウトに合わせて選びましょう。

2メートル離れた水槽への配管方法

2メートル離れた水槽への配管は、チューブの長さを確保し、チューブの途中にクランプなどで固定することで、チューブのたわみによるCO2漏れを防ぎます。チューブは床に這わせずに、壁などに沿わせて配管することで、見た目も美しく、安全にCO2を供給できます。

注意点

  • レギュレーターの選定:2つの水槽に同時にCO2を供給するため、十分な流量を確保できるレギュレーターを選ぶ必要があります。水槽のサイズやCO2添加量を考慮して、適切な流量のレギュレーターを選びましょう。専門店で相談することをおすすめします。
  • チューブの接続:チューブの接続には、確実に接続できるよう、専用のチューブコネクターを使用しましょう。漏れの原因となるため、接続部分はしっかりと確認しましょう。
  • CO2の添加量調整:各水槽のサイズや植物の量に合わせて、CO2の添加量を調整する必要があります。最初は少量から始め、徐々に添加量を増やしていくのが安全です。pH計や水草の状態を観察しながら、適切な添加量を見つけることが重要です。
  • 安全性:CO2は高圧ガスであるため、取り扱いには十分注意が必要です。ボンベは直射日光の当たらない場所に保管し、子供の手の届かない場所に設置しましょう。万一、ガス漏れが発生した場合は、すぐに換気をし、専門業者に連絡しましょう。
  • 初期費用:ミドボンシステムは、小型ボンベに比べて初期費用が高くなります。レギュレーター、分岐器、チューブなど、必要な機器を揃える必要があります。予算をしっかりと立ててから購入しましょう。

専門家の視点:アクアリストからのアドバイス

アクアリストとして長年活動している経験から、ミドボンシステム導入は、複数水槽を管理する上で非常に効率的であると言えます。しかし、安全面と適切な管理が不可欠です。

  • 定期的なメンテナンス:レギュレーターやチューブの接続部分などを定期的に点検し、ガス漏れがないかを確認しましょう。
  • 専門業者への相談:システム構築やメンテナンスに不安がある場合は、アクアリストのいる専門ショップに相談することをおすすめします。的確なアドバイスを受けられるでしょう。
  • 安全第一:CO2は人体に影響を与える可能性があるため、安全対策を徹底しましょう。換気の良い場所で作業を行い、ガス漏れがないか常に確認することが重要です。

まとめ:ミドボンシステムで快適なアクアライフを

ミドボンシステムは、初期費用はかかりますが、長期的にはランニングコストを抑え、安定したCO2供給を実現できる効率的なシステムです。2メートル離れた水槽へのCO2添加も、適切な設備と配管方法で問題なく可能です。安全に配慮し、専門家のアドバイスを参考にしながら、快適なアクアライフを実現しましょう。

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