2階建て住宅の増築費用と3階建てへの改築:99㎡から広々とした住空間を実現する方法

2階建の増築費用について質問です。土地約28坪。建蔽率60%、容積率150%の土地に2階建ての木造戸建てを持っています。平成17年築です。今現在延べ床99平米あります。この建物を3階建てにする場合の費用の見積もりを教えて下さい。おおまかで結構です。住む人数が増える予定で、手狭になってきたので最初は屋根裏部屋をつくろうかと思ったのですが、全然足りないのでいっそのこと増築しようと思いました。過去に似たような質問をした方がいますが、費用まで踏み込んで回答を得たケースがなかったようです。当然ながら建築確認申請はちゃんとして法に従って行うつもりです。よろしくお願いします。

増築・改築費用のおおまかな見積もりと検討事項

99㎡の2階建て住宅を3階建てに増築する費用は、様々な要素によって大きく変動します。そのため、正確な見積もりを出すことはできませんが、おおよその費用と、費用に影響を与える要素を解説します。

増築費用に影響する主な要素

* **増築面積:** 3階建てにする際に、どの程度の面積を増築するのかが最も大きな影響を与えます。屋根裏部屋の改修とは異なり、本格的な増築となるため、床面積、壁面積、屋根面積が増加し、それに伴い費用も増加します。
* **構造:** 木造住宅の場合、既存の構造に合わせた増築が必要となるため、既存の構造材の状態や、増築部分の構造(木造、鉄骨造など)によって費用が異なります。既存の構造との整合性も考慮する必要があります。
* **仕上げ材:** 内装材、外装材のグレードによって費用は大きく変わります。高級感のある素材を使用すれば費用は高くなりますが、コストを抑えた素材を選択することも可能です。
* **設備:** 電気、水道、ガスなどの設備工事費用も必要です。増築部分に新たな設備を導入する場合は、その費用も考慮しなければなりません。
* **建築確認申請費用:** 法律に則って建築確認申請を行う必要があります。申請費用や設計図作成費用も考慮しましょう。
* **解体費用(必要に応じて):** 既存の構造の一部を解体する必要がある場合は、解体費用も必要になります。
* **地盤調査費用:** 増築によって地盤に負担がかかる可能性があるため、地盤調査を行う必要があるかもしれません。

おおよその費用感

上記の要素を考慮すると、99㎡の住宅を3階建てに増築する場合、最低でも500万円から1,000万円以上かかると予想されます。 これはあくまで大まかな目安であり、実際の費用は設計図を作成し、複数の業者に見積もりを取ってから確定します。 増築面積が大きくなればなるほど、費用は高額になります。 例えば、1階部分に増築する場合と、2階部分に増築する場合では、基礎工事の必要性や難易度が異なり、費用も変わってきます。

3階建てへの改築:屋根裏部屋との比較

当初、屋根裏部屋の改修を検討されていたとのことですが、増築と比較した場合、どのような違いがあるのでしょうか?

屋根裏部屋改修のメリット・デメリット

**メリット:**

* **費用が比較的安い:** 増築に比べて費用を抑えることができます。
* **工期が短い:** 増築に比べて工期が短縮できます。

**デメリット:**

* **居住スペースが限られる:** 屋根裏部屋は傾斜天井や低い天井のため、居住スペースが限られます。
* **断熱性・採光性が低い:** 屋根裏部屋は断熱性・採光性が低いため、快適な居住空間を確保するには工夫が必要です。
* **収納スペースが限られる:** 屋根裏部屋は収納スペースが限られる場合が多いです。

増築のメリット・デメリット

**メリット:**

* **広々とした居住空間が確保できる:** 十分な広さの居住空間を確保できます。
* **快適な居住空間を実現できる:** 断熱性・採光性も高く、快適な居住空間を実現できます。
* **収納スペースを増やすことができる:** 収納スペースを増やすことができます。

**デメリット:**

* **費用が高い:** 屋根裏部屋改修に比べて費用が高くなります。
* **工期が長い:** 屋根裏部屋改修に比べて工期が長くなります。
* **手続きが複雑:** 建築確認申請など、手続きが複雑になります。

費用を抑えるための工夫

増築費用を抑えるためには、以下の点に注意しましょう。

  • シンプルで機能的な設計にする:無駄な装飾を省き、シンプルで機能的な設計にすることで、材料費や工賃を削減できます。
  • 標準的な建材を使用する:高級な建材ではなく、標準的な建材を使用することで費用を抑えることができます。
  • 複数の業者に見積もりを取る:複数の業者に見積もりを取り、価格を比較することで、最適な業者を選ぶことができます。
  • DIYを取り入れる:可能な範囲でDIYを取り入れることで、人件費を削減できます。ただし、安全に配慮し、専門家のアドバイスを受けることが重要です。
  • 補助金制度の活用:自治体によっては、住宅改修に関する補助金制度があります。該当する制度がないか確認しましょう。

専門家への相談

増築を検討する際には、建築士や設計事務所、施工業者などに相談することが重要です。専門家のアドバイスを受けることで、最適なプランを作成し、費用を抑えることができます。 また、土地の条件や建物の構造などを考慮した上で、安全で快適な住空間を実現するための適切なアドバイスを受けることができます。

まとめ

3階建てへの増築は、費用が高額になる可能性がありますが、広々とした快適な住空間を実現できるメリットがあります。 費用を抑える工夫をしながら、専門家のアドバイスを受け、計画的に進めていくことが重要です。 まずは、複数の業者に見積もりを取り、費用感を確認し、ご自身の予算と照らし合わせて検討を進めてください。

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